スロージョギングと写真のブログ

ウォーキング、ジョギング、ママチャリで出あった季節の花や風景写真で日々の出来事・雑感をつづっていきます

大雨の 第3回乗鞍天空マラソン

2008年07月05日 | 大会参加の記録

■ 先日の6月29日(日)、「乗鞍天空マラソン」に参加してきました。

大雨で山が荒れ、スタートは30分遅れ、距離は半分で開催。

下りゴール手前

行程は、2泊3日の「千葉→松本城→乗鞍岳の大会→白骨温泉→上高地」に、八ヶ岳「のんぼけ庵」1泊が加わり、3泊4日の小さな旅になりました。

○ 6/28(土) 出発、松本城、乗鞍高原

7:00に千葉を出発。

湾岸道路を通り、レインボーブリッジを通過、中央高速に入る。

途中、談合坂SA、諏訪湖SAで休憩、11時~12時50分まで昼食をはさみ松本城旧開智学校を見学。

高速道路の松本ICから158号道路に左折し、松本電鉄上高地線終点の新島々から登山道路を上り始める。

13時30分ごろ道の駅「風穴の里」で休憩。


車中から望む乗鞍岳

往きは、3箇所で休憩をとったことになりますが、選手受付けの「乗鞍観光センター」に着く前、雪を戴いた乗鞍岳が見えました。

あの大雪渓まで駆け上がり(?)、下るかと思うと、未知への体験に心が震えます。

14時10分、観光センターに到着、選手受付。

宿に着く前に、大会会場を事前確認するため、そのまま標高1800mにある、スタート・ゴール会場「三本滝ゲート、レストラン」を視察。

引き返して15時、1600m地点にある宿泊の「休暇村 乗鞍高原」に到着。

明日大会参加の準備後、宿の風呂に入る。 


前日夕食風景

夕食は、17時30分~18時30分。

20時には全員寝てしまいました。

○ 6/29(日) 大会参加、白骨温泉

5時に起床。

外は土砂降りです。

台風の余波、変わりやすい山の天気、どうなるんだろうか、風はなさそうだ。

帽子、手袋、ゼッケンを付けた長袖のランウェアー、ランパン、…。

折り返しの2700m付近は寒いだろうし、予報では雨は止みそうにもないので、あらかじめ用意してきた透明のビニール袋を用意する。

6時30分の朝食後、チェックアウト、7時30分に荷物をまとめて宿を後にする。


大会当日朝(宿の前)

宿から、ちょっと下の第3選手駐車場に車を止め、シャトルバスで会場に向かう。

ふと前席を見ると、大会後寄らせていただく、「八ヶ岳南麓 のんぼけ庵」のKさんご夫妻が乗っていました。

Kさんは、初回から参加しておられるようで、私が天空マラソンに参加することをブログで知り、帰りにぜひ「のんぼけ庵」に寄っていってと、メール連絡をいただいていました。

千葉を離れて、4、5年くらい経つでしょうか。

自然の中での暮らしに憧れのある私にとっては、今回のKさんとの再会は楽しみでもありました。

8時近く、会場の「三本滝レストラン」に着く。

事務局アナウンス、「現在コースを調査中ですが、スタートは9時30分に変更、コース変更を検討中ですが、更に荒れた場合は中止も考えられます。もうしばらくお待ち下さい。」

走りたい!

