大分単身赴任日誌

前期高齢者の考えたことを、単身赴任状況だからこそ言えるものとして言ってみます。

今週の予定

2011-11-20 13:28:57 | 調査士会
このブログのプロフィール写真が変わったのに、お気づきでしょうか?

先日の「くにさきマラソン」のゴールシーンです。かねてより、愛媛の岡田さん(前愛媛会会長、現日調連副会長)のブログの写真が、颯爽と(に見える)マラソンを走っている写真なのを秘かに羨ましく思っていたので、すっきりと真似てみました。

マラソンへ向けての事前学習で、「ゴールシーンでは、グリコみたいに派手に手を上げるように」ということを読んでいたので、精一杯のポーズをとってみたのですが、手は上がりきらず、足は地面を離れておらず、なんとなくくすんだ感じがあって、「颯爽」とは言い難い感じです。・・・でも、ヨレヨレなりに満足、という感じが出ていて、自分としては、いいんじゃない?と思ってます。

話は変わって、今週の予定

22日(火曜)  正副会長+総務部長で、30日の理事会・支部長会へ向けて、規則類の検討、支部体制の問題に関する協議を行います。

規則については、「旅費規則」の改定(距離を基準に合理的なものにして、経費縮減)、ADR関係の規則制定を行うとともに、来年の総会へ向けて、比例会費の納入方法に関する会則の改正、役員選任規則の明確化、支部規則等の検討を行います。

支部体制については、先日の研修会で井上副会長から報告のあった検討を、具体化に向けてもう一歩進めたいと思っています。


25日(金曜) 日調連の「web研修」。 内容は、弁護士の講師による「民法総則」です。

この「web研修」は、方法としての「webを使った研修」の試行としてなされるものです。この方法については、全国規模での均一の内容での研修が確保される、という意味では大きな意味を持つものだと思います。もっとも、今回のものは、「e-ラーニング」のコンテンツ作成用のものを、「web研修にも利用する」というもので、必ずしも「同時性」を必要とするものでもありません。そうであれば、日調連において「e-ラーニング」という形態のほか、もっと原始的?な、「DVD配布」というような形態も含めて、全体としての「研修コンテンツの充実」に力を注いでいただけるとありがたいな、と思います。いずれにしろ、大分会における「研修の充実」は、あらゆる機会をとらえて追求すべきものだと思っています。できるだけ多くの方の参加をお願いいたします。

26日(土曜) 第3回境界鑑定講座。 今回は、「筆界特定事例」を踏まえての具体的検討、ということで準備されているとのことです。筆界特定制度創設以来6年が経とうとしており、大分でも100件以上の「筆界特定事例」が蓄積されています。この「蓄積」を単に数の上のものだけにとどめるのではなく、質的な蓄積として共有化することが必要なのだと思います。筆界特定に関わっている方はもちろん、これまで直接の関わりのなかった方も、「調査士としての共有化」を目指していただければ、と思います。









研修部会

2011-11-18 06:04:34 | インポート
昨日は、「研修部会」が開催されており、私も少し参加させてもらいました。

前半は、「研修実績のホームページ上での公開」という課題の検討のため、「広報部」との「合同部会」のかたちで、持たれました。

現在、大分会では、「CPDポイント」を、「公開に同意した者」に限って公開する、という措置をとっていますが、私は、これはきわめて不十分な、望ましくない形だと思っています。

このような形になってしまっているのは、「CPDポイント」というものは「個人情報」だ、という理解に基づいているようです。たしかに、「CPD」というものの枠内でものを考えると、それは任意的なものであり、「個人」にとっての有利(不利)情報という性格があって、その理解もあながち間違いではないのでしょう。

しかし、この「CPD」という形をとりつつ考えられていたことは、調査士法25条1項の調査士の「研修受講義務」、調査士会の「業務の改善進歩」のための「会員指導」の責務の実現、ということなのだったと思います。それを「CPD」という形で実現しようとしたところから、本来の目的が実現できない、変な形になってしまったのではないか、と思われるのですが、本来の目的に立ち返って考えれば、「個人情報」ではなく、「会の責務に関する情報」(=組織情報)として、きっちりと公開するようにしなければならないのではないか、と考えられます。そのようなものとして、その公開にかかわる具体的な問題を検討しています。

