交通事故 2

2016-07-15 14:15:41 | あれこれ
長男も交通事故に遭ったことがある。
小学校4年生のとき、いつも遊んでいた神社に行こうと道路を渡るときに、
止まっていた車の陰から飛び出したらしい。

家にいると、その神社の横の鉄工所の人が知らせにきてくれた。
「今、お宅の子供さんが、車にぶつかってね…」。
一瞬血の気が引く。
でも、すぐに大した怪我もしていないようだという話で、ほっとする。

何でも、ぶつかって「やばい!!」と思ったらしく、走って逃げようとしたらしい。
後続車の方が捕まえて、病院にいかなきゃだめだと言い聞かせてくださったとのこと。
車を運転していた50代くらいのご婦人が病院に連れて行ったとの話だった。
夫がすぐに病院に向かう。

帰ってきた息子は、外傷もなくレントゲンの結果も何も異常がなく、ピンピンしていた。
私は、ぶつかったと言っても、ちょっと当たったくらいのことだったのだろうと思ったが、
夫が言うには、相手の車はかなり凹んでいたとのこと。
後日、知らせてくれた鉄工所にお礼の挨拶に行ったときも、
「車と車がぶつかったかと思うような大きな音がしてね…。本当に何ともなかったの!?」
と驚かれた。

息子はしばらくの間、「サイボーグ」と呼ばれていた。

以前から、私にはとても立派な守護霊さまがついていてくださると感じていたが、
この息子のケースは、私の息子だから、私のためにその守護霊さまが守ってくださったのか、
それとも、息子自身にも、立派な守護霊さまがついていてくださるのか?

そう言えば、この息子、学生時代に、夜友達の車に乗って高速道路を走っていたとき、
雨のせいだったかで、スリップして壁に激突したことがあった。
車は大破したそうだが、乗っていた3人、誰も怪我なく無事だったという。
息子が言うには、気がつくと、その時カバンに付けていたお守りが無くなっていたのだそうだ。
そういうことあるんだなと思って、ゾクっとしたそうだが。
「何のお守りだったの?」と聞くと、
「縁結び」と言って笑っていた。

どうやら、息子にも強力な守護霊さまがついていてくださるらしい。

交通事故

2016-07-15 13:52:58 | ねこ部
我が家にやってきた2匹の仔猫は、毎日家の中を走り回っていた。
朝晩、必ず大運動会をする。

私は、猫は家の中に閉じ込めておくものじゃないと思っていた。
うちの子たちは野良上がりのせいもあって、外に出たがる。
外に出してやりたいのだけれど、家の前の道路は結構車が多い。
もう少し大きくなってからと思いつつも、しばらくすると1日に1回くらいは外に出してやることにする。
裏の住宅との間の側溝に入ったりして走り回る。
楽しそう。
道路の方に行くと心配でたまらない。
私はいつもハラハラとして見ていた。
猫だって車は怖いはず。
そうそう飛び出したりはしないだろうと信じようとしても難しい。
そんなある日、とうとうくーちゃんは車の前に飛び出してしまった。

車の方も気がついてスピードを落としてくれていて、すぐに止まってくれたけれど、
びっくりしたくーちゃんは、その車の下に潜り込む。
それを何とか引っ張り出して、車の人に謝って…。
心は気が気じゃない。
外傷はあまりなく、少し血が出ている程度だが、すぐに動物病院に駆け込む。

レントゲンを撮ると、骨盤が折れて反対方向に曲がっているという。
その折れた骨盤が、尿管を切断していたらもうだめだと。
「この子は死にます」。と言われた。
でも、切れていなかった場合、その折れた骨盤が、大腸を圧迫していると思うので、
肛門から棒状のものを入れて、折れた骨盤をできるだけ大腸と並行な位置まで動かしたいという。
それをやったとしても、尿管が切れていたら無駄。
とにかく治療をお願いして、入院させる。

夕方迎えに行くまでの間、冷静でいられるはずがない。
チビコちゃんのことが頭をよぎる。これはもうトラウマだ。
「大丈夫。大丈夫。大丈夫」。ずっと心の中で繰り返す。
テレビを見て気を紛らそうとするけれど、効果があるはずもない。
心配し過ぎは、悪い結果を呼ぶ。
そう思っても、心配で心配でたまらない。

夕方くーちゃんは帰ってきた。
タオルを敷いた段ボールの中に入れる。
ちゃーちゃんがじゃれつかないように隔離する。
夜は、私の枕元に段ボールを置いた。

毎日病院に通う。
尿管はどうやら無事だったようでほっとする。
でも、ものすごい血尿。
このまま血尿が止まらないと、今度は出血多量で危ないと。
その他にも、次から次へと心配な兆候が現れる。
でも、くーちゃんは、それらを一つ一つクリアしていってくれた。
私は、ものすごくがんばって看病した。

最終的に、くーちゃんは足の神経に不具合があったようで、片方の足が動かない。
(骨盤が折れているのとは、逆の方の足)。
肉球をつくことができなくて、人間で言ったら足の甲の部分をついて歩く。
足は全く動かないわけでもなく持ち上げて足で頭を掻くような動作もする。
神経はいつ治るかわからないので、マッサージをするようにと言われ、
がんばってマッサージも続けたが、今もそのままだ。

