minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

TReSの夏休みvol.3@有川George House

2018年07月28日 | 
天国の島、小値賀から上五島にもどると、上五島が都会に見える。コンビニも大型スーパーもある。

TReSの九州ツアー最終日は上五島(有川)のGeorge Houseだ。ところが、この日、有川の花火大会が重なってしまった。有川の花火大会は年に一度の夏祭り。毎年私たちも防波堤に寝そべって落ちてくる花火の火の粉を避けながら(苦笑)迫力満点の花火を楽しんでいたのだが、なんとよりによってライブ当日に当たってしまった。

わかったのが1週間くらい前で、店主のジョージさんが「花火大会が終わるのが9時半だから、こっちは10時にスタートしましょう。」

ということで、ジタバタしても仕方ないので、夕方から上五島の風景を撮らせたらピカ一のカメラマン、中山さんにお願いして美しい上五島をバックに撮影会。田尾さんもデザイナー魂を発揮して一所懸命にプロデュース。おかげさまで素敵な写真がたくさん撮れました。本当にありがとうございます。来年の夏のフライヤーが楽しみです。

7時半ごろまで夕日をバックに撮影し、ジョージハウスに入るとドラマーの尾崎一雄ちゃんがセッティングして待っていてくれました。さっそくリハーサル。リハーサルが終わると外でパーン、パパパパパパ〜ン、と花火の上がる音が。毎年ここでしか見られないダイナミックな花火大会を楽しみにしていたので、ジョージハウスの裏手の海岸まで出て行くと・・・おまわりさんが警備していて厳戒態勢。そう、あの防波堤で寝っ転がって観ることができなくなっていたのです。がっかり。友人のかき氷やさんに向かうと、すでに完売。とほほ。花火を見ながらジョージハウスに戻って行きました。



それにして、ライブ、こんなに遅くて大丈夫か???と心配しましたが、なんと、10時になると続々とお客様たちが続々と集まってくれました。嬉しい!!!













演奏も長めの1セットでしたが、尾崎一雄のドラミングが素晴らしくてバンドも良い緊張感を保ちつつ楽しいライブになりました。お客様も大喜び。そしてアンコールではジョージのギターで「子供達をよろしく」が始まり・・・。九州ツアーラストにふさわしいライブになりました。

上五島を繋げてくれた田尾さん、そして上五島のみなさま、本当に本当にありがとうございます。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。

ライブ写真by 中山正寿氏




TReSの夏休みvol.3@小値賀編(後編)

2018年07月27日 | 
天国に一番近い島、小値賀の2日目。今日も朝からカンカン照り。ちゃんぽんを食べに来る食堂でいっぱいの、忙しく働くベベンコの車を借りてドライブ。白浜海岸というのを見つけて行ってみると・・・・だ〜れもいないプライベートビーチ。



またここにもクラゲがいましたが(涙)、あとで島民に聞いたら「あの海岸、刺す虫がでよっと、誰も泳がんたい。遊泳禁止じゃろ。」とのことでしたw。


太古(フェリー)に乗って当日入りした上五島で漁師をやっているドラマー、尾崎一雄ちゃんを迎えに港へ。





おと家に一雄ちゃんも来たのは初めてだそうで、さっそくみんなでリハーサル。終わっておと家の2階でライブ直前までまったり外を眺める至福の時。





たくさんの島民たち、そして長崎からもお客様が来てくださいました。今回はビール箱じゃなくてちゃんと椅子とテーブルがあってよかったねw。




ご機嫌な一雄ちゃんは演奏中に吠えまくる・・・w。


「ここは本当に素敵な場所ですね。一番天国に近い島だと思います!」と私がMCで言うと、すかさずベベンコが
「一番天国に近い人たちがたくさん来てくれています。」ドッと客席が湧く・・・うまいこというなあ。ベベンコのMCも冴え渡る、笑いあり、涙ありのベベンコビッチとの1年に1度のコラボレーションもあっという間に終わり。





演奏後に「生まれて初めて『ジャズ』の生演奏を聞いたけど、ジャズって音楽は自由なんだね〜。」

と言ってくださるおじさまがいてびっくり。こういう感想がめちゃくちゃ嬉しい。

この島の人たちは耳や頭で聞くのではなくて本当に体で反応してくれる。そういえば、途中でトシキのバラッド「Abyss」を演奏したときに、なんだか歌いたくなってメロディをみんなに歌わせてしまったけれど、すぐに歌声が一つになって・・・・とっても素敵な曲にしあがったのは大感激でした。こんなの初めてです。

いや〜、またまた素晴らしい出会いができました。小値賀の人たちに大きな勇気をいただき、また上五島に戻ります。ありがとうございました!!!!また来年もお会いしましょう!ありがとう、ベベンコ&ヒロミちゃん。


