まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

冬のチキンレース

2009-12-14 18:12:01 | ドライブ人生論
「チキンレース」 とは、ウィキペディアによれば、
「度胸試しのためのゲームを指す言葉。
 チキンレースに負けた者は「チキン(臆病者)」と罵られることになる。」
ということだそうです。
『理由なき反抗』 でジェームズ・ディーンがやった、崖に向かってクルマを走らせて、
先にブレーキを踏んだりクルマから飛び降りてしまったほうの負けというゲームが有名です。

さて、福島では毎年、「冬のチキンレース」 という名のゲーム (命名は私) が、
全県民によって戦われています。
冬用のスタッドレスタイヤに履き替えずにどこまでがんばれるかを競うゲームです。
ルールとしては、
1.人よりも早くスタッドレスタイヤに履き替えてしまったら負け。
2.雪が降り出したのにまだ履き替えていなかったら負け。
の2つで、雪が降り始めるギリギリまで夏用タイヤでがんばれた人が勝ちとなります。
私はいつも、我慢しすぎて2で負けるというパターンが多かったです。

2の負け方は厄介で、崖に向って走るゲームなら死んでしまうわけですが、
この冬のチキンレースでも、雪が降ってしまうと、
その日、家に帰り着くまでの運転が命がけになりますし、
(雪がやんですっかりとけるまでクルマは捨て置くのが正解)
それからタイヤを履き替えに行くと、オートバックスなどは大混雑で、
何時間も待たなければならなくなり、
自分の判断ミスを思い知らされることになります。

というわけで、本来なら早めに替えるのが正しい行動なのですが、
近年の温暖化のせいなのか、せっかく履き替えてもまったく雪道を走る機会がなく、
アスファルトでどんどんスタッドレスが削れていってしまってるかと思うと、
どこまで頑張れるか、限界までチャレンジするぞという気になってしまうのです。
ただし今年は、私はいちはやく冬のチキンレース敗退を決めてしまいました。
11月に南会津の舘岩中学校に行く前に、あちらではもう初雪が降ったという情報を聞き、
恐れをなしてスタッドレスに履き替えてしまいました。
11月の初旬に履き替えちゃうなんて自分史上最高のチキンではないでしょうか。
けっきょく南会津では雨には降られたものの雪に遭遇することはなく、
その後もガリガリとアスファルトで削られていく毎日ですが、
しかし、とっても安心してクルマを利用することができます。
夜から天気が崩れて雪になるかもしれないという日でも、
遅くまで平気で残業していることができます。
ケチな心でビクビクしながらチキンレースを戦うのではなく、
早めの準備で、この心の平安を手に入れたほうがよっぽど精神的にいいでしょう。

おっと、今日も予報では雪になると言っていて、
たしかに怪しい雲行きになってきたではないですか。
でも安心して残業していこうっと
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