夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ズートピア』〈字幕版〉

2016年05月02日 | 映画(さ行)
『ズートピア』(原題:Zootopia)
監督:バイロン・ハワード,リッチ・ムーア
声の出演:ジニファー・グッドウィン,ジェイソン・ベイトマン,イドリス・エルバ,
     ネイト・トレンス,J・K・シモンズ,ジェニー・スレイト他

前述の『映画 クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』の後、
TOHOシネマズ西宮で2本ハシゴの2本目。
ほんとは家から近い梅田で2本とも観たかったけれど、
本作の字幕版を観ようとすると西宮かなんばしかなく。

ウサギのジュディは幼い頃から警察官になるのが夢。
そんなジュディを両親は心配するが、みごと警察学校を首席で卒業。
配属先となったのは、すべての動物たちが暮らす楽園ズートピア。
地元の田舎を離れ、ジュディはズートピアでの生活を始める。

初出勤の日、意欲満々のジュディに対し、
小動物のウサギに警察官が務まるはずなどないと周囲は冷たい目。
現在ズートピアでは14件もの連続行方不明事件が発生中。
同僚たちがそれに関連する捜査を次々と言いつけられるなか、
ジュディが命じられたのは駐車違反を取り締まれというもの。
凹みつつも駐車違反切符を切りまくっていると、
詐欺師のキツネ、ニックのよからぬ行動を目撃する。

そうこうしているうちに、ジュディにも捜査に参加するチャンスが巡ってくる。
しかし、ジュディのことをまるで当てにしていない署長は、
48時間以内に行方不明の人物を探し出せと言う。
しかも探し出せなかった場合は辞表を提出せよと。

困り果てたジュディは、この街を知り尽くしているニックに協力を要請。
渋るニックをなかば脅してつきあわせることに成功。
こうしてジュディとニックは捜査を開始するのだが……。

動物みんなが暮らす楽園といっても、そこにはステレオタイプが存在します。
ウサギといえば小さくて非力、警察官になんぞなれるわけがない。
キツネといえばずるがしこい、信用すればろくなことがない。
そんな先入観をくつがえせずに苦しんでいたのはジュディもニックも一緒。
むしろジュディよりも辛い思いをしてきたニックは、先入観をくつがえすことに疲れ果て、
そんな奴だと思われるならそう生きてやると誓っていました。

人間とて同じこと。
先入観があるから楽な場合もあれば、悲しい思いをすることもしょっちゅう。
本作も“クレしん”と同じ、大笑いさせられて、やっぱり泣かされます。

もしも「1ヶ月フリーパスポート」をつくったら、日本語吹替版も観てみたいですね。
シャキーラの歌もお楽しみください。

関わった人が多いんだから仕方ないけれど、それにしてもエンドロールが長すぎる。
エンドロール終了後のお楽しみは何もないから、これはすぐに席を立ってもいいかも。(^^;

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