地球人のたわ言

日々の驚き、感じたことを書いてみます。

天の「落とし穴」

2017年06月03日 14時54分39秒 | 日記
  今までもう常識だと思っていたことが、ガラッと変わると、
「あらーッ、何事も断定的に言ってはいけないもんだなあ」
 
 「太陽の8倍以上もある大きな星は必ず超新星爆発を起こす」
と習いました。
 ところが、そうじゃないケースが見つかったというのです。
 
 なんと太陽の25倍もある星(2200万光年先)が、爆発もせず、ジワジワーッと弱っていって見えなくなったそうです。
 こんな大きな星は、さっさと燃えてしまって、ドッカーンと爆発して、あとにはブラックホールが残る、というのが「常識」です。
 それが爆発もせず、見えなくなってしまった、、、。
 
 ハッブル望遠鏡や赤外線天文衛星「スピッツァー」で捜したけど、星は見えなかったのです。
 つまり、光も電波も出さない「ブラックホール」になったってわけ。
 
 もともと学者の間では
「どうも、宇宙では計算結果より超新星爆発が少ない、なんでだ?」
という謎があったそうです。
 今回の発見によって、黙って静かに陰険に(?)ブラックホールになってしまう大質量星が、全体の1~3割くらいあるらしいということが分かりました。
 
 宇宙も、うかうか安心して、うろつけませんねえ、どこに落とし穴(ブラックホール)が隠れているか分かりゃしない。