暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

詩 「青春」

2013年11月01日 | 京暮らし 日常編
                   奈良・西ノ京にて

「この詩、読んでみて・・・」
と主人に渡された一枚の紙に書かれた詩「青春」。
10月27日、奈良で開催された高校同期会で配られたそうです。
心を揺さぶられ、勇気づけられ、希望が湧いてくる詩でした。
覚えていたいので、ここに記録しておきます。


     青春      サムエル・ウルマン
              (作山宗久訳)

青春とは人生のある期間ではなく、
心の持ち方を言う。
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
たくましい意志、ゆたかな想像力、燃える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。


青春とは臆病さを退ける勇気、
安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
時には二十歳の青年よりも六十歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない
理想を失うとき初めて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、情熱は失えば心はしぼむ。
苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い精神は芥にある。


六十歳であろうと十六歳であろうと人の胸には、
驚異に惹かれる心、おさなごのような未知への探求心、
人生への興味の歓喜がある。
君にも吾にも見えざる駅遍が心にある。
人から神から美・希望・喜び・勇気・力の
霊感を受ける限り君は若い。


霊感が絶え、精神が皮肉の雪に覆われ
悲嘆の氷に閉ざされるとき、
二十歳であろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえる限り、
八十歳であろうと人は青春にして已む。


    「青春とは、心の若さである」角川文庫より


          
              コスモス   奈良・西ノ京にて

この詩を読み終わり、
「いま私は青春、真っただ中~~」
って大きな声で叫びたくなり、
力が沸沸と漲ってきました。
声を出して何度も朗読しています。
                            




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