minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

奇跡の一夜

2022年08月20日 | ライブとミュージシャンたち
音楽家たちが続々とコロナに感染している状況の中で、昨日は無事にドイツから3年ぶりに帰国した高瀬アキさんのライブがクラシックスで行われました。



お客様も40人(ほぼ満席)ほどが全国から集まってくださり、本当にありがとうございました。
アキさんは「たくさん来てくださって嬉しいけどコロナが心配ね。」とお客様のことも気遣ってらっしゃいましたが。。。

今回はアキさんのオリジナルとカーラ・ブレイ、C.Hadenの2曲を入れたもので「このメンバーにぴったり。我ながら良い選曲だと思ったわ。」

本当に、La Passionariaは私にとっても思い出の深い曲でした。



アキさんのオリジナルも短いテーマがあって、中はインプロというものが多いのですが、アイデアがたくさんあって本当に面白いのだ。

最後の曲(Dream in the kichen)では井野さんをFeatureしたいということでテーマとバッキングをPianoとSaxで。。。これがとても美しい曲で、イントロからもう涙もの。

アキさんの一音一音が会場に突き刺さり、客席が息を呑む素晴らしい緊張感に包まれました。



それにしても、リハーサルから井野さんと高瀬さんのやりとりが面白くてお腹抱えてずっと笑っていました。
お二人の息の合った演奏は昔とまったく変わらないんですね。



私が初めてジャズを聴いたのが大学2年の19歳、土岐英史カルテット@新宿タローでした。その時のメンバーが高瀬、井野、スティーブジャクソンdr。

そのお二人とこうしてステージで演奏できていることは夢のようなことです。

天国の土岐さん、聴いてくれていたかな。。。

奇跡の一夜、本当にありがとうございました。また来年もアキさんとお会いできるのを楽しみにしております。

白黒の素敵な写真は主催してくださった横井一江さんからいただきました。感謝。