里の家ファーム

無農薬・無化学肥料・不耕起の甘いミニトマトがメインです。
園地を開放しております。
自然の中に身を置いてみませんか?

砂糖の有害性

2017年11月23日 | 健康・病気

 

砂糖の有害性、業界団体が50年隠していた?

 でんぷんの炭水化物に比べ、砂糖は心臓に有害だとする研究発表が1960年代に出始めたが…

    朝日新聞デジタル 2017年11月22日

 砂糖の有害性、業界団体が50年隠す? 米研究者が調査

  砂糖の取りすぎの有害性について指摘しようとした研究を、米国の砂糖業界が50年前に打ち切り、結果を公表しなかった――。こんな経緯を明かした論文が21日付の米科学誌「プロス・バイオロジー」(電子版)に掲載された。業界が利益を守るために否定的な研究を隠すことで、長期間にわたり消費者をだましてきたとしている。

米カリフォルニア大サンフランシスコ校の研究者が、米イリノイ大などに保管されていた業界団体「糖類研究財団」(現・砂糖協会)の内部文書を調べ、明らかにした。

  論文によると、でんぷんの炭水化物に比べ、砂糖は心臓に有害だとする研究発表が1960年代に出始めた。懸念した財団幹部が68年、英バーミンガム大の研究者に資金提供して、ラットで影響を調べたところ、砂糖の主成分のショ糖を与えると、動脈硬化と膀胱(ぼうこう)がんにかかわる酵素が多く作られることが分かった。腸内細菌の代謝により、コレステロールや中性脂肪ができることも確認できそうだった。

  研究者は確証を得るため、研究の延長を求めたが、財団は資金を打ち切り、成果は公表されなかったという。70年の内部報告で、当時の幹部は「研究は業界にとって有益で意義のある情報を引き出すべきだ」と述べ、有害性を示唆した研究の価値は「無」だとしている。

  今回の論文について砂糖協会は「50年前の出来事について、推測と仮定をまとめたものだ」と批判。研究の存在は認めつつ、予算や期限が超過したため打ち切られたとしている。(ワシントン=香取啓介)

 

2014年11月22日の記事より

白砂糖に代わる甘味料

   ビーチ&ビキニより

白砂糖に代わる甘味料を比較してみた
白砂糖断ちを試みたことがないと、私たちの日常の食生活にどれほどの白砂糖が使われているかわからないもの。だから上記のような発言に至るわけですが、家の調理で白砂糖を使っていなくても、白砂糖は市販の加工食品なら、入っていないものを探す方が大変です。お菓子、ケーキ、調味料、ソース、飲料など、ありとあらゆるものに使われているので、いくら家で使っていなくても、そのあたりを気にしていなければ全く意味がないと言っても過言ではないでしょう。

とはいえ、甘味のない生活も味気なさすぎるというわけで、ではいったいどのような甘味料が一番体に負担がないのかを調べてみました。甘味料と言っても、天然のものから発がん性が疑われる合成甘味料まで、その種類は多種多様。今回は日本のスーパーで見つけられる代表的な甘味料を選んでみました。

まずは、改めて、白砂糖がなぜ良くないのかを簡単にご紹介。

<fieldset>白砂糖を避けるべき様々な理由
白砂糖とはにはグラニュー糖、上白糖、粉砂糖、ざらめ糖、氷砂糖、和三盆など。サトウキビ汁を各種薬品で化学的に高精製。カロリーだけで栄養価はない。三温糖やブラウンシュガーなどの茶色い砂糖類は、白砂糖にモラセスと呼ばれる、さとうきび汁から砂糖を結晶として取り出したあとの残り汁を吹き付けただけのものも多く、精製過程は白砂糖と同じ。
■成長ホルモンの分泌を妨げる
■癌細胞のエサとなる。
■コレステロール値を上げる
■血糖値を急激にあげる
■プロテイン、ミネラル、ビタミンなどの吸収を妨げる
■アレルギーを引き起こす
■糖尿病の要因
■湿疹、アトピーなど皮膚炎の要因
■DNAを傷つける
■子供の多動、不安を起こしたり、集中力の欠損の要因となる。
■感染症に対する防御力低下
■カルシウムの吸収を妨げ、骨粗しょう症の要因となる。
■血液ドロドロ</fieldset>


では、白い砂糖に代わる甘味料をご紹介します。

天然甘味料
メープルシロップ
カエデ樹液を濃縮したもの。はちみつよりカロリーは低く、ミネラル分は多い。ポリフェノールも少量含まれる。砂糖やコーンシロップにメープルシロップを3パーセント以下加えただけの製品や、ホルムアルデヒドや放射線で殺菌された製品もあるが、表示義務がないので消費者にはわからないのでご注意を。原材料が「メープルシロップ」だけのもの、オーガニックのものを選ぶように。