TReSの夏休みvol.2@小値賀編(前編)

2018年07月27日 | ライブとミュージシャンたち
小値賀にベベンコビッチが移住するようになって、3回目の夏。福江島、上五島と五島列島の中の2つの島で演奏させてもらったけれど、五島の中でもここ小値賀は別世界だ。コンビニもスーパーもない。それでも人々がみんなあったかくて、よそから来た人にでも子供から大人までがみんな笑顔で挨拶をしてくれる。

ベベンコビッチもそんな小値賀の人たちに魅せられて移住を決意。1回目は事務所と自宅を一緒にしたところでビール箱を椅子代わりに島民たちがやってきて楽しいライブを行った。2回目に来た時にはベベンコビッチの夢だった民宿(高級ホテル?)、1日一組限定の隠れ家的宿「オヂカノオト」を作った。宿の目の前に広がる海、もうほかには何もいらないという贅沢な空間にしあがっていた。






オヂカノオトの2階から眺める海

オヂカノオトのお風呂からも海が。


そして3回目の今回は港に面した場所に「おと家」という食堂を完成させた。有言実行の男、ベベンコビッチ。

しかもベベンコが改良に改良を重ねて作った「ちゃんぽん」が絶品なのだ!ほかにもちゃーはん、皿うどん、美味しいかき氷、ミルクセーキ(懐かしい)などなどが一工夫されていてどこにもない絶品ばかり。こんなにベベンコは料理が上手だったなんて・・・。











食べ物の話ばかりで恐縮ですが、この島民たちは差し入れをしてくれるのが当たり前になっている。スイカをまるごと持ってきてくださったり、魚獲れたよ〜、と大きな真鯛、キジハタ、シイラ・・・・びっくりするくらいの量の魚を持ってきてくれたり。本当に豊かな島なのがわかります。







前日入りした私たちは美味しいチャンポンをいただき、さっそく柿の浜海水浴場でひと泳ぎ。(もうクラゲがでていたのにはびっくりでしたが)夜は美しい月がでている海を見ながら夢のような時間を過ごさせていただきました。さあ、明日はいよいよ「おと家」の初ライブです。(つづく)









TReSの夏休み@上五島編vol.1

2018年07月26日 | ライブとミュージシャンたち
怒涛の九州ツアー7日連続を行って、大村湾から佐世保へ。佐世保「音食亭」でカレーちゃんぽんを食べてから佐世保港のフェリーに乗船。これは毎年恒例になっています。


五島を含む長崎県は潜伏キリシタンの集落や教会の一部が世界遺産に登録になりました。おめでとうございます!上五島の街並みもそのせいなのか、少し綺麗になっていました。


五島うどんの製麺所もリニューアル。


「このみ」の皿うどんも相変わらず絶品(値段は高いけど)です。

毎日の激暑で本当に体はクタクタ。上五島の青方に到着したのが夕方5時くらいでしたが、私はそのまま田尾さんの家でだらだら・・・・。トシキとリオはさっそく釣りをしに海へと出かけていきました。

釣りの成果はなかったようですが、RIOが素潜りで大きい貝(ミナ)をたっくさん採って来たので網焼き。田尾さんが五島のイノシシ肉をたくさんもらっていたので焼肉パーティ。(魚じゃないんかい?)





翌日も1日オフでしたが、4時から上五島で漁師をしているドラマー、尾崎一雄ちゃんとジョージハウスでさっそくリハーサルだったのでほかにどこへも行けず・・・夜はそのままジョージさんたちと宴会。この島に来たら毎晩宴会は当たり前です。





3日目の日曜日、いよいよ得雄寺でのライブ。今回は実験的に時間を早めて16時開始にしたのですが、こちらの人たちの晩御飯の時間が5時だったようで主婦が来れない・・・・汗。それでも60人くらいのお客様が集まってくださいました。猛暑で扇風機しかないお寺コンサートでしたが、やっぱりノリノリ。長崎県の人たちってみんなリズム感が良くてびっくりです。











PAをいつもやってくださる山崎さんにも心から感謝いたします。最新の高級マイクを駆使していつも私たちの演奏をサポートしてくださって演奏がとてもしやすいのであります。





一雄ちゃんもこの日のために小さめのドラムセットを用意してくれて、本来のドラマーとしての格好いい姿も披露してくれて会場も盛り上げてくれました!