だいぶ、作業が進んでいるようなので、近いうちに具体的な姿を示せるのではないか、と思っています。


後半は、来年度の研修計画の検討です。前回の部会までに、大体の実施計画を立てたものを具体化しました。

来年度は、「全体研修会」を含めて、毎月、なんらかの研修が行われるように計画しています。

数年前の「規制緩和」の議論の中で、資格制度、特に業務独占資格制度が俎上に乗せられ、「原則廃止」の方向が示されつつ、とりあえず「存続」の結論に至ったのは、資格制度の中における業務の水準確保、そのための資格制度内における研修の確保、ということが大きな理由であったように思えます。土地家屋調査士の世界における「研修」の現状は、その際に求められたものとの関係で見ると、はなはだ弱いように思えます。このことは、他資格との比較(まずは、お隣の司法書士会との比較)でみると、はっきりするでしょう。この弱さ・遅れを取り戻さなければなりません。

研修計画については、その内容がある程度固まった時点で、できるだけ早く明らかにする予定です。現時点で言えるのは、「来年は、毎月研修会がある」ということですので、その心構えだけでも、お願いいたします。


宮城会鈴木会長の提言

2011-11-17 18:52:08 | 調査士会
宮城県土地家屋調査士会の鈴木会長のことは、今年の8月に研修会に来ていただいたので、皆さんもご存知のことと思います。

鈴木さんは、2年半前に宮城会の会長になれれてから、ずーっとブログを続けておられます。(http://fermatadiary.blogspot.com/)

私も、調査士会の会長として、随時必要な情報を提供していく姿勢に学ぶべき、と思い、こうしてブログでの情報伝達を始めました。性格的に、鈴木さんのような緻密性がないので、だいぶ毛色の違うものになってしまっていますが、私としては、学ぶべき先輩として、尊敬の念をもって鈴木会長のブログを読ませてもらっています。

鈴木会長の今日のブログで、「14条1項地図の位置づけの変更」の「提言」がなされています。是非、読んでみてください。

3月11日の地震によって、大きな地殻変動があり、土地が大きく動き、境界点間の相対的な位置関係が変動した現実の上で、、震災によって誤差が大きくなったものと思われる「地図」=不動産登記法の「14条1項地図」として登記所に備え付けられている「地図」を、「14条4項」の「地図に準ずる図面」に変更する措置を取るべき、という提言です。

震災の現実を踏まえて、機動的な対策をとるべきであることは、ありとあらゆる領域・課題に及んでいるのだと思います。「前例」にとらわれることなく、必要なことを必要なだけ行う、という姿勢がとられなければなりません。被災地の現実を踏まえた、この提言を実現するよう、関係諸機関が、真摯な検討、果断な実行を行っていただくよう、私も強く希望します。

また、このことを通じて、「14条1項地図」というものそのものについて、予断を持たない検討をおこなうべきなのではないか、とも思っています。

「14条1項地図」は「現地復元性のある地図」なのだ、と言われています。しかし、そうなのだろうか?というのが、私には疑問です。そんなことは、不動産登記法の14条には書いてはありません。「地図」に、そのような性格をもとめるべきなのか?ということを考え直すべきだと思います。土地が、「不動産」と言われるように「不動」なものだと考えられていた「常識」という前提が崩れたうえで、不動産登記制度上の「地図」というものを、もう一度根底から考え直すべきなのだと思います。

もちろん、そのような、根本的な検討の結論が出ない段階においても、現実的な喫緊の問題として、「14条4項」の「地図に準ずる図面」への変更、という措置はとりうるわけですから、「とりあえず」ではあれ、必要な措置をとっていただきたいものだと思います。


話は変わって、鈴木会長は数日前(11月13日)に、別の「提言」もしているので、そちらも紹介させてもらいます。

「気仙沼つばきマラソン」について、です。

「気仙沼つばきマラソン」は、毎年4月に開催されるマラソン大会で、今年は震災のため、中止になってしまいました。来年、「29回大会」を企画していたのですが、復旧工事の進捗状況から「無理」と判断されて、来年の大会も中止が決定されたそうです。

そのうえで、再来年、「第30回大会」を「復興記念大会」として位置付けて、その開催に全力で取り組む、ということが決定されたのだそうです。

鈴木会長は、「再来年の第30回「復興記念大会」に皆で参加しませんか」と「提言」しています。おそらくは、宮城会の方々への呼びかけで、私には関係ないのかもしれませんが、遠くから勝手に答えて、再来年、気仙沼に行きたい、と思っています。



境界ADRの設立へ向けて

2011-11-16 08:37:54 | 調査士会
昨日、ADR委員会を開催して、「境界ADR」=境界紛争解決センターの設立に伴う諸問題についての協議を行いました。協議は、委員の諌本さん、佐藤さん(このお二人は前の日の業務部会に続いての会議です。お疲れ様です。)、松永さんんに、広報部の是永さん、川合さんも加わっていただいて行いました。

