ななこちゃん

2018-05-31 22:48:08 | あれこれ
ななこちゃん。
コーラスをしていた時の友達。

最初の印象は、私が友達になれる人じゃないと思った。
セレブ感があったから。
まるで価値観の違う人だろうと思った。
実際、ななこちゃんのご主人の家は、昔からの地主さんみたいで、
今はマンションを建てたり、アパートを建てたりして、その管理会社をしているみたいだ。
ものすごいお金持ちってことはないかもしれないが、豪邸に住んでいるし、そこそこに裕福なお宅だと思う。

練習の後、大勢でランチに行っていたころは、常連さんだったので、
そこそこに親しくはしていたが、パートも違ったし、そんなに仲が良いとは思っていなかった。

でも一度、Mちゃんの家にはるちゃんと遊びに行った時、
お昼のおかずを一品ずつ持って行こうということになって、
電車で持って行けるメニューに困って、
お料理が得意というイメージのあったななこちゃんに相談したことがあった。
ななこちゃんは、フィナンシェを作ろうと言って、材料を用意しておくから出かける前日に家においでと言ってくれた。
フィナンシェはおかずじゃないけどなあと思いながらも、好意に甘えてお邪魔した。
もちろん、材料費は払ってきた。
そしたら、フィナンシェに卵の黄身は使わないので、
その残った黄身を使ってシュークリームを作ったから取りにおいでと言われた。
(その黄身は、私がお金を払った卵の黄身だからということである)
そんなことがあった。

ずいぶん前のことである。
その後は、私もコーラスをやめてしまったし、年賀状のやり取りくらいで、
やっぱりそれほど仲が良いとは思っていなかった。
ななこちゃんは、社交上手で、ママ友さんたちとずいぶん仲良くやっているという印象だった。

ちょっと理由があって、年に数回、ななこちゃんを含む数人で名古屋にランチに行っていた時期があった。
他の人とは交通手段が違って、大抵いつもななこちゃんと二人で電車で出かけていた。
そんなある時、娘と名古屋に出かける時に、偶然駅でななこちゃんに会ったことがある。
ななこちゃんも別の人と一緒だったけれど、
私を見つけるなり、すごく嬉しそうに手を振ってくれて、
「ランチ行こうよ!絶対誘ってよ!!明日にでも連絡ちょうだいよ!!」
と、強引とも言えるように言ってくれた。

前から、ランチ行こうみたいなことは言われていたような気がするが、
私は、やっぱりななこちゃんと二人のランチはちょっと気を遣いそうと言うか、
二人で出かける気にはなかなかなれないでいた。

でも、そこまで言われてしまったので、翌日ではなかったけれど、連絡してみた。
「嬉しい~!!ありがとう~~!!」とノリノリの返事がきた。

ななこちゃんは、車の運転が得意だから、そのうち遠出しようと言ってくれていた。
なかなかそんな機会はなかったが、ふと紅葉が見たくなった時誘ってみた。
その時聞いてみた。
「こんなこと聞くべきじゃないんだろうと思うけど、私でいいのかな?」
「ななこちゃんにはお友達がたくさんいるし」
ななこちゃんは、たくさんいるのはお友達じゃなくて知り合いだと言う。
なんか、私にはそうは見えないけれど、そうなのかなと思った。

今の私はかなりななこちゃんに気を許している。
かなり本音で話している。
でもやっぱりどこか警戒しているところもある。

そんなに頻繁に会うわけでもない。
ななこちゃんは自分から誘ってくることはないけれど、何かのおりに、「また誘って」と言ってくる。
誕生日のメッセージをくれた時にもそんなことを言っていたので、
昨日、ふと思いついて「今日は忙しいですか?」と聞いてみた。
ななこちゃんは喜んでという感じでつき合ってくれた。
なんだかとっても楽しかった。

それでもよくわからない。
ななこちゃんはどうして私を友達に選んでくれたのだろう?
知り合いじゃなくて友達って思ってくれてるんだよね?

カオス

2018-05-24 16:46:59 | 日記
ここに何を書いても、何か違う気がする。
違うと言うか…。
違わないのだけれど…。
思うことは常に変わっていって、
何を書いても真実じゃない気がする。

Mちゃんにも何度か電話をしようかと思った。
でも、何をどんな風に話したらいいのかわからなかった。
今の気持ちを表現する言葉は見つからない。

哀しい気持ちは確かにある。
でも、「哀しい」なら、あの時やあの時や…。
そう過去の何回かの方が強かった。

今は哀しいよりも解放感の方が強い。
「辛さ」から解放された気がする。

いつもいつも辛かった。
整形に通っていた時も。
Mくんの連絡先を知った後も。
楽しい時も倖せな時もたくさんあった。
でも、ずっと辛かった。

状況を変えるには、何か違うことをしなければならない。
結局そういうことなのだろう。
Mくんのことを好きなままでは、私はずっと辛いのだ。
それではMくんのことが好きじゃなくなったのか?
そうでもない。
あんなに好きだった人のことを好きでなくなることはない。
でも、何かが変わった。

