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AIIBとADBの協調性を疑問視

2015-05-20 23:40:30 | 経済
今の世界経済の注目の的となっているトレンドスポットの中国主導のAIIBアジアインフラ
投資銀行ですが、日本と米国は不参加となっていることは言うまでも無いだが、ここへ来て
ADB(日本米国世界銀行が主導となっている開発銀行)に参加している世界銀行(実質は米国の
国際的な投資機関)が浮気するようにAIIBになびき始めた。

これじゃー日米共に参加を見送ることを麻生なんとかとルー財務長官が決めたのに実質的に
間接的ながら米国はAIIBに参加することになってしまう。

しかも中国はAIIBどころかBRICS(Bブラジル、Rロシア、Iインド、C中国、S南アフリカと
その他の国々を表すものとなっている。)関連でまたもう一つ開発銀行を設立することを決めた。

また新しい開発投資系の銀行が設立となれば、どう考えても新興国向けの経済観が新たに生まれて
新しい波が起こるに決まっている。

今までアジア地域での開発投資は日本と米国with世銀がイニシアティブを発揮していたのに
それが隣の芝生が青く見える米国は中国のAIIBに気が気になってしょうがないらしい。

恐らくAIIBは世界銀行を通じてADBと協調性がもたらされると思うのだが、これは前々から
問題視されているカバナンスにおける信用不足の事業や採算性が低くなる事業を安定化させるために
信託を行うための補完機関となる可能性が高い。

採算が取れなくなりそうな事業に関してはAIIBからADBへの借り替え融通が利くようになれば
AIIBも世銀も心配事が減らせるってもんだ。

現在、経団関連が参加が決まってもいないAIIBに慎重な姿勢を見えているが幾分勇み足のように
思える。問題はADBとの協調関係で日本側に不利な要素が伸し掛かってくることの方が心配だ。

もしもこの委託業務がAIIBとADB間で機能するならば、日本はAIIBに参加する道を
選んだ方がロストが少なくなる。万が一ADBとAIIBの協調体制だけで括ってしまった場合は
貧乏くじを引かされるかもしれない。



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大阪都構想後の祭り。

2015-05-20 00:57:21 | 政治
大阪都構想の戦略的価値。

大阪都構想を住民投票で否決された今もう一度その存在意義を考えるとどうも二重行政の改善ではない。
どうやら行政基盤の弛みと杜撰な見識を既に外資系の企業に大阪は狙われているようだ。

2013年からは大阪証券取引所が金融特化の証券取引所になり、金融面での合理化が進んでいる。
橋下代表は新自由主義的な政治の考えが強いように見られており、これらの金融改革には
進歩的な政治家だと有権者からは受け止められている。

大阪都構想には表面的にはメリットは無いと答えがでないものを敢えて
表面的な二重行政改革というキャッチーで多くの人に納得できるような看板を掲げたのだと思う。
いわゆる売り込み用の宣伝文句のようなものだ。建前ってやつだな。

しかしその本質は外資系の企業に狙われにくくするための行政地盤固めだったと推測できる。

行政区分を大きくすることで今まで市役所レベルが対応していたことをもう少しグレードアップさせて
高い階級でも戦えるようにしたかったのかもしれない。海外のヘビー級のパンチを持つ企業に対して
どうしても行政区分のウェイトと体格を上げる必要があった。

そんなTPP参加の後のまだ見えない将来の事を話しても有権者は五里霧中で投票に興味を失ってしまう。
実感が持てないスローガンになり政治家の独り善がりで天動説を唱えたガリレオのようになってしまう。
大阪の有権者に天動説を唱えても賛同は得られないので、敢えて地動説で勝負したのだと思う。

そもそも大阪都構想を反対させたのはTPP参加が前提となっている自民党関連である。
当然のように某国はTPPを見据えて体力を増強しようとした大阪には面白くは無いと感じていたのであろう。
自民党に着々とTPPに向けた日本の施政を要求した場合、大阪都構想は某国にとって障害だから
辞めなさいってことになる。

本家日本の都である首都東京にしてみれば体格はヘビー級だが、貧弱にもTPPにはガタブル状態が続き
答えが出ない経済音痴の石原都政で高齢化が進み、将来のことよりも今の事だけで精一杯の状態だ。

おまけに石原慎太郎は2012年の総選挙で維新の会に合流して共同代表を務めた後次世代の党を
立ち上げて東京に逃げ帰った。この間に石原は売国奴でアメポチ振りを発揮して大阪維新の会の
都構想にヒビを入れ某国に投げ打ったとしか思えない。ゴミ野郎だな。

そう考えると次世代の党が大阪都構想を潰した切り込み役だったとみられる確かに石原が
維新の会に来てからは政治の根幹がグラつきだしたものだ。

結果的には大阪都構想は否決となったのだが、本質的なTPP対策にまで議論が及ぶことがなく
終始、二重行政という題目で大阪府職員と戦うことがメインの構図から発展しなかった。

普通に真面目に働いている公務員ならばこの橋下市長の考えは理解出来得るものだと思うのだが
メシの為なら行政も未来も売る姿だけが見え隠れするばかりだった。

一つ橋下さんの評価できるところは維新の党時代に、たちあがれ系の分裂が起こった時に、敢えて
分党からの離脱を許して、政治資金が渡らないようにしたことだ。たちあがれ系の党員には政党を
解党しなければ、政治資金は折半には成らないというルールを知らなかった為に分党でも政治資金が
折半出来ると勘違いで見切り発車したので後々名古屋で何度も会合を開く羽目になった。

つまりは報道はされないものの「たちあがれ系」の維新の党からの分党離脱は無一文で東京に
放り出された無様な姿を名古屋駅で何度も恥を晒すかのように映し出すだけの醜態ぶりだった。
これじゃぁー次世代に投票する人は居ないはずだ。

流石は弁護士出身の橋下徹さんです。あとのまつりだけどな。










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