先日の研修会でもお話ししたように、今年中には弁護士会との協定締結がなされ、形として「設立」の運びとなる予定です。その後、調査士法3条1項7号の「指定」の手続きを行い、それが整った段階(来年2月を目途)には、調査士会の認定調査士による相談受付機能を稼働できるようにしたいと思っています。また、その時期に合わせて、広く県民にもお知らせし、境界問題を抱える県民の期待に応えられるよう体制をつくっていきたい、と思っています。昨日の委員会では、そのおおまかなスケジュールを確認するとともに、各自の役割分担を決めました。

要するに、来年2月、「境界ADR」「相談センター」の実質的稼働と広報活動に重点的に取り組むこととしました。今後、これらの業務に関与される方のあらためての募集や、さまざまな形での協力依頼があることと思います。よろしくお願いします。


ランニング格言集③-初マラソンの教訓篇その1

2011-11-15 05:44:13 | インポート

一昨日の「くにさきマラソン」、何はともあれ無事終了してホッとしています。足腰の痛みも、昨日の午後からはだいぶ薄らぎ、歩行スタイルも普通の人類と見分けがつかないくらいになっています。

ちょっと落ち着いたところで、初マラソンの「総括」を踏まえての「ランニング格言」(と言うほどにまとまってないのだけど)です。

まずは、結果として「歩いても完走」できたし、タイムも「ど素人ランナー」にとって憧れの(ちょっと言い過ぎ)5時間以内で、多くのマラソン大会で設定されている「制限時間」内に入ったので、一応今後「ご趣味は?」と聞かれたときに「マラソンを少々」と答える資格を得られた(と勝手に解釈)ので、全体として「よかった」とは言えるのでしょう。

でも、後半の失速、と言うかとにかく足が痛くてまったく動かない状態と言うのは、非常に屈辱的でした。その上での「今後の教訓」です。

まず、絶対的な問題として「フルマラソンを走るだけの準備(練習)ができていたのか?」ということがあります。本来的には足りなかったのでしょう。・・・でも、これはこれでいいのかな、とも思います。人間少しは(時にはかなり)背伸びをしてみないと、新しい境地には至れないように思えるので、これはこれでしかたないな、と思いつつの「反省」(してないような反省)です(「背伸び」という表現は松岡日調連前会長の表現を借りています。この「背伸び」の必要性への理解の仕方、その実現度合というところに、今の日調連・調査士界の抱える課題があるように思っています・・・・が、まぁ、それはともかくとして・・・。)

もう少し具体的なところでの「準備不足」もあります。「くにさきマラソン」のコースは、「基本的には平坦だが一部登りがある」と書いてあるものをどこかで見た記憶があったのですが、はっきりとコースを確認することなく走りはじめました。たしかに13㎞地点くらいから登り坂になって、山から吹き降ろす風に向かって4㎞くらい登らなければなりません。「これはきつい」と思いつつ、折り返すと下り坂です。「あーこれで登りが終わった」と思ってホッとしていたら、そのあとの20㎞地点から、はるかにきつい登り坂がありました。ここで心が折れました。走るのを断念して歩くことになり、以後の辛い道程が始まります。全体的な「走力」が足りないので、もしも事前にこの登り坂のことを知っていたとしても、結果は同じだったかもしれません。でも、長距離を走る場合の「精神的要素」というのはかなり大きいような気がするので、あらかじめ「この坂に備えよう」と思っていたら、結果はもう少し違ったかな、とも思うわけです。調査士的に言えば、「事前調査が大切」という教訓です。

もう一つは「事前調査」が生きた場面。大会前に読み漁っていた「マラソンブログ」の中に、今回の私同様、30㎞過ぎ(私より遅いけど)から足が痛くて動かず、1㎞ずつを数えながら、ようやくゴールにたどり着いた、という話がありました。25㎞くらいの、本当に苦しかったところで、この話を思い出し、とにかく一歩ずつ足を前に運んで、とりあえずの目標として一つ先の「㎞表示」のところまでたどり着こう、それを重ねて行けばやがてゴールに行き着ける、あのブログの人だってちゃんとゴールまでたどり着けたのだから、と考えました。視線も前に向けるのではなく、とにかく一歩前だけを見るようにします。一般的な姿勢としては、前方の遠い目標を見据えて進むべきなのだと思いますが、非常に苦しい局面においては、このように「とにかく一歩ずつ前へ」ということもありうるのかな、と思いました。

その他、まだ言いたいこともあるような気がするので、とりあえず「その1」の連載スタイルにしましたが、続きがあるかどうか・・・?