だいぶ良くなって、それまで閉じ込めていたケージから出したときは、
足が動かないながらも、ちゃんと動きまわっていたが、
ちゃーちゃんが階段を上っていく姿を、階段の下から羨ましそうに眺めていた。
この子は、もう階段を上がれないのかな?と思ったけれど、
ほどなく階段も上れるようになった。

座ったときに、片方の足が伸びたままだけれど、
それ以外は、普通の猫と同じように走り回れるし、
あまり高いところは無理だが、ある程度の高さのところなら、自分で飛び乗ることもできる。
こういった足の状態なので、足に負担をかけないように体重をあまり増やさないように、
3キロまでと言われたが、今は4キロ近くある。

何よりも、生きていてくれただけでありがたい。

夜、夏場は、フローリングの上とか涼しそうなところで寝ているが、
冬には、布団の上とか中とか、暖かいところで寝る。
その時は、必ず私の布団にきてくれる。
夫や娘が連れていっても、必ず私のところに戻る。
普段は、夫にも甘えるし、あまりベタベタしてこないクールな子だけれど、
冬の夜だけは、必ず私のそばだ。
私が、一生懸命に看病したことを覚えてくれているのかな?と思う。

おめでとう!

2016-07-15 12:25:07 | 日記
暇だなあ~と思って、友達にメールしてみた。
「元気?しばらく会ってないよね?お暇だったらどうかな?と思ったんだけど…」。
返ってきた返事には、
今日は、孫が退院するので、病院に行くと書いてあった。

そうか!
彼女は、息子さんの彼女に子供ができちゃって、結婚することになったと前に言っていた。
産まれたんだあ!
いろいろ大変だろうけど、やっぱり良かったなあと思う。
おめでとう!!


執着

2016-07-15 09:43:51 | 生い立ち・家族
母が亡くなって、私は実家の土地の一部を相続した。

母は、8人兄弟の下から2番目だったが、出戻り娘で、最後まで祖父母と一緒に暮らしたので、
祖父が建てた家を相続した。
と言っても、母は仕事を持っていたので、
隣に家を建てた母の長兄の奥さまが、祖父母の晩年はかなり面倒を見てくれた。
昔からの家なので、それなりに家の周りに畑など土地は広かった。
大部分を隣の伯父が相続し、結構な部分を母が相続し、
一部を、当時まだ借家住まいだった叔父が相続したのである。

母は、祖父から受け継いだ家と土地にかなりの執着を持っていたように私は思う。
何でも、祖父が、身内が家を建てる以外に土地を使ってはいけないと言ったらしい。
一部の土地を譲り受けた叔父は、結局別のところに家を建てたので、
その土地は、ずっと隣の伯父のところで、畑として使っていた。
末っ子だった叔父だが、わりと早くに亡くなった。
その後で、近くにできた喫茶店のチェーン店で、その土地を駐車場に貸してくれないかという話があった。
叔母は、母に任せると言ったそうだが、
母は、祖父がそういうことに土地を使ってはいけないと言ったと言い張り、一度はその話は流れた。
私は、それを聞いたとき、
叔母も固定資産税を払っているだけで、他に利用の仕方もないのだから、
駐車場に貸すくらいいいではないかと思った。
その後、どういう流れかはわからないが、そこは喫茶店の駐車場になった。

祖父の言ったことを守るということに、母はかなり頑固になっていたと思う。
私は、亡くなって魂になった祖父は、もうそんな土地に執着などしていないと思ったけれど、
母には言えなかった。

母は、土地に執着していた。
隣家の伯父が相続したものは、伯父亡き今、従兄夫婦が共有名義にしているという。
母は、従兄の奥さまのことを良く思っていなかったので、
(私はとてもいいお嫁さんだと思っているが)。
祖父の土地が、部分的にも彼女の名義になっているということを嘆いていた。

親不孝者の私は、あっさりと言ったことがある。
「土地なんかいらない」。
母は、「若いからそんなことを言っていられるだけ」と答える。
近年になってからは、
「土地を残してもらっても、固定資産税が払えない」。
「それじゃ、みなみにはお金が少し余分にいくようにしておくね」。

母が亡くなって、最初は家も土地もすべて姉が相続する方向で話していた。
しばらくして姉が言う。
「あそこの畑のところを、みなみの名義にしておく?」

本当はいらなかった。
姉は結婚していないので、どっちにしろいずれは母が残してくれた土地は、
私なり、私の子供たちが相続することになるのだ。
でも、土地に執着していた母、その土地を私たち娘に残したいと思っていた母のことを思うと、
少しでも相続しておくことが親孝行だと思った。
それに、税金をすべて姉に負担させるのも申し訳ない。

相続、相続と書いてしまったので、まるで私は大金持ちのお嬢さんのように聞こえるかもしれないが、
田舎の古い家なので、家の周りに畑になっている土地があるだけの話である。
それでも、もし売ればそれなりの額にはなるだろうから、ありがたいものである。
うちの子供たちがそこに家を建てるなどということはなさそうなので、
いずれは手離すことになるのだろうと思う。
でもそれは、姉も私も死んでしまってから後のことになると思う。
母が守ってきたものは、できるだけ残しておいてあげたいと思う。

魂になった母は、今も土地に執着しているだろうか?