大分の土地家屋調査士ブログ

「土地家屋調査士の業務と制度」を中心に、それに広い意味で関連する様々なことについて一人の人間として思うところを書きます。

今週の予定

2013-09-30 05:52:24 | 調査士会

今週の予定  

10.3-4(木-金)  日調連第3回理事会

10.4(金)  理事会終了後に、「第1回制度対策戦略会議」を開きます。新執行部ができて3カ月余が経ちました。日々の会務に追われながら、ようやく体制ができてきたところですが、戦略的な方向性というところでは、十分な手当てができてきたとは言い難いところです。しっかりとした議論の中で、組織としての戦略的方向性を明らかにしていくようにしたいと思っています。

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筆界特定制度の運用―費用の問題

2013-09-27 08:50:08 | 表示に関する登記

某県の知人の調査士から筆界特定手続きのなかにおける「測量費用」の問題についての報告・相談を受けました。

彼が代理人を務めている筆界特定手続きにおいて、十分な調査・測量をおこなったうえでそれらを提供して申請しているにもかかわらず、手続きの中における「測量費用」として「50万円」を予納するように、との話があった、ということです。しかも、「測量内容」は、申請人代理人の提出した測量成果の「点検」だということであり、「手続きの過程で測量費用が必要になるのだから、代理人はあまり測量などしない方がいい」というようなことまで言われているそうです。

もしも、このような運用がおこなわれることが常態となってしまうようなことがあるとすれば、制度そのものがダメになってしまうような、そういう問題を孕むことであるように思えます。

そこで、筆界特定制度とその中における「測量費用」の問題について、少し考えてみることにしたいと思います。

まずは、一時期「はやい、安い、うまい」という牛丼のようなスローガンが筆界特定制度について使われることがあり、これにはあまり私は賛同できないのですが、「安い」=国民の費用負担の軽減については、私たち土地家屋調査士の関与を含めて、従来の手続きに比べて優位性を持っているだろうし、その運用が適切になされるべきなのだと思います。

  この点については、筆界特定制度の創設にあたっての国会付帯決議において、「筆界特定制度において申請人が負担する申請手数料及び手続費用については、筆界の有する公共性にかんがみ、国民に過大な負担を強いることのないよう、公費負担を含め、十分な検討を行うこと」とされていますし、法務局の筆界特定のリーフレット(Q4)でも、筆界特定制度の特色として、筆界特定制度を活用することにより,裁判よりも迅速にトラブルを解決することができ,費用負担も少なくてすむ、とされているのであり、運用にあたっては、このことを踏まえての運用に心掛けるべきだと思われます。<o:p></o:p>

もうすこし具体的に言うと、法務省民二第2760号平成17126日民事局長通達89(1)ウにおいては、「申請人又は関係人その他の者から測量図の提供があった場合において、現地と照合し、現況把握調査における測量結果に代わるものと認められるときその他現況を把握することが可能な図面が存在するときは、ア(現地の測量)を要しないとされています。

その解説(『平成17年 不動産登記法等の改正と筆界特定の実務』登記研究編集室編 テイハン)において、「筆界特定の申請時又はその後において、申請人又は関係人その他の者から測量図その他の図面があった場合において、これを現地と照合し、現況把握調査における測量結果に代わるものと認められるとき、(中略)現況把握調査のための測量を要しないとされている。例えば、土地家屋調査士が代理人となって筆界特定を申請する場合には、申請にあたって代理人があらかじめ対象土地について測量を行い、現況把握調査に代わる図面の作成を行うことが考えられる。とされています。

これらは、筆界特定制度を設けた趣旨から当然にでてくる運用方針であると思えますし、ごくごく常識的なあたりまえのこととさえいえるようなことだと思われます。

 

このようなことから、法務局の筆界特定のリーフレット(Q6)では、手続を迅速に進めるため,お手持ちの資料をできるだけ提出していただけると助かります、として申請人等関係者からの資料提供を促し、それらを有効に利用することによって、迅速で低負担な手続きの実施を求めているのだとおもえます。

要するに、申請人・関係人において必要な資料を提出した場合には、その事項に関して手続過程で別の費用を必要とさせないような運用を行うことが求められている、ということです。<o:p></o:p>

相談のあった件においては、代理人が測量した基準点測量成果、周囲境界標等の座標データ及び測量点の写真の提供がなされている、ということですから、、筆界特定手続の中で別途の費用(測量費用の予納の費用)を発生させないような運用が求められている、と考えるべきでしょう。 

