新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

偶にはプロ野球を論じよう

2015-09-26 08:16:34 | コラム
巨人だけには優勝もさせたくないし日本シリーズにも行かせたくない:

野球観戦は寧ろ好みなのだが、ここで採り上げて論じたことは少ないように思う。そこで今回は本26日から始まる2ゲーム差で首位を争っているヤクルト対巨人の2連戦を中心に語ってみよう。念のために申し上げて置くが私は巨人嫌いである!

*悲観的観測:
そこから入れば、ヤクルトに勝たせたいのだが、冷静な悲観論者はティーム打率もリーグ最低で金に飽かして他所からかり集めてきた一時代前の出来損ないオールスターてィームのような巨人が有利であるような気がしてならない。それは、毎日気を付けてみている訳ではないが、ヤクルトは使うべき投手がローテーションでは石川か山中か石山くらいしか残っていない気がするから言うのだ。彼らがトップテンに坂本しかいない巨人を抑えきれるとは思えないのだ。

*両者の比較:
一方の巨人は難敵だろうポレダと大竹(もと広島で嫌悪する一人だ)は残っているし、明日には菅野の順番も回ってくるかも知れない。要するにヤクルトの川端、山田、畠山、雄平、バレンティンが抑えられずに巨人の投手を打ち込んでも、二線級しか残っていないと私が危惧するヤクルトの投手が昔の名前で出ている巨人の阿部、高橋由、長野、片岡、井端、他所から来た立岡に加えて子飼いの坂本らを抑えきるか否かにかかっていると思う。

*悲観論:
そのもう一つの根拠は上記の5名のヤクルトの強打者は優勝争いの経験が無いのに対して巨人の昔の名前打線は経験たっぷりなのである。そういう場面に立たされて川端と山田がどれほど打撃トップ10の力を発揮出来るかと、一寸粗雑なバッティングをする畠山がチャンスに打ってくれるかだ。雄平は昨年は良かったが、今年は粗雑だったが徐々に調子が上がってきたが、さて大一番ではどうかと言うこと。

*ヤクルトの分析:
そこでもう少し詳細にヤクルトと巨人の戦力を巨人嫌いの偏見に基づいて分析してみよう。私は何年前だったか私にとっては無名の二塁手・山田哲人のバッティングに何とも言えない閃きを感じて「ひょっとして彼は伸びるかも知れない」とは見たが、今年初めの大振りに過ぎる辺りを見てやや失望したし、ヤクルトの成績如何は彼の復調にかかっていると論じた。そしてその通りになった。

私は彼が軽く振ったように見えてホームランになってしまう事を見るのが気分爽快で良いと思っている。だが、彼がトリプル・スリーとやらを達成してもホームラン打者にはなって貰いたくない。ホームランを沢山打つバッターにはどうしても粗雑さが残るから言うのだ。緻密なバッティング川端に任せておけば良いと言うかも知れないが、彼以外は皆一発屋に近いではないか。

さて、投手だがやっと10勝には到達したが、小川が去年までの小川ではない気がする。身体も小さく特に球が速い訳でもなく、驚くような決め球種もない彼があそこまでプロでやれたのは何故かをここでもう一度振り返って緻密な投球で巨人を抑えて貰いたい、もしも出てくるのならば。石川も小柄で特に速い訳でも無いが、今年も健闘している。彼は比較的巨人をお客様にしているので期待したい。飯山はローテーションがどうなっているか知らないので、ここでは除外する。

*巨人の分析:
漸く巨人である。私は結論から言えば「このティームの今年の苦戦の責任も原因も監督にある」と思っている。相手が事巨人となると新聞もテレビも御用解説者も沈黙してしまうが、あの阿部の使い方に絡んだ捕手、伸びる見込みがない太田泰示を使ったこと、中々二塁手を決めきれなかったこと、村田の後継を準備していなかったこと、立岡というソフトバンクの余り物を外野に使わねばならないほど子飼いを育てなかったことを見れば解ることだ。

ティーム打率が低いことは論外で、坂本などは素質を活かしきれず0.274でトップテンの最後尾にぶら下がっている点などは打撃コーチ陣の無能を物語ってはいないか。そのコーチ陣は投手担当の斉藤を含めて子飼いを一向に育てていない。任命責任の問題であろう。打つ方では年齢の問題があるにしても村田、長野、片岡、亀井、井端(比較的低給だが)、高給取りの阿部等の不振は目に余る。

*予測:
私は2ゲーム差の優勝争いや来たるべきCS(クライマックスシリーズの略語、念のため)等では巨人に無数にいる修羅場を踏んで来た者たちの経験がものを言う気がしてならない。彼等の方が平常心で試合に出てこられるような気がしてならないのだ。ヤクルトでは山田があの軽く振っているように見えて球が遙か彼方に吹っ飛んでいくホームランが出るようだったならば、勝ち目が出てくるだろう。逆に言えば巨人は彼さえ押さえ込めばではいのか。

*結び:
私には上述のように巨人嫌いという偏見に基づいてヤクルトの勝たせたいという希望しかない。従ってこれは予想でも何でもなく、願望を述べているだけだ。だが、巨人中心のマスコミ報道と他球団とは一線を画しているところをご評価賜れば幸甚である。


1 コメント

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明日に期待 (日本大好き)
2015-09-26 20:49:29
いつも更新ありがとうございます。

今日はヤクルトが奮戦するも及ばず、残念でした。

かくゆう私はアンチ巨人。小学校時代は、毎年秋、学校に阪神子供の会の勧誘がありました。
子供の会に入会したものの、阪神ファンにはならなかったのですが。
しかし、甲子園最終戦に巨人が阪神に大差で勝って以来、アンチ巨人に。

とはいうものの背番号1が好きで、風呂屋の下駄箱は1を好んで入れていたのですが。
その背番号1が解任されて、ますますアンチ巨人に。
審判の巨人びいきがとりだたされたり、ドームランがまことしやかに囁かれる。忘れられない江川氏の空白の1日もあり、盟主巨人が日本プロ野球チーム数の拡大、地域密着が進めず、パリーグとの交流戦縮小を図っているように感じます。
今年はヤクルトに何としても優勝してもらいたいですね。
CSよりは、昔のパリーグの前期後期の優勝決定戦がスッキリしていると思っています。
CSがある故に、優勝決定後の消化試合という意味合いの試合での若手が試せない、ベテランを休ませられないなどの問題もありますから。

CSのあり方は検討してもらいたいものです。

ブログ主様の体調が良くなっていますことを願っております。

ありがとうございます。

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