結局、9時に変更決定のアナウンスがあり、

「9:30スタート 、距離は約半分、6km地点折り返しで12kmで実施いたします」

千葉真子の超明るい、かん高い、開会あいさつの後、スタート。

大粒の雨が、激しい、どうなるんだろうか。

上りは腕ふり、飛ばしすぎない。

3kmあたりで、Tさんが越す。

8分/kmペースのようだ。

Tさんをじわじわつめ、再び追い抜くと、こんどはMさんが抜いていく。

ま~、己が力量をわきまえて折り返し点に向かう。

山肌の谷あいに点在する岩を激しく打ち、しぶきを撒き散らしながら、流れ落ちる沢の激流。

アスファルト道路にあふれ、川となって横断する。

くるぶしまで水に浸かって、シューズが、ピチャピチャ、抵抗を感じながら走り抜ける。

途中、噴煙のように水しぶきをあげている沢をバックに、記念撮影している女性ランナーもいました。

こんな経験は初めて。

横断流、何箇所も通過する。

4kmあたりで、駆け下りてくるトップのランナーとすれ違う。

激走というより、猛スピードで、恐いように飛んできます。

6kmの折り返し地点からは、下り。

全長12kmなので、給水給食はせずにゴールまで駆け抜けましたが、

水が流れ落ちる急なカーブ、急な下り坂は、多少ブレーキをかけ、腕を拡げ体のバランスをとって、できるだけリラックスして駆け下りました。

めったに体験できない大雨ランでしたが、寒さも風も感じませんでした。

スタート時、岐阜県から初回以降参加しているランナーの体験話を伺いましたが、初年度は晴れてすばらしい景色の乗鞍を駆け抜けたそうです。

次回参加時は、青空の下、1800m地点から駆け上がり、2700m付近の大雪渓、そして乗鞍の美しい景色と、おいしい空気を吸いながらゴールしてみたいな~と思いました。

 完走証は、後日郵送されるとのことでしたが、

腕時計の非公式のタイムは、 S(0)… …中間点(6km) ……ゴール(12km)
               0      48:52         28:43
                                         1:17:45
でした。

ゴール後、着替えて11時、暖かいとん汁 、寿司飯、天空ウーロン茶のサービスをいただき、シャトルバスで第3駐車場に戻る。

事前に、千葉県ですからそんなアップダウンはありませんが、それなりの起伏ランをやっていましたので、足、脚への筋肉痛などダメージはありませんでした。


12時過ぎ、乗鞍高原出発。 

雨中の白樺、から松林の乗鞍林道を抜け、13時に秘境、白骨温泉に到着。

宿の隣の「恵比寿屋そば店」で、軽く一杯、昼食(ここのおそば、美味しい!!)。

15時、山間の隠れ湯の名にふさわしい、温泉宿 えびすや に到着。

大会、旅の疲れを癒す。


宿の部屋から外をパチリ

濡れたランウェアー、シューズなど洗い、18時~19時30分ゆっくりと夕食。

この日も、20時~21時にはみんな寝ましたね~。

○ 6/30(月) 上高地、八ヶ岳「のんぼけ庵」

4時30分起床。

早朝、

白濁した(コレは、本物ですよ!!)露天風呂に入り、心身をほぐす。

6時からは、周辺散策。、

霧に濡れた路辺の花、


早朝の宿周辺は、濃い霧に包まれる 

温泉郷の樹々、渓谷の底に葦で囲まれた露天風呂、

そして、大正初期の小説、中里介山の「大菩薩峠」、「白骨の巻」の碑などを見やり、

チェックアウト後、白骨温泉を8時出発。

お天気は、やや晴れそうなので、予定どおり上高地に向かう。

9時、沢渡岩見平に駐車し、上高地行きのバスに乗る。

大正池でバスを降り、 


大正池 

自然散策路、梓川に沿って歩く。

焼岳は、雲っていて見えない。

樹々や湿原の植物を見ながら、歩いていくと、明治時代、上高地や日本アルプスの自然を世界に紹介した、

英国人ウェストンのレリーフに出逢う。 

美しい、自然散策路、しばらく行く。


ニッコーキスゲ

田代湿原~梓川沿いの湿地に、ニッコーキスゲ。

あ~!、初めて接する(長野県生まれでありながら、初めて)上高地の自然ひとつ一つを、目と心に焼き付ける。

10時50分、河童橋に到着しました。 


河童橋

上高地から穂高連峰の峰々を見ますが、雲がかかって見えません。


河童橋から明神池方面を望む

残雪がわずかに見えます。


河童橋から下方を望む

河童橋で、しばらく時間を費やし、上高地バスターミナルでバスに乗車。

12時頃、沢渡駐車場にて昼食、Sさんの車に乗り込み帰途につく。

 