この先の私が、何をするのか、どうなっていくのか、
何もわからない。
日常に飲み込まれていく。
自然な流れに身を任せる。

でも結局いつもこうなのだな。
最後は自分で決めるんだな。
そうしなきゃいけないのだけれど、
ちょっと辛いな。




神様のいたずら

2018-05-21 18:39:51 | ストロベリークォーツ
去年のバレンタインデーに、メールを送った。
チョコは用意してあった。
でも、メールしたのはチョコを渡すためと言うより、他に目的があった。
確かめたいことがあった。
返事はこなかった。

哀しかった。
毎日哀しくてたまらなかった。
そして半月くらいして、ようやく心は少し落ち着いてきた。
哀しみが少し薄れてきた。
日常を取り戻しつつあった。

そんな時に突然メールがくる。

その時はショートメールだった。
Mくんは、ショートメールは通知がこない設定になっていたらしいと言い、
メールに気がつかないでごめんなさいと言ってくれた。

あれは何だったんだろう?

今の状況が結末だとするならば、
どうしてあの時、あのままでおしまいにならなかったんだろう?
あのままの状況だったら、私の心はまたやばいことになったんだろうか?

断ち切る

2018-05-20 06:54:45 | ストロベリークォーツ
そうだ。全て自分のためだ。
逃げ出したかったんだ。
Mくんの言葉から何かを期待することに疲れたんだ。
何も期待するものはないとわかっていたけれど、
それでも決定的なものが欲しかった。
未練を断ち切りたかったんだ。

そうすれば、一番最初に望んだものを全て手に入れた今の状態に満足することができる。

そう思うまでに時間がかかった。



また一歩前へ

2018-05-19 10:09:59 | ストロベリークォーツ
眠りは神様とのミーティング。
朝目覚めた時に、感じたこととか、ふと思ったこと、それを大切にしている。

今朝目覚めた時、とてもすっきりした気分だった。
そうだ!どんな答えでもいい。
そう思った。
どんな答えでもいい。答えが欲しかったんだ。

「そのうちまたお茶でも行きましょう」
Mくんはそう言ってくれていたけれど、本当にそんなこと実現するのだろうか?
Mくんの職場は遠くになってしまったし。
私も忙しくなって、Mくんの都合に合わせることができるかわからない。
もしも、Mくんが本当に私に会いたいと思ってくれるのならば、
どんな風にでも会う時間は見つけられるだろう。
でもそんなことはなさそうだし。
だったらもう、本当にMくんには会えないのかもしれない。
そう思った。

もう会えないのなら、これでおしまいなら…。
だったら、心残りのないようにしたかった。
聞きたいこと聞いてもいいんじゃないかと思った。

ちゃんと下書きをして言葉を選んだ。
何回かやっぱりやめようかとも思った。
やめようかと思ったけれど、それでもあまり揺らがなかった。
心の中ではちゃんとメールを送ると決まっていた。

送る前はちょっとドキドキしたけれど、あまり迷わず送信ボタンを押した。
押してからも冷静だった。
夕方までは彼が見ることもないと思うからだろうか?
その後はドキドキするだろうかと思った。
でもそんなこともなかった。
最近の傾向からその日のうちに返信がくることもないと思ったからかな?
明日になればドキドキするかなあ?とか思った。

ちょっとは空気読めないことやっちゃったかなあ?と思ったりもした。
そう言って謝ろうかと思ったりもした。
でも本当の意味での後悔なんてしていなかった。

そして今朝起きた時の気分がこれだ。
どんな返事でもいい。
それを聞いたら前に進める。
そう思う。
最悪なのは、このままスル―されることだけれど。
それならそれでもいい。

自己満足かもしれない。
Mくんを困らせただけかもしれない。

相手を困らせるだけ。
それが今までの私の勇気を出さないことの言い訳だったような気もする。
もう会うこともないかもしれないのだから、困らせたとしても許してもらおう。
そうすることで、また私は課題を一つクリアできたような気もする。

なんだかんだといつも私は相手に合わせようとしていた。
自分に自信がないので、私のようなやり方、私のような考え方は相手に疎ましがられる。
そんな風に感じていた。
そうやって本当の自分を隠して、ごまかしてきたんだなあと思う。

もうMくんには会えないかもしれないけれど、新しい私に会えるかもしれない。