暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

雨に笑えば・・・ 雨の写真

2011年06月22日 | 閑話休題
6月22日(水)、今日は夏至です。
雨を待っているのに雲一つない晴天でした。

6月19日(日)、戸栗美術館(渋谷区松濤)へ出かけた日のことです。
相鉄線の駅で相鉄瓦版「雨に笑えば」(フリーの小冊子)を入手しました。
冒頭に写真家・佐藤秀明氏の「雨天こそ撮影日和」の談話が掲載されていました。

佐藤秀明氏といえば、以前ブログに書いた「男梅雨」でご紹介した、
「雨の名前」(高橋順子文 佐藤秀明写真 小学館)の、
素敵な雨の写真を撮られた写真家です。

佐藤氏が雨に意識を向けたのは、10年前。
福井県の小浜を旅しているときに急な雨に降られ、
お寺の境内で雨宿りをしていたときのことでした。

ぼんやりと雨滴を眺めていて、しみじみと
「ああ、雨っていいな」
日本では1年のうち三分の一は雨天なので、
雨をテーマにすれば、一年中撮影ができる!と思ったそうです。
佐藤氏のお話で、こんなことを参考にしたら面白いかも・・です。

  
   雨を撮り始めて間もないころ、あることに気が付きました。
   それは雨そのものを撮影対象にしてもそれほど面白くないということです。
   滴を点で撮るか線で撮るか、滴を光らせるかなどという技術的な問題しかありません。
   それよりも雨にまつわる景色というものを広く捉えた方が、
   奥行や深みのある写真が撮れる。例えば・・・(略)・・・
   「雨の写真」を大きな枠で捉えるとイメージがぐんぐん刺激され、
   さまざまなものが被写体として輝いて見えるようになりました。
                                  

なかなか含蓄のあるお話しでしょう・・・それで急に「雨の写真」が撮りたくなりました。
ところが、敵(?)もさるもの、今度はなかなか降ってくれません。
とりあえず、ここ1年間で撮った「雨の写真」を掲載します。
今度はもっと被写体をひろげたいな、人や生活をいれたいな・・と思います。
笑って見てやってくださいな・・・。

 



 

 

                                     
    写真は上から、「雨の公園」 「メダカ池」
              「雨の模様」
              「蓮華寺池 藤枝」 「蓮華寺公園の菖蒲苑」
              「モリアオガエルの卵  藤枝・玉露の里」
              「雨香満竹林」

 追記) 相鉄瓦版「雨に笑えば」は相鉄線の各駅に置いてあると思います(6月中ならたぶん・・・)。


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