Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

日本女優別10傑(103)安田成美

2024-03-17 00:10:00 | コラム
~安田成美のキャリア10傑~

成美さん57歳、とんねるず憲さんの奥様。

正直いってアイドルやっていたころは、ジブリ作品のイメージ曲は下手いし(^^;)、
顔も自分の好みじゃないなぁ、、、なんて生意気なことを。



「おや、意外と俳優さんとしていいな」と思ったのは、ごく最近のことだったりします^^


(1)『犬死にせしもの』(86)

主演は真田広之と佐藤浩市、監督は井筒和幸が務めるアクション。
だが話題といえば脇で登場する今井美樹のヌードばかりで、同時上映だった岡本喜八の『ジャズ大名』が傑作だったことから、いろいろコケにされたという。

でも、いま観ると割と楽しめるのだよね。



(2)『すばらしき世界』(2021)

主人公にとって忘れ難き「過去のおんな」を好演。

出番は少ないけれど、このひとが出ているのと出ていないのとでは、作品の印象は大きく変わったことでしょう。

これ大傑作、『EUREKA』(2000)における「国生さゆりの起用」でも同じことを思いましたね。


(3)『孔雀王』(88)

正直、物語はよく覚えてないのだが、ワチャワチャガチャガチャして楽しい映画だったなぁと(^^;)

グロリア・イップもかわいいし。



(4)『そろばんずく』(86)

とんねるず主演作。


森田芳光の実験性に富んだコメディで、同時上映のおニャン子映画を楽しみにしていた自分なんかは、( ゚д゚)ポカーンとしたわけです。

しかしこれもまた、いま観るとおニャン子映画の数倍は面白いのだよと。


(5)『任侠ヘルパー』(2012)

ツヨポン草彅剛の主演作。
この映画を観るとはっきり分かると思う、元SMAPで最も演技巧者なのはツヨポンだなぁって。



(6)『光る女』(87)

泉鏡花文学賞に輝く傑作小説を相米慎二が映画化。

相米キャスティングにより、なんとプロレスラーの武藤敬司が主演を務めることに。
それがうまくいったかどうかは疑問だが、バブル期の東京を捉えた視点の鮮やかさはさすがというべきか。



(7)『咬みつきたい』(91)

緒形拳が主演するホラーコメディ。
成美さんは、血を研究する化学者役。

監督は金子修介で、このひとはライトコメディを撮るとほんとうに上手。
だからこそ、公開中の最新作『ゴールド・ボーイ』のタッチに驚きました。見事です!


(8)『ラストソング』(94)

若きミュージシャンたちを描く青春劇。
共演に本木雅弘と吉岡秀隆、しかし監督が『北の国から』シリーズの杉田成道なので、フジテレビのスペシャルドラマ感が拭えなかった。


(9)『南へ走れ、海の道を!』(86)

佐木隆三の同名小説を岩城滉一の主演で映画化。

それにしても。
成美さんはこの年『犬死~』にも出演しているわけで、オモシロタイトルには恵まれたなぁと(^^;)


(10)『ZIPANG』(90)

林海象によるSF時代劇。


クライマックスの百人斬りの殺陣を期待したのだが、100人数えさせるための配慮?なのか、あまりカメラを動かさず、躍動感がないじゃないか!!と怒った記憶があり。

結果、印象に残るのはXの主題歌だけだったかな。。。

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明日のコラムは・・・

『てんてこまい my mind』
コメント
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