■ 2年ほど前に、宿が一緒だったランナーから、「すごくいい大会なので、ここは一度出てみるといいよ」といわれ、
私の生まれた田舎の、隣の隣の町でもあり、気にはなっていたのですが、ほとんど知らない所でしたので、新しい出逢い発見を期待して初めての参加です。
もう一つは、9月の「信州五岳トレイル」のからみもあり、1,2の事前調査をしたい思いもありました。
お天気は、はじめ小雨がパラツイテいましたが、スタートしてからは気温がぐんぐん上昇。
走るにつれて、2日前のアップダウン練習、20kmの影響がもろに効いてくる……、暑くてバテバテ。
しかし、町民あげての沿道の声援、
参加者の家族もたくさん応援していたり、
更に、充実した給水・給食のエイド、バイオリンやギター、いろんな楽器演奏による応援、
笛や太鼓などもあり、
タイムは別にして、他のマラソン大会にはない楽しさを感じながら無事完走できました。
走り終ったのは午前9時30分ごろ。
その後は、ぶらぶら歩きながら、“小布施逍遥”。
小布施町の歴史と文化を見てまわりました。
■ 18日(前日)
12:00、千葉を出発、関越自動車道は藤岡JCTまで渋滞。
17:30過ぎ、小布施町の北斎ホールで受付。中町南の桂亭で夕食。
20:30ころ、高社山スキー場の宿に到着、雨が降っていて外灯のない山の中は真っ暗闇。翌日の準備、お風呂で就寝は10:10ころ。
19日(当日)
<スタート前>
3:30、起床。
4:10、宿を出発。
4:45、駐車場の小布施中学校到着、車内で朝食。三重県や東京から来て、車泊している車が数台いた。
5:30ころ、スタート会場に到着。
スタート待ち(北斎ホール前) 午前6時過ぎ。
(写真向こうに、飯綱山、黒姫山?、妙高の雄大な山並みが見えました)
いろいろ楽しみのある大会ですので、家族の参加が多いですね。
ストレッチ、ウォーミングアップのランを済ませる。
6:20ころ、手荷物預かり。
飯綱山の上に虹がかかる(同上)
会場から、つかの間でしたが、9月の大会のフィニッシュ地点、飯綱山方面に虹が見えパチリ!!
あの虹に夢を乗せて、可能であればフィニッシュしたいですね~!
(とりあえず、行けるところまでは行くと)
「信越五岳トレイルランニングレース」:新潟から長野にまたがりそびえ立つ5つの山、信越五岳。この五岳を結ぶトレイル(道)、総延長100kmにおよぶ距離を走るレースを9月22~23日に開催。コースは斑尾高原レストランハイジ~大池~斑尾山管川登山口~斑尾山~斑尾高原レストランバンフ~万坂峠~袴岳~柏ヶ峠~妙高高原兼俣~杉野沢地震滝橋~黒姫高原コスモスプラザ~笹ヶ峰キャンプ場~乙見湖~大ダルミ~大橋~戸隠奧社随神門~鏡池~戸隠中社~飯綱山西登山口~飯綱山~飯綱高原スキー場。
6:40ころ、小布施駅前のスタートブロック、いちばん前のAブロックに並ぶ。
花嫁衣裳の男性、人形の赤ちゃんを乳母車に乗せ、ママさんに扮装したバギーランランナー、蓑かさ姿のランナー、さまざまなコスチューム、にぎわってきます。
青空も見え、気温が上がってきましたので、衣装をまとったランナーは、さぞ暑くなるでしょうね~。
7:00、開会式。実行委員長の「セーラ」さんのあいさつ後、小布施町町長あいさつ、… …、この時点で、気温22.2℃。
。
当日の朝、高速道路で会場に到着し受付け参加するランナーが、渋滞で遅れているとのことで、スタート時間を10分遅らせ、7:30スタート。
今回の申込み人数は、7474名。
月刊ランナーズでは、女性人気NO1の大会らしいです。
<スタート後>
小布施駅前スタート~民家の路地を抜け~やがて田んぼのあぜ道へ。
そうです、整備された道路・ONの道でなく、田舎のそのままの道・OFFの道を走ります。
こきざみにアップダウンを繰り返す。
岩松院、浄光寺あたりの山麓の道、~砂利道やでこぼこ道、りんご畑、ぶどう畑ももの畑をぬい、10kmあたりまでくると水がほしくなる。
1kmごとに給水、5kmごとに果物とスポーツドリンクが置いてある。
私設のエイドサービスも多い。
後半は、2kmごとに給水、給食をしていた感じです。
暑さがつのり、汗が吹き出る。
タイムは二の次と、2時間を切りたい、が交錯しはじめる。
15km付近の栗畑の道を過ぎ、16~20kmにわたる千曲川沿いの川の土手道では、シャワーのトンネルをくぐる。
川の土手を左折するとフィニッシュの小布施総合公園。
公園を一周回してフィニッシュゲートへ!
