夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『笑う招き猫』

2017年05月11日 | 映画(わ行)
『笑う招き猫』
監督:飯塚健
出演:清水富美加,松井玲奈,落合モトキ,荒井敦史,浜野謙太,前野朋哉,那須晃行,
   中西茂樹,諏訪太朗,岩井堂聖子,角田晃広,菅原大吉,岩松了,戸田恵子他

前述の『メットガラ ドレスをまとった美術館』とハシゴ。
同じくシネ・リーブル梅田にて。

大好きな山本幸久の同名小説が原作。
いつぞやご紹介した酒飲み書店員大賞の第2回大賞受賞作です。
映画化が嬉しくて観にいく気満々だったところへ、清水富美加の引退騒動。
出家するって、なんだそりゃ。
何を信仰するのも個人の自由ですが、何もかもが嫌だったみたいな発言をされると、
せっかく可愛くて演技も上手い女優さんだったのに、悲しい。
ケチがついたから観んとこかと思ったけれど、まぁ観ておくかと。
観終わって、“変態仮面”よりも彼女が良かっただけに、さらに残念。

27歳の漫才コンビ、ヒトミ(清水富美加)とアカコ(松井玲奈)。
芸歴5年でいまだブレイクのきっかけはつかめず。
たいして面白くもない先輩漫才師コンビの金田と平田(なすなかにし)との差は広がる一方。

ヒトミは漫才を始めるにあたり、勤めていた会社を辞めたから、
今はフリーターの身で弁当屋でバイト。
結婚を約束していた恋人がいたが、最近向こうの浮気が発覚して破局。

アカコの実家は裕福で、仕事をせずとも金には困らない。
どこでそんなに集めたのか、500個もの招き猫コレクションを路上で売り、
ぞれが全部売れたあかつきには何かが変わるはずと信じている。

河原で漫才の練習中、土手に置いていたヒトミの自転車を
通りすがりの中学生・慎太(犬飼直紀)が盗もうとする。
寸前で引っ捕まえたところ、どうやら慎太はいじめに遭っていて、
自転車を盗んでくるように命令された様子。
正義感の強いアカコは、悪友の真吾(落合モトキ)や洋次(荒井敦史)と共に慎太を叱咤激励。
慎太も笑顔を見せるように。

一方、仕事のほうは相変わらずで、先輩コンビのライブに前座で出演予定。
ところがTV出演ばかりだった金田が久々の舞台でパニックを起こし、客にキレる。
窮地を救ったヒトミとアカコに以降仕事が舞い込むように。

そんな折り、ヒトミのもとへ元彼から連絡があり、
売れないままくすぶっているよりは結婚すべきかと考えるようになるのだが……。

原作を読んだのがずいぶん前なので、詳細は覚えていません。
おそらく映画版もその流れをきちんと組んでいると思うのですが、
慎太の話などはその後の展開にはほぼ関係なく、
映画版ではいっそ切ってしまったほうがよかったような。

こういう漫才や落語が出てくる映画、特に漫才の場合、
致命的なのが、「笑えない漫才」だということ。全然面白くない。
これは上方漫才かそうでないかというのもあるのかもしれないけれど、
大阪人にはまったく面白いと思えないんだもん。
観客の笑い声もただただわざとらしい。
漫才じゃないシーンではちょこちょこ笑いました。

ヒトミとアカコの大学時代の友人役、浜野謙太前野朋哉
ふたりのマネージャー役の角田晃広、プロダクションの社長役の岩松了
ヒトミの両親役の菅原大吉と戸田恵子はとてもよかったです。

悪い映画じゃありません。むしろ良かった。
だけど私は、漫才がホンマにおもろい映画を観てみたいんだ〜!

あ、富美加ちゃん、乳揉まれるシーンや脱いで背中を見せるシーンがありました。
こんなんも嫌やったんかなぁ。(T_T)
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