松本ICから、中央高速に入る時、Kさんに電話を入れる。

45分ほど経過した2時ころ、長坂高根高速バス停につく。

ここで、4人と別れ、車を降りると、すでにKさんが迎えに来られていました。

4,5年ぶりです。

ご自身で設計され作られたウッディーハウスの「八ヶ岳南麓 のんぼけ庵」。

薪ストーブのある日当たりのよい、明るい応接間で旧交を温めさせていただき、

庭の野菜畑とハーブ園、別の場所の畑、作業小屋や、2年間分もの積まれた薪小屋など案内いただく。

周囲は、田園と緑に囲まれ、聞こえるのは鳥の声と瀬音。

前に富士山、後ろに八ヶ岳、閑静な場所のたたずまいです。

夢を実現され、更に拡がっているようです。

薪割りをやりましたが、あまりうまくいきませんでしたね~。

夕食は、Kさんご夫妻に案内され、

ふだん交流されている清里の「草五庵」という、そばのお店に行きました。

Kさんの紹介では、

長年、東京の国立でそば名人としてお店をやられ、

山や自然や食を愛し、

山梨県の清里に移られ、古民家の再生、ホスピスの仕事もやられているといいます。

当日は、お休みの日だったにもかかわらず、

お店の主夫妻が、われわれ3人のために、

絶品の創作そばがき料理をしてくれました。

お店、料理、活動、そして話の内容とも個性的で、活々としていて、強烈な印象を受けました。

おいしい冷酒に話も進み、気がついた時には、午前零時過ぎ。

延々6時間。

深夜、やや冷えている清里高原のお店を後にする。

Kさんの奥さんの運転で、お宅に戻る時、

八ヶ岳の空には、天の川が流れ、満天に星が輝いていました。

深夜の家の近くでは、ホタルが放つ光が、ス~イ、ス~イと流れていました。

こういう星空と蛍を見たのは、北信州の田舎にいた子供の時以来、50年ぶりです。

○7/1(火) 帰途


朝、道路から富士山を望む

ゆるやかに流れる朝風に吹かれ、屋外のウッドデッキで朝食をいただく。

Kさんから、「のんぼけ庵」のいわれを伺う。

のんびり、ぼけ~ッと という意味と

ぼけ ない という意味で 名づけたそうです。


同上、裏手の八ヶ岳を望む

10時ころ、中央高速バスで新宿まで。

千葉の自宅には、14時到着でした。 

今日のJ&S  
 
 
コストコ+α      12k  
    7月の累計  20k  今年度累計  14008 

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4 コメント

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また・・・ (いっこんま)
2008-07-06 22:02:59
美浜さん、こんばんは。お疲れ様でした。
またまた雨に悩まされましたね。
でも、Kさんにお会いしたり、美味しい蕎麦を食べれたり、温泉にも入れたし、そして何より美しい自然の中を散策されて寿命が何年も延びたんじゃないでしょうか。
私も少しお裾分けをいただきました。ありがとうございました。
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いっこんまさん (美浜)
2008-07-08 19:56:30
いつも、とんぼ返りの遠征でした。
今回は諸々が、比較的時間がとりやすい月末・月初めにあたり幸運でした。

乗鞍、白骨、上高地と、美しい自然に出逢えて、ほんとうに良かったです。Kさんとも、なかなか会えるチャンスがなかったですが、やっと会えました。
返信する
忘れられない大会に・・ (竜馬16)
2008-07-11 08:49:31
コメントおそくなりすみません。
いやはや、大変な大会だったんですね。
乗鞍の大自然のなかで行われる大会だけに、楽しみにされていたこととおもいますが、その日の気象条件が相手だけにいたし方がないですね。
隠岐の島ウルトラを走った時のことをおもいだしました。
多分開き直って走られたと思いますので、それなりに大会を楽しまれたことでしょう。

大会後のアフターは、いいご褒美をいたたきましたね。
返信する
竜馬さん (美浜)
2008-07-18 09:44:14
大会後、忙しさでお返事遅れてスミマセン。

北アルプスの一角で行われた大会だけに、このような大会参加は初めてでしたので、楽しみにしていまし
た。
晴れて、よい景色が見れればとの思いもありましたが、雨は雨なりに楽しめましたね。
温泉や上高地も良かったです。いい思い出になりました。
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