ゴールするやいなや、パンツ一つになり、右手に見えた噴水を頭から浴びる。
暑さバテバテのゴール、ハダカで全身に噴水を浴び生き返る!!
ま~、でも、前日までのこと、当日の気温を、道中楽しめたランであったことを思えば満足です。
参加賞のバスタオル、ドリンク、完走証(記録証)をいただく
走ったあとも、たくさんの果物がふるまわれていました。
ゴール後の果物(スイカ、グレープフルーツ、オレンジ、バナナ、プラム、キューリに味噌、… … )
暑さと給水攻めにあった胃は、スイカのみ喜び、他は受付けません。
10:20、フィニッシュ会場からシャトルバスで駐車場へ移動。
<小布施逍遥、見て歩き>
疲れてはいましたが、せっかくの「小布施」。
時間の関係で、めぼしい所3箇所くらいは見ていきたい。
ちょうど、通りがかりの
に寄る。
だ~れもいない。
窓口に、老齢の男性が所在なさそうにすわっているだけ。
おそらく、教育関係かなにかににたずさわっていて、引退後ひきつづき資料館の窓口をまかされている方なのだろう。
「時間の関係で、小布施町の見所3箇所をまわるとしたら、どこがいいんでしょうか?」
尋ねると、下記の施設をあげ、一つひとつについて丁寧に説明していただきました。
11時過ぎから順次見学。
北斎の天井絵に圧倒される。
桜の絵がすばらしい。
あの、幕末動乱の時代に、北信濃にこのような人がいたとは… …。
佐藤一斎や佐久間象山などとも交流があり、
蔵には、太い筆で、勝海舟の書いた揮毫も展示されていました。
数々の北斎画をみて、この人のエネルギーといい、創造力といい、並みの人物でないことを今さらながら感じました。
ノドが乾いたので、北斎館の隣の小布施堂で「栗アイス」を買う。
こんなうまいアイスは初めて!!(おすすめです!!)
15:00、宿に向かう。
途中、中野市の通り沿いのCOCO’Sで夕食。
<宿に着いて>
17:00、風呂で汗を流し、帰り支度。
暗くなった山中でトレラン用ライトを試してみる。
小布施ワイン、ビールを飲んで8:30就寝。
宿(高社山中腹のスキー場)
20日( 翌日)
3:30:起床。
4:10:宿出発。
8:30:千葉到着(途中、ちょっと道を迷う。
早朝だったら、帰路の所要時間は4時間ほどでしょう)
■ 今回の教訓(信越五岳トレイルを想定して)
① 大会1週間前には、完全に疲労をぬき、2,3日前よりじゅうぶんな睡眠をとる
② 山の天気はくるくる変わる。まして5つの山並みはそれぞれ場所的、時間的に気象条件が異なる。事故トラブル防止のため、それなりの準備と決断が必要
③ 雲っていれば山の中は真っ暗。適したライトと予備のライトが必要