夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

ライアン・ゴズリング、2本。

2012年04月25日 | 映画(番外編:映画とこの人)
以前からの優男風の見た目に変わりはないけれど、
『ラブ・アゲイン』(2011)以降は脱いでもスゴイ色男。
主演作2本が終映間近なので、慌てて観に行きました。

まずは『ドライヴ』。
前述の『ヘルプ 心がつなぐストーリー』を観たあと、
自宅に車を置いて電車を乗り継ぎ心斎橋へ。
心斎橋シネマートの16:30に回に駆け込み、
18:15に終わったらダッシュで18:30からの“女子会”へ。(^o^)

彼が演じるのは寡黙な自動車の修理工。名前もなく、ただ、ドライバー。
卓越したドライビングテクニックを持ち、カースタントマンとしても活躍。
夜には強盗を逃がすという闇の仕事も請け負っている。
ある日、同じアパートの隣室に暮らすアイリーンとその幼い息子に出会い、
服役中の彼女の夫スタンダードに代わり、時間を過ごすように。

ほどなくして出所したスタンダードは、
刑務所で多額の借金をつくり、良からぬ筋から返済を迫られる。
アイリーンにそれを打ち明けるなんてもってのほか。
強盗を強要されて困り果てているスタンダードを見たドライバーは、
アイリーン母子のために、スタンダードのアシストを引き受けるのだが……。

静けさのなかに見える激しさ。静かに、めっちゃハードボイルドです。
殺人シーンは想像以上に血まみれで残酷でしたが、
一匹狼のドライバーの穏やかで哀切な表情が狂おしいほど。尾を引きます。
ちなみに本作ではライアン・ゴズリングもキャリー・マリガンも脱ぎません。(^^;

もう1本は『スーパー・チューズデー 正義を売った日』。
ジョージ・クルーニーがメガホンを撮った話題作ながら、
1日1回の上映となった平日18:50の回、客は私ひとりの貸切状態でした。

ペンシルヴェニア州知事のマイクは、民主党予備選の最有力候補。
オハイオ州予備選をモノにすれば、大統領となることが確実。
そんな彼の選挙キャンペーンを支えるのは、
ベテラン参謀のポールと若き広報官スティーヴン。

スティーヴンは30歳にして誰からも一目置かれる存在。
敵陣営から引き抜きを仕掛けられるが、
その事実をスティーヴンはポールに言えずにいた。

そんななか、選挙スタッフの美人インターン、モリーと親密な仲に。
ある夜、モリーの携帯に着信があり、スティーヴンは衝撃の事実を知る。

予告編を観たときは、スティーヴンとモリーの関係が
選挙キャンペーンを困窮事態に陥らせるのかと思っていましたが、
そんななりゆきだったらつまらない。
もっと酷いなりゆきで、政治家って、選挙って……とビビりました。

ちなみに、バーで食べたとされる鶏は、字幕ではチキンとなっていましたが、
実際の台詞ではバッファロー・ウィングと連呼されていました。

ネット予約して行ったものだから、端の席に。
なんで貸切状態なのに端っこに座っているのでしょう、私。

両作品ともライアン・ゴズリングの魅力を堪能できます。

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