新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

政治資金規正法改正案の問題

2024-05-16 07:22:03 | コラム
自民党は単独の改正案を単独で提出:

この件に関しては当方の関心事はただ一点「自民党の改正案が『国益の為になるのか』あるいは『自由民主党の為だけを優先している』のか」にあるのだ。

ここまで引っ張って単独で提出だそうだ。公明党との協議が不成立だったからと報じられた。ここで、先頃取り上げた某大学教授(「某」としたのは単純に大学名を失念しただけ)がテレビで指摘された「自民党が自社の資金源を断つような改正案を出せる訳が無い。それほど選挙に金をかけているのだから」という皮肉を思い出さずにはいられなかった。言い方は諧謔的だったが、私には単に事実を言われたかのように聞こえた。

矢張り、自民党は公明党にも譲らず、野党に対しても一切聞き耳持たず、自分たちにとって都合が良い方向に持っていくと、最初から固く決めてあった通りにしただけだと読みたくもなる。岸田文雄総理/総裁の今日までの振る舞いを見ていれば「ご自身の内閣と等にとって都合の良い事だけは必ず成し遂げようとして、妥協も譲歩もしない」としか見えない事例がかなり多かった。

その点では何を要求されても「検討する」と気を持たせる事までは言うが、譲る事は無い「意志強固な政治家」に見えるのだ。報道によれば「衆議院は押し切れても単独過半数を占めていない参議院では困難な事になるのでは」のだそうだ。

それにつけても思う事はといえば、岸田文雄総理/総裁は自信家であって「我が党を下野させ、泉健太首相、玉木雄一郎副首相の新政権をお望みですか」と我々国民に問いかけておられるのではなのである。



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