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『ソー:ラブ&サンダー』〈IMAX3D版〉

2022年07月13日 | 映画(さ行)
『ソー:ラブ&サンダー』(原題:Thor: Love and Thunder)
監督:タイカ・ワイティティ
出演:クリス・ヘムズワース,クリスチャン・ベイル,テッサ・トンプソン,ジェイミー・アレクサンダー,
   ラッセル・クロウ,ナタリー・ポートマン,クリス・プラット,ポム・クレメンティエフ他
声の出演:タイカ・ワイティティ,ブラッドリー・クーパー,ヴィン・ディーゼル他
 
109シネマズ箕面にて、IMAX3D字幕版を鑑賞しました。
3D上映には執着がないのですが、2D版の上映時間が遅かったので、早く帰るために3D版を選択。
 
“マイティ・ソー”シリーズの4作目。
と言われても、3作目の公開が2017年で、2作目は2013年、1作目は2011年と、10年以上前のこと。
間に“アベンジャーズ”シリーズが何本も入っているし、
本作は“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”シリーズの面々も出ているから、
もう何がなんだかさっぱりわかりません。
わからなくてもなんとかなるのがスーパーヒーローものってことなんですかね。
 
動物もいない、植物も育たない、水もない、砂漠のような惑星で娘ラブと共に生きるゴア。
干上がりそうになっていた親子に神は救いの手を差し伸べることなく、ラブはゴアの腕の中で息絶えてしまう。
悲しみに暮れるゴアの前に現れたのは、緑に包まれた楽園のような場所。
足を踏み入れてみると、そこではゴアが崇める光の神が饗宴を開いていた。
 
助けを求めているのに光の神は嘲笑するばかりで、絶望するゴアに悪の声が届く。
その声に従ってゴアは光の神を殺害し、残る全宇宙の神をすべて殺して殲滅することを誓う。
 
“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”の面々と一緒に地球を離れ、
宇宙で自分探しの旅を続けていたソーの前に、このゴアが現れる。
さらには、元カノのジェーンがなぜか新生マイティ・ソーとなって目の前に。
 
どうやらジェーンは末期癌に冒されており、延命の方法を模索していたところ、
かつてソーが使用していたムジョルニア(全能の鉄槌)を手に入れることができたらしい。
ソー顔負けの強さを見せるジェーンとソー、アスガルドの女戦士ヴァルキリー、
ソーの友人で全身が岩でできているコーグらは、協力してゴアを倒そうとするのだが……。
 
ソー役は言うまでもなくクリス・ヘムズワース。ジェーン役も言うまでもなくナタリー・ポートマン
ヴァルキリー役のテッサ・トンプソンがすごくカッコイイ。
情けないのはゼウス役のラッセル・クロウで、普通、ここまでブヨブヨになりますか。
まったく、たるんだ腹のイーサン・ホークどころじゃありません。太りすぎだよ、ラッセル。
 
ゴア役のクリスチャン・ベイルが凄まじい。タイプじゃないんですが、やっぱり上手いですねぇ。
最愛の娘が死ぬかというときに、祈っても祈っても神はなんともしてくれない。
それどころか、神は民が自分を崇拝して当たり前という態度。
神を恨むしかなくなったゴアの心の裡を推し量ると、悪役なのに切なさを感じてしまいます。
 
岩男のコーグを演じているのは本作の監督でもあるタイカ・ワイティティ。面白い人です。
役者としても面白く、監督としても楽しませてくれる。ジョン・ファヴローと同類で好き。
 
ラブ役はクリス・ヘムズワースの娘、インディア・ローズ・ヘムズワースだそうです。
さすが実の親子、息ピッタリ。

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