雪の金閣寺
ぶるっ!お寒いですね。
京都では昨夜から雪になりました。
ずっーと前に書いた「茶道具こわい」の京都編です。
京都に住みだしてから年金生活となったので茶道具購入をあきらめていました。
それでも茶道具との嬉しいご縁があり、いそいそと書き留めておきます。
今年10月、Sさんの名残りの茶事へ招かれたあとのある日、
道具屋さんのちらしに藤村庸軒好みの「凡鳥棗」(写し)の出物がありました。
庸軒流の隆盛に力を尽くされた、横浜在住の伊藤庸庵氏(故人?)が写しをいくつか作ったそうで、そのことをSさんから伺っていたのです。
早速、道具屋さんへ電話をすると、すでに売れていてご縁がなかったみたいです。
姫路・好古園 凡鳥棗
あきらめきれず、Sさんへ電話しました。
Sさん所有の伊藤庸庵箱書の「凡鳥棗」をお譲りいただけないか・・・と。
すると、おもいがけない言葉が返ってきました。
「「凡鳥棗」を二つ持っていても仕方がないので、横浜へ帰る暁庵さんに
伊藤庸庵ゆかりの凡鳥棗を使ってもらいたいと思い、電話するところでした」
「えっ・・・!(思わず絶句)」
二人で同じことを考えていたのです。
後日、Sさんから「凡鳥棗」が手渡されました。
「アリガトウ・・・大事に使います」
お返しに平棗を差し上げると、とても喜んでくださって二人ともハッピーでした。
横浜へ帰ったら、小林芙佐子先生に仕覆を注文して、○○茶会にどうかしら・・・
と今から楽しみにしています。
ギャリラー池川 「茶道」須田剋太書
11月の或る日、Kさんから永らくお借りしていた茶入をお返ししました。
京都在住中永久貸与とのことで送られてきたのです。
「濃茶をしないから使ってください。茶入も喜ぶと思います」
でも、この茶入はKさんが崇拝している揖保川焼の池川みどり氏作ですので
横浜へ持ち帰ることもできず、御礼の薄器と一緒にお返ししました。
すると、またKさんから
「ステキな贈り物をありがとう。
とても気に入り、取り合わせをあれこれ考え、愉しんでいます。
もう一つ、濃茶をしていた頃に購入した茶入がありました。
代わりに送りますので、どうぞ使ってあげてください・・・」
思いがけず、ステキな茶入が二つの着物(仕覆)と共に送られてきました。
「アリガトウ・・・大事に使います」
クリスマスツリー 京都駅ビル
茶道具が取り持つ、思い出すたびに心がウルウルするご縁でした。
今回は「茶道具こわい」より「茶道具やさし」でしたが、次回はこわい?話かも。
茶道具こわい in Kyoto Ⅱ へ
ぶるっ!お寒いですね。
京都では昨夜から雪になりました。
ずっーと前に書いた「茶道具こわい」の京都編です。
京都に住みだしてから年金生活となったので茶道具購入をあきらめていました。
それでも茶道具との嬉しいご縁があり、いそいそと書き留めておきます。
今年10月、Sさんの名残りの茶事へ招かれたあとのある日、
道具屋さんのちらしに藤村庸軒好みの「凡鳥棗」(写し)の出物がありました。
庸軒流の隆盛に力を尽くされた、横浜在住の伊藤庸庵氏(故人?)が写しをいくつか作ったそうで、そのことをSさんから伺っていたのです。
早速、道具屋さんへ電話をすると、すでに売れていてご縁がなかったみたいです。
姫路・好古園 凡鳥棗
あきらめきれず、Sさんへ電話しました。
Sさん所有の伊藤庸庵箱書の「凡鳥棗」をお譲りいただけないか・・・と。
すると、おもいがけない言葉が返ってきました。
「「凡鳥棗」を二つ持っていても仕方がないので、横浜へ帰る暁庵さんに
伊藤庸庵ゆかりの凡鳥棗を使ってもらいたいと思い、電話するところでした」
「えっ・・・!(思わず絶句)」
二人で同じことを考えていたのです。
後日、Sさんから「凡鳥棗」が手渡されました。
「アリガトウ・・・大事に使います」
お返しに平棗を差し上げると、とても喜んでくださって二人ともハッピーでした。
横浜へ帰ったら、小林芙佐子先生に仕覆を注文して、○○茶会にどうかしら・・・
と今から楽しみにしています。
ギャリラー池川 「茶道」須田剋太書
11月の或る日、Kさんから永らくお借りしていた茶入をお返ししました。
京都在住中永久貸与とのことで送られてきたのです。
「濃茶をしないから使ってください。茶入も喜ぶと思います」
でも、この茶入はKさんが崇拝している揖保川焼の池川みどり氏作ですので
横浜へ持ち帰ることもできず、御礼の薄器と一緒にお返ししました。
すると、またKさんから
「ステキな贈り物をありがとう。
とても気に入り、取り合わせをあれこれ考え、愉しんでいます。
もう一つ、濃茶をしていた頃に購入した茶入がありました。
代わりに送りますので、どうぞ使ってあげてください・・・」
思いがけず、ステキな茶入が二つの着物(仕覆)と共に送られてきました。
「アリガトウ・・・大事に使います」
クリスマスツリー 京都駅ビル
茶道具が取り持つ、思い出すたびに心がウルウルするご縁でした。
今回は「茶道具こわい」より「茶道具やさし」でしたが、次回はこわい?話かも。
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