 

はちみつ
日本人にもおなじみのハチミツは、砂糖を混ぜた製品も多いので原材料チェックを忘れずに。市販のハチミツの多くは、液状にして保存期間を長くするために低温殺菌されており、はちみつ本来の栄養や酵素が壊されています。また、カロリー、甘さともに砂糖より割増。一方熱を加えていないRaw Honey、ローハニーは、抗酸化物質、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を豊富に含むスーパーフードだという説も。健康を保つには体を弱アルカリ性に保つことが重要だといわれますが、ローハニーは体内でアルカリ性に変わる性質を持つアルカリ性食品だとも言えます。ローハニーは固まりやすいのも特徴。ただボツリヌス菌が微量含まれていることもあるので、抵抗力の弱い2歳以下の幼児には、生の状態で与えないように。

黒砂糖
サトウキビが本来持つ栄養がそのまま残っているのが黒糖。蜜をそのまま煮詰めることと、製造過程で石灰を加えてアルカリ性にすることで、豊富なビタミンとミネラルはもちろん、抗酸化ポリフェノールなどを含む。(カルシウム、カリウム、ナトリウ、マグネシウ、マンガン、リン、亜鉛、鉄、銅、ビタミンB1やB2、ナイアシン、パントテン酸など) 黒い部分に含まれる「フェニルグルコシド」という成分には、糖の吸収を抑制する働きがあるも言われ、血糖値の上昇もゆるやか。漢方では月経痛や冷え症にも使われる。

アガベ
低GI食品として注目され、日本でも店頭に並び始めているのでご存じの方も多いのでは。アガベシロップはメキシコやアリゾナ州などの砂漠地帯で育つブルーアガベ(竜舌蘭)から絞ったものを加工した製品。血中のブドウ糖濃度を上げにくい健康食品として人気のアガベですが、実は最近では逆に健康に悪いという説もあるのでご注意を。というのも、アガベシロップは果糖であるフルクトースの割合が非常に多く、高いものではこのフルクトースが95%をしめる製品も。血中のブドウ糖濃度を上げないのは、なぜならほとんどが果糖だから。フルクトースは血中ではほとんど分解されず、血糖値を変化させることは少ないものの、直接肝臓に運ばれるため、肝臓へ大きな負担がかかります。

甜菜糖
北海道で栽培されている砂糖大根を原料とした甘味料。あっさりした甘味が特徴で、白砂糖の代わりに使っている方も多いのでは。白砂糖のように人工的な精製過程を経ていないので消化に時間がかかることから、こちらも低GI食品。体を温めオリゴ糖がおなかの調子を整える。ネガティブな情報はほとんどないので、日常的に使うならくせのない甜菜糖は料理などにはおすすめかと。ただ、アメリカでは、この砂糖大根=Sugar Beetは遺伝子組み換えされたものが非常に多いらしく問題となっているが、日本では甜菜は遺伝子組み換えの表示義務があるので、表示されていない国産品を選ぶように。

きび砂糖
黒糖より精製が進んだ、砂糖よりは精製されていないものの総称。カリウム・マグネシウム・カルシウムなどのミネラルは甜菜糖より含有量が多い。

 以上、日本のスーパーでみかける天然甘味料の比較でした。

一方カロリーゼロ!がうたい文句のダイエット人工甘味料ですが、どれも「人工」、口にする気もしない毒のため、特に比較はしませんが、以下、代表的な人工甘味料の原料名と製品名です。
スクラロース(SPLENDA)
サッカリン(Sweet’N Low)
アスパルテーム (NutraSweet/Equal)
アセルスルファムK (Sunette or Sweet One)

有名なのはサッカリンのスイートンローでしょうか。以前は「発がん性あり!」の表示がありましたが、最近はないみたいですね。先日、スターバックスコーヒーへ行ったら、グランデサイズの巨大なコーヒーに、迷わずピンクの袋に入った人工甘味料をドサドサ入れているお姉さんを見かけました。無意識に生活していると、悪気なく自分の体に毒を入れてしまうことになります。自然界に存在しない物質というわけで、消化酵素で分解されず腸からそのまま吸収され、「異物」となって全身をめぐり続ける。エネルギーにもならないから、カロリーゼロなわけですが、こういった人工的な異物はすべて肝臓に大きな負担をかけます。それだけでも食べない理由になる。

というわけで、個人的には、調理にはやはり国産の甜菜糖、もしくはハチミツが使いやすいかと。ただ、先にも述べたように、はちみつもローハニーがよさそうですね。白砂糖はまさにEmpty Calories、栄養ゼロなカロリーの塊。やめられるなら是非。