Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

令和版・海外俳優列伝(124)ジャレッド・レト

2024-03-08 00:10:00 | コラム
71年12月26日生まれ・52歳。
アメリカ出身。

内面・外面の両方が病んでいる―とまでいっちゃうと語弊があるのか、そういうキャラクターを演じることに定評があるジャレッド・レト。

ミュージシャンの顔も持つことから、イベントなどにはこんな格好で出演します。

すごいいでたち、
パンク+グラムといったらいいのか、これをナチュラルと思わせる個の強さがこのひとにはあります。


※代表作は、なんといってもコレ



<経歴>

まず、ママがとにかくパワフル。

ヒッピー

ハイチで医療慈善団体で働く

カメラマン

2000年代にアクセサリー会社を起業

そんなママにギターを覚えることを勧められたジャレッドは、98年にバンド結成しデビューを飾ります。
同じころテレビドラマの端役などで演技活動を開始、
95年の『キルトに綴る愛』で映画俳優デビューを果たす。

『シン・レッド・ライン』(98)や『ファイト・クラブ』(99)、『17歳のカルテ』(99)などは端役・助「々」演ではあるものの作品に恵まれたキャリアの築きかたといっていいでしょう、
自分が「お!」と思ったのは、主人公の歪んだ自意識と競う羽目になる『アメリカン・サイコ』(2000)からですね。


2000年、ダーレン・アロノフスキーによる怪作『レクイエム・フォー・ドリーム』に主演。

ドラッグにより人生を棒に振ってしまう、哀しき主人公を大熱演し注目を受ける。
ジャレッド自身も「その数年前」にドラッグに溺れており、そのころの経験が活きたのだとか。。。



『パニック・ルーム』(2002)、『アレキサンダー』(2004)、『ロード・オブ・ウォー』(2005)、『ミスター・ノーバディ』(2009)、

そして2013年―『ダラス・バイヤーズクラブ』でオスカー助演賞に輝く。
30ポンド減量し、「トランスジェンダー」の「HIV患者」を演じました。

ジャレッドもデ・ニーロやマシュー・マコノヒーと同様、身体改造を厭わないタイプの俳優ですが、先に挙げた同業者とちがう点がひとつ。
ベジタリアンなのですね。
だから増量の際も肉を喰らうことをせず、ひたすらタンパク質・糖質を摂っていたのですって。

どうかしてるぜ!!


以後も・・・
ジョーカーを演じた『スーサイド・スクワッド』(2016)、


浅野忠信や椎名桔平、大森南朋、忽那汐里らと共演した配信映画『アウトサイダー』(2017)、

『ブレードランナー 2049』(2017)、『ハウス・オブ・グッチ』(2021)、『モービウス』(2022)などに出演する。


音楽との兼業ゆえ数は多くないですが、ひとつひとつの作品にインパクトがあって、なかなか目が離せないひとです^^

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(125)ジャン・ギャバン』
コメント
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