そして、やはり今夜もジョージハウスで打ち上げ。


得雄寺のご住職たちと。







さあ、いよいよ明日はベベンコビッチの待つ小値賀です!!!!(つづく)


大村は別世界@ミュージックバーTORI-K

2018年07月19日 | 
九州ツアーもいよいよ佳境に。本土での演奏、連続7日間の最終日は長崎県大村市。



昨年ベベンコビッチに紹介していただき、ここに初めて訪れましたが、お客様のノリの良さ、気前の良さに圧倒されました。そして、今回も・・・・なんと女性客が圧倒的に多くてびっくり。

最初からTReSを待ちわびていた、という感じの熱い声援に疲れも一気に吹き飛んでいきました。みなさま、ありがとうございます!!



楽屋から見る大村湾の夕日が美しかった。



佐賀から来たので、大村の海風が涼しく感じられ、ホテルもクーラーなしでいられる温度でした。豊かな海の幸に恵まれた災害の少ない街だそうです。

昨年同様、演奏後に「ご馳走するから、寿司屋にいきましょう。」と素敵なおじさま(H社長)が行きつけのお寿司や「すし力」に呼んでくださり、今から旬が始まる、という獲れたての「シャコ」をお腹いっぱい食べさせていただきました!ごちそうさまで〜す。



大村湾特有の海産物、たっくさんあるそうで、本当は冬に来るとめちゃくちゃおいしいナマコも食べられるそうで・・・食いしん坊の私たちはぜひ一度冬にここを訪れたい!!と切に願うのでありました。


7日連続ライブは猛暑の中でとっても体力的にきつかったですが、各地で素晴らしいお客様の応援、エネルギーをいただき無事に乗り切ることができました。

本当に心から感謝いたします。


さあ、本日からちょっと夏休み。上五島に向かいます!!海、待ってろよ〜。

天国のボシくん、ありがとう。@熊本おくら

2018年07月19日 | 
昨年は一番前で聴いてくれていたボシくん。突然いなくなっちゃってとっても寂しい。いつも一番前で食い入るように聴いて、スケッチを描きまくっていたっけ。


これは昨年の写真ですがボシくんの姿が。



そんなボシくんが昨年友人を連れて聞きにきてくれて、今年はその友人たちが家族で来てくれた。ボシくんのおかげで繋がったご縁。常連の方、そして東京から追っかけてくださったハチ先輩、悠子ちゃん、ケイコさん・・・・。とってもアットホームなライブになりました。

本当にありがとうございます!天国からボシくんが喜んでくれたかな。






九州ツアー、だんだん、家族のようなつながりができて嬉しいです。今日は長崎大村のTRI-Kです。ここも昨年初めて行ったお店ですが、ご機嫌なお客様ばかりでした。夏休み前のラスト1本。がんばりま〜す!

響きと佇まい@太宰府Dolphy's

2018年07月18日 | 
毎日熱い(暑いなんてもんじゃない)日が続いていますがみなさま、お元気でしょうか?

昨日は太宰府Dolphy's。ここは音の響がめちゃくちゃ良いので、演奏していてもとっても楽に音が出せて楽しくて仕方ありません。疲れていたはずなのに、いつもすっかり吹っ飛んでしまいます。響きって本当に大切だな〜。

さらにここのオーナー藤村氏が集めてくださったお客様たちがみんな音楽のことをよくご存知の方ばかり。5年目となる今回はTReSのことをよくご存知の方もたくさんいらしたようで、オリジナルも「昨年とまた違った狐火でしたね。」などと声をかけてくださるのがとても嬉しいです。ジャズのファンというよりも音楽を心から愛している佇まいが美しいお客様たち。上品なのに合いの手(拍手)のタイミングが絶妙なんです。

藤村さんはもともと東京で演劇に携わり、脚本なども書いていらしたアーティスト。

「いや〜、今日の演奏を聴いているうちに、ムラムラと自分もこういう脚本を書いて芝居をやりたくなりました。悔しい!それにしてもドラマティックで素晴らしいライブでした!」と大喜びしてくださいました。

そんなアーティスト魂に火がついたそうです。なんと嬉しいことでしょう。

打ち上げでは地元で活躍されている歌手の轟かおりさんが「山笠祭り」の歌を披露してくださったり、山笠の扇子をプレゼントしてくださるおじさまがいたり、と楽しい宴の席になりました!!



聴いてくださる素敵な人たちがいて、エネルギーをいっぱいいっぱいもらっているからこその演奏だな、といつも感謝しております。

ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。


本日は熊本おくらで〜す。お待ちしております。

仲間が集う暑い夜@夢楽人

2018年07月17日 | ライブとミュージシャンたち
佐賀武雄の鷺の湯で温泉に浸かりました。猛暑の中で露天風呂ってどうなのよ?と思いきや、やはり気持ちよかった〜〜〜!

そのまま、佐賀市へ。ここは大河画伯のお膝元。ご実家には弟の清河くんが待っていてくれました。かなり疲れもきていたので仮眠をとって、いざ、夢楽人へ!!