もちろん、申請人から測量成果の提供があったからと言って、筆界調査委員や筆界特定登記官が、それを無前提に正しいものとみなすようなことをするべきだと言っているわけではありません。その点検はしっかりと行うべきです。それは、筆界調査委員なり補助職員なりのところでやればいいことです。測量能力のある筆界調査委員が選任されて事件の調査にあたっているのには、こういうことができるから、ということもあるのでしょう。

また、もしも申請人の提供したデータでは不足がある、というのであり、なおかつそれが筆界調査委員などにおいて測量するのには過大であったりして困難である、というのであれば、まずは申請人代理人に対して追加の資料提供を求めるべきです。それが不能であるところで、はじめて「測量費用」に関する問題が出てくる、と考えるべきなのだと思います。

筆界特定制度は、その創設から7年半余が経過し、これまでは相応の成果を残してきた、と言えると思います。しかし、その上での「馴れ」が「慢心」につながってしまうようでは、制度そのものの意義を疑われるようなことにもなりかねません。一つ一つの手続きの中における適正な実施、ということを、私たち土地家屋調査士も制度を支える者の一人として注意してみていく必要があるのだとあらためて思いました。

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今週の予定と大分リレーマラソン報告

2013-09-24 04:45:17 | 調査士会

今週の予定

9.25(水) 大分会常任理事会

9.27(金) 日調連業務部会   「調測要領」の改定問題、「93条調査報告書」様式の改定問題などを中心に、10月の理事会、全国会長会議へ向けての整理を行う予定です。

報告

昨日、「大分リレーマラソン」があり、大分会の有志メンバーで参加しました。記録は、3時間8分30秒。去年より20分程速くなっています。

終了後の「反省会」で、来年は、4月の「巌流島」、5月の「別府」を山口会ランニング同好会との「勝負」の場にすること、9月(?)の「大分」には「ファミリーチーム」を含めた2チーム(以上)で参加すること等を決めました。参加希望の方は、ご連絡ください。

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広島で

2013-09-21 09:57:57 | インポート

広島会の研修会にお呼びいただき、広島に入りました。

朝、少し風邪気味か、という感じもあったのですが、せっかく広島に来たので、散歩がてらに平和市民公園周辺を走ってみました。

まずは立派な都会の街並みを見ると、戦後の広島の(日本の)復興の力強さを実感します。そして、街並みを抜けた緑の中に68年の時間を止めたように原爆ドームがあります。この対比が、戦争の悲惨、核兵器の残酷さをより一層強く感じさせます。

同様の悲劇を繰り返さない、ということは、まさに「絶対的」な課題だという思いを新たにしました。最近は、「絶対的平和主義」ではダメなのだ、という風潮が強くなっているような気がしますが、「絶対」の課題というものもある、ということをあらためて考えておく必要があるのだと思います。

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走ってきました

2013-09-18 08:55:59 | インポート
昨晩は東京に入って寝るだけだったので、今朝、早起きして「皇居ラン」をしてきました。道に迷いながら皇居にたどり着いて帰ってくるまで約10km。とても清々しい朝で、気温も湿度もちょうどよく、大分で走る時より30秒/kmくらい速く走れた感じです。

日調連の役員になって東京によくくるようになって3ヶ月。ようやく初の「東京ラン」です。これを皮切りにどんどん走っていかなければならない、と思っています。

走るのは、実際のランニングだけではなく、会務においても実現していかなければならないことです。この3ヶ月、「偉そうなこと言うわりには(本人としてはそのつもりはないんですけど)、たいしたことしないな」と思われた方もいるのではないか、と思います。実際問題、そうです。3ヶ月間、じっくりと様子を見ていました。言わば「診断」の時期だったのだと思っています。

いろいろなことがわかってきました。そうなのだろうな、と思っていた通りのことがさらに具体的にわかったり、思ってもいないようなことがあって、自分自身の洞察力不足を痛感したり、とりあえず自分自身の中に取り込むべき初期的な情報は揃ったような気がしています。これからは、これらを分析して、実際の活動に活かして行く時期に移行していかなければなりません。

皇居のまわりを走る回数に比例して、会務にも目覚しい変化が起こせるようにしていかなければ、と自分に言い聞かせています。

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