新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

4月28日 その2 良く解らなくなったサッカーの反則の判定の基準

2024-04-28 11:03:12 | コラム
サンデーモーニングのお陰で見えたことがあった:

関口宏のサンデーモーニングは偏向しているの何のと、厳しく言われていたが、往年は大沢啓二と張本勲の「喝」が面白いし多少参考になるので、そこだけを見るようにしてきた。今ではアメリカから偶に帰ってくる上原浩治+アルファのような形になっているが。

そこに関口宏が引退したので、何か変化があるのかと思えばそういう訳でもなく、あのような信念として偏っている人たちを揃えて選んでくるTBSも偉いものだと感心している。

本日は佐々木大魔神と柔道の山口香さんだった。その中でTBSが言う「一気見」の中で、U-23のサッカーでカタールに勝った試合を見せてくれたのが大いに参考になった。

それは、ペナルティーエリア内で我が方の選手がカタールのGKと飛び上がって競り合った形になった際に、何故かエリア内に転倒と見えた場面で、レフェリーがGKに一発レッドカードを出した所のビデオを見せてくれたのだった。私はニュースで見せられた時は、勝手に倒れて見せたのかとすら感じていた。

ところが、先ほど見えた画面ではGKの足が我が方の選手の腹の辺りを(意図的とは見えなかったが)蹴飛ばしていると言うか、蹴飛ばした格好になったところがハッキリと見えた。近頃のVARではその蹴飛ばしがハッキリと見えたのだろうが、意図的ではなかったのだったならば、精々イエローカードかなと、古き良き時代のサッカー選手は思ってしまった。往年ならば、何事もなく過ぎ去ったのではと感じていた。

しかし、あの前の中国との試合では、カメラからは反対の方向に我が方の選手と並んで歩いていた中国の選手が突如として地面に倒れ込んだのだったと見えた。この時もVARでは我が方の選手は一発レッドカードになった。

私には何が起きて、如何なる理由で退場かは不明だった。ところが、解説では「並んできた相手が邪魔だという事を示そうかと手を上げて振り払おうとした肘が、相手の顔に当たって「悶絶」のように見せられたようだった。「そう見せた中国の選手の作戦勝ち」だったようだ。

要するに、意図的であったかなかったかと言うよりも、「結果次第」ではレッドカードになるのが現在のサッカー、特にVARで見えた結果が尊重乃至は優先されるのかと思わせられたのだ。難儀な時代になったものだと痛感した。

当方は「全国制覇し損ないの会」に参加して、確か60歳代が終わるまでは11人のサッカーをやって楽しんでいた。という事は、体の激しい接触があった時代まではサッカーをやっていたという事。

でも、レッドカードになってしまうような事態は発生したことがなかったので、「一発退場」などと言う厳格な判定の基準は全く知らなかった。また、そのような危険であり乱暴なことが出来る年齢でなかった。退場の判定が出ることは仕方がないとしても、選手たちだけではなく観ている者にも解りやすい判定の基準を公開して貰いたいものだと感じた。レフェリーの主観とVAR依存であってはならない気がするのだ。

サッカーもラグビーも(アメリカン)フットボールと比較すれば審判員の数が少なく、瞬間の審判員の主観による判定が多いのは問題点ではないかと思う。故に、そこをVARで補うのも結構だとは思う。ではあっても、イエローカードトレッドカードを出す基準を明確にしておいて欲しいと思うのは誤りか。個人的には、あの我が方の選手(3試合出場停止)とカタールのGKはお気の毒のように見えた。



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