このお店で演奏するようになって4年になります。どんどん常連が増えてきて、毎年1回集まってくださるのを楽しみにしている人たちがたくさん来てくださいました。猛暑の中、本当にありがとうございました!!!

暑いのと疲れとで演奏中に口唇ヘルペスができてしまって、非常事態になったけれどそれでも観客の熱いリクエストを受けて久しぶりに「子供達をよろしく」も演奏しました。





可愛いマスコットのようなマスターが、打ち上げに焼肉を用意してくださり、みんなでワイワイ。長崎から駆けつけてくれたMiporinも最後まで付き合ってくれてありがとう!






本日は太宰府Dolphy's です。お待ちしておりま〜す。

武雄の隠れ家@Jazzy

2018年07月16日 | 
下関でCDの入ったダンボール箱を店の前で積み忘れ・・・・紛失。200枚くらいいろいろな種類が入っていたと思うけど、どなたか、拾った方はいらっしゃいませんか? とほほ、大きなドジをまたやってしまいました。見つかりますように。


それにしても猛暑ですね。毎日快晴なのは嬉しいのですが、下関からここ、佐賀県武雄に到着したとたんにむわ〜〜〜〜っと暑さが。佐賀は盆地なのでとっても暑いのでした。



武雄からいつも来てくださるあきこちゃんとは4、5年前の九州ツアーで知り合って以来のお友達。「いつか武雄に来て欲しい。」と旦那様と武雄でお店をやっているとのことでしたが、ついに昨年、新店舗を構え、「VIPルームにしています。ここだったらトレスが演奏できると思って。ようやく夢が叶いました!」と呼んでくださったのです。やった〜〜〜!



お店はかなり立派なところであきこちゃんの常連様たち(選りすぐりの!)を30名集めてくれてほぼ満席状態。しかも若い女の人も多かった。男性は着物姿でいらっしゃる方もいて、なんておしゃれな街なんだろ!と驚くほどでした。もちろん、あきこちゃんたちも全員あでやかな浴衣でした。

武雄で生のライブを聞いたことは初めて!という方たちばかりでしたが、本当に気持ちよい空間で好きなことを演奏させていただき、お客様も感動してくださったようでなによりでした。

打ち上げはあきこちゃんの手作りのお料理が並び、お店の女性たちが一所懸命に作っていた美味しいシュウマイも絶品でした。





ご主人が「サックス吹いてみたい!」とお店に飾ってあったテナーサックスを取り出し、みんなで音を出すという楽しい場面も。あきこちゃんもすぐに音がでて才能に火がついちゃった・・???来年はサックス奏者がたくさん集合することになるかもしれませんw。



本当に楽しいライブ、実現できてよかったです。あきこちゃん、旦那様、スタッフのみなさまにも感謝いたします。

武雄の温泉に浸かってから佐賀市に向かいます。今日は「夢楽人/むらびと」で〜す。お待ちしております。

熱いまなざし。@下関Band Wagon

2018年07月15日 | ライブとミュージシャンたち
福岡から一旦もどって下関へ。2年前の同じ日に妙蓮寺で演奏させてもらったようだ。

そこで出会った高校生のベーシストの男の子とお母様が中心になって今回私たちを呼んでくださり、下関での演奏が実現できました。満員御礼ありがとうございます!!





会場の熱気もむんむんでしたが、高校生たちの熱い視線が忘れられません。初めて体験するジャズのライブにどんな反応をしてくれるのか、楽しみでしたが、みんな食い入るように演奏を聞いてくれて、(知らない曲ばかりだ、と言われましたがw)なんと、チューバの男の子はライブ中に鼻血を出す、というハプニングまでw。「音楽に興奮しちゃって・・・」可愛い高校生たちの反応はとても素直で私たちにも刺激を与えてくれました。

このバンドワゴンで普段ジャムセッションを行っているようで、音楽が大好きなお客様たちもたくさんきてくださいました。みなさんとても喜んでくださったようです。妙蓮寺でお世話になった宮川さんや鮎川さんたちにも再会できて本当に感激の一夜でした。下関恐るべし。

この企画をしてくださった前田さん(母)、本当に本当にありがとうございます。シンちゃんは高校受験で忙しい中、ブラスバンドの後輩たちを引き連れてきてくれて本当にありがとうね。

トシキとの出会いでジャズベースが大好きになったシンちゃん。熱心にライブ後にベースワークショップを受けてましたw。子供達の成長っぷりは本当に素晴らしい。来年も彼らと再会するのが本当に楽しみです。






打ち上げにて。

楽しい下関のライブでした。さあ、今日は佐賀の武雄に向かいます!ここも初めてのライブになりますが、どんな出会いが待っているのかな。楽しみです。