「やくやく」は「わざわざ」や「ことさら」や「故意に」の意。
例文1
「やくやく いった だに るす だった」=「わざわざ行ったのに留守だった」
「やくやく いった だに るす だった」=「わざわざ行ったのに留守だった」
「やくやく あぶねー はし を わたらず とも いい に」=「わざわざ危ない橋を渡らなくとも良いのに」
「いそがしい ずらい に やくやく きて もらって わりいね」=「忙しいでしょうにわざわざ来てもらって」
「すてても いい よう な かさ を やくやく かえし に きて くれた だ か」=「捨ててもいいような傘をわざわざ返しに来てくれたのですか」
「かのじょ が おらー の たんじょうび に けーき を つくって やくやく もって きて くれた だい ね」=「彼女が俺の誕生日にケーキを作ってわざわざ持ってきてくれたのですよ」
例文2
※豊臣秀吉と伯母の会話
秀吉 「おばちゃん こんちわー。」
伯母 「おや ひでよし じゃー ねー か。 どうした だ。」
秀吉 「かあちゃん に たのまれて これ もって きた んね。」
伯母 「おーおー そりゃー やくやく とおい とこ
あるいて きて くれた じゃー ねー か。
さあー あがって おちゃ でも のんでけ。」
例文2の標準語(?)訳
秀吉 「伯母さん こんにちは。」
伯母 「おや秀吉ではありませんか。どうしたのですか。」
秀吉 「お母さんに頼まれたのでこれを持って来ましたよ。」
伯母 「おーおー それはわざわざ遠いところを
歩いて来てくれたのではないですか。
さあー 家に上がってお茶でも飲んでゆきなさい。」
判らないですね。
まさしくお国言葉ですね。
こちらでは、やくやくに相当する言葉は
私には思いつかないです。
わざわざしかやっぱり使わないですね。
いろいろ文献を見ているうちに何処かにヒントが隠されているかもしれません。
幼少の頃 4キロほど離れた親戚に行き缶入りのミツマメを食べるのが楽しみでした。