makoの喜怒哀楽

俳句は自分史・転記は禁じます

恩師との山登り

2013年03月17日 | 日記

私が初めて登山したのは確か5年生の時だった

そして2回目は昨年の秋のこと

〇十年ぶりの「竜ヶ岳」との再会

山頂でのお昼の準備と場所の確保に余念のない3人を遠めに

遠い日の記憶を辿りあの時と同じ場所を探していた

 

丁度、 ストックを持った彼女が立っているいるところから右側に生徒が

全員並び8m映像を先生が撮ってくださったことを思い出していた

カメラなら観たことあったが、8mなんて、当時はかなり珍しいものだったと^^

冬休みだったろうか、その画像を各地区の生徒の代表の家に持って先生が訪問

映写してくださったことを思い出す

ちょっとヤンチャな男子は両手を広げピョンピョン跳ねて

自分の存在を盛んにアピールしていた

私と言えば、隅っこで固まっていて探すのがやっとの存在

今だったら、また違ったリアクションが出来る自信有りなのにネ^^v

 

思えば先生も随分思い切ったことをなさったものだ

誰一人怪我も無く、無事に帰って来たのも、内心では細心の気配りをなさって

おられた先生のお蔭だと感謝

山頂までのルートは今のようにそう複数ある訳でもなかったと思うし

山育ちの私には険しいと思える場所の記憶もなかったのだが

意外な男子が泣きべそをかき、引き返したいと駄々をこねる男子もいた

女子の方が強い^^

そう言えば、1箇所だけ、結構傾斜のきつい崖のようなところもあった

上を登る子の足元から崩れる石ころを直撃しないように

間隔を開けて登る指示を先生が出されていたような記憶

クライミングというスポーツ?をTVで観たけど、あんな感じ^^;

頂上間近になればずっと笹原が続く

それを掻き分けるよにして登って行くと突然原っぱのような所が現れた

そこが頂上であった

 

この景はあの時の感動を思い出していて撮ったもの

大人に混じって子供たちも見えます

あのような子供たちが30人余りいたのです

ストックもあるわけではありません

お供はリュックと水筒とおにぎりのみ

クラスメートと声掛け合いながら、励ましながら、頂上目指すその過程は

何と、素晴らしいことを教えてくださったことか

その先生はもう存命されていませんが

生涯忘れることの出来ない先生として今も私の胸を熱くする

それは恩師とのほんの一部の話しであって

全部を書けば1冊の本が書けるかも知れない

今、私が在るのはその先生のお陰だからと思うのです

皆さんも先生に限らずそんな方の一人や二人はいらっしゃるでしょうか