そらみつ みそら file  ~To Provide You With Unity~

こころとからだについて、気がついたことを書いていきます。
『』の中の言葉は、見えない世界から伝わってきたものです。

「換氣」ワークショップ第一回 2

2022-12-02 11:02:00 | 癒しの手法
ワークショップ後半は人を相手にしてのヒーリングの練習。
ヒーリングする側としてもらう側に分かれて実践してもらう。
今回も、まずは僕がケアするべきポイントを提示する。
施術者には、そこのポイントに手をやった時にどう感じるか、周りの部位と比べてどう違うか、丁寧に感じてもらう。
その感じ方はそれぞれの固有の体験だ。
僕の場合は自分の体内の同じポイントがその人の感覚通りに疼き、相手に手をやってみれば自然にある位置で固定される。
今日の参加者からは、
「ビリビリする」
「そこだけ冷たく感じる」
などの意見があった。
そこで、体内感覚を自分向けの換氣と同じく、呼吸を通じて細かに操作していく。
慣れてくれば身体の姿勢はあまり気にしなくて良くなるが、今日は上半身を崩さずに軸を保ってもらった。
その方が呼吸感覚をきれいに拾いやすい。

楽になったかどうかの自己申告と、施術者の体内感覚を照らし合わせる作業は、感覚が起きた瞬間にもう少ししっかりしたら良かったと反省している。
「今抜けた」
という感覚の瞬間が施術者、被施術者ともに一致していれば、それが信頼できるものだと自信になる。
そこまでは厳密にみなかったものの、彼女たちの手は自然に他の部位へ移動していたから、おおむね成功していたようだ。
寝ている人たちは、暖かくなったり部位が緩んだりしたのを口々に伝え合っていた。

換氣の感覚は自分向けでも相手があっても有効に作用させられる。
気を練って上達しようとしなくても、夜寝るときや昼ちょっと横になるときなど寝転がった時間を利用して、自分の身体と対話しながら毎日数分ずつ行っていけば、積み重ねで上手になっていく。
身体の不調を改善するばかりでなく、自分の意識をうまく統制して、精妙な世界に入り込んでいく成果も一挙に得られることに目を向けてほしい。
そして気持ちが前向きにスッキリすることも実感してもらいたい。
コメント
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