今は、外猫は我が家の南側、ウッドデッキの上に置かれた段ボールを寝ぐらにしている。
寒くなり出してからは、マダちゃんと、どろちゃんと、みぃちゃんの3匹がくっついて寝ていた。
マダコはたくさん子供を生んだが、1匹も残っていない。
たくさん子供を生んだのに、我が子ではないどろちゃんとみぃちゃんと3匹で暮らしているのを、
なんとなく不憫に思っていた。
でも、どろちゃんもみぃちゃんも、マダコにおっぱいをもらっていた。
だから、マダコは2匹を自分の子だと思っているんだろうか?
などと思っていたりした。
朝起きて、カーテンを開ける。
そこから外猫の様子を見るのが日課になっていた。
猫たちは段ボールの中にいたり、ウッドデッキの上でひなたぼっこをしたりしていた。
正月の3日の朝だった。
段ボールの横でみぃちゃんが丸くなって寝ていた。
でも、そのみぃちゃんがとても小さく見えた。
「あれー?」
隣の箱の中にどろちゃんが見えた。
どろちゃんもみぃちゃんもほぼ同じくらいの大きさだったが、
やっぱりどろちゃんより小さい。
同じくらいの大きさだと思っていたけど、みぃちゃんの方が小さかったのかなあ?
などと思う。
そのうちみぃちゃんが顔を上げてこっちを見る。
しばらく見つめ合う。
なんだか顔が違う気もするが、よくわからない。
みぃちゃんは三毛猫だが、私がイメージする三毛猫とは違って柄が特徴的だと思っていた。
目の周りはアイシャドウを塗ったように黒くふちどられている。
そこにいる猫も、みぃちゃんにそっくりの柄で、アイシャドウを塗っている。
めやにでも出て、目の形がちょっと変わっているのかしらん?
多分、私の中では、ちょっと特徴的な柄のみぃちゃんとそっくりの柄の猫がたまたま我が家にやってくるなんて有り得ない、
そういう思いがあったのだろうと思う。
しばらくたってから、外猫にエサをやりに出る。
いつものように、みんな集まってくる。
そして南側に回ってみると…。
やっぱりいる!!
もう1匹のみぃちゃん。
「みぃちゃんが2匹いる!!!」
後で娘が言うには、
娘はいつも出かける時に、門のあたりから外猫がいる方を眺めて行くらしいのだが、
みぃちゃんが丸くなって寝ているのが見えた。
「寒いから、みぃちゃん、すごくちっちゃくなってる!」
そう思ったという。
普通、猫どうしは慣れるのに時間がかかる。
でも、どろちゃんは平気でちっちゃいみぃちゃんの横でリラックスしている。
お互いに威嚇する様子はない。
みぃちゃんとマダちゃんはちっちゃい子のそばには寄らないようだった。
だからと言って、怒るようでもない。
ちっちゃいみぃちゃんは、私たちを見ると逃げて行くが、
逃げて行く前に、どろちゃんと2匹で入っていた段ボールの中に、マダコを入れてみたら、
マダコはすぐに出て行った。
何日かすると、みぃちゃんも慣れたようで、一緒にいるようになったが、
マダコは帰ってこなくなった。
元々、マダコは気まぐれで、家にいたり、いなかったりだったが、
ここのところずっと家にいたのに。
ちっちゃい子がいるのが気にいらないのだろう。
3日に一度くらい顔を出すだけである。
私がゴミを出しに行く時に、裏のお地蔵さんの敷地から声をかけてきたことが2回くらいあった。
ちょっと心配ではある。
ちょっとかわいそうにも思う。
でも、しかたない。どうしようもない。
ちびみぃちゃんは、まだ私たちが近づくと逃げる。
夫や娘はつかまえたことがあるそうだが、ものすごく暴れて逃げていったという。
エサをやる時には、どろちゃんたちと一緒にやってくる。
私の様子を伺いながらエサを食べる。
一体どこからやってきたのか?
もしかしたら、みぃちゃんの妹なのかな?
そうそう、我が家によく現れるちょっと大きい茶トラの猫がいる。
多分オスだと思う。
茶トラの猫はこのあたりで一番よく見かける気がするし、
時々、我が家の外猫に惹かれてくるオスもいる。
あまり気にしていなかったが、
夫が「いつもくる大きい茶色の猫」という。
「あいつぐーちゃんの親なのかなあ?」などと言う。
同じような茶トラの猫なんていくらでもいるのに何言ってるのかなあと思っていたが、
その理由がわかった。
昨日、出かけようとすると、その猫が外猫の食べ残したエサを食べているところにでくわした。
あちらも驚いてしばらく固まったようにこっちを見ていた。
その顔が…、
その顔が、ぐーちゃんにそっくりだった。
その子は、メスを求めて現れるわけじゃなくて、
ただ単に、エサを食べにくるだけのようだ。
何日か前にも、夜ウッドデッキに出ようとした時、デッキの下から茶トラの猫が逃げて行ったことがあった。
最初、何でどろちゃんが逃げるんだろうと思ったけれど、
どろちゃんはちゃんと箱の中にいた。
その子がいても、別に外が騒がしいこともなかった。
うちの子たちもその子の存在をある程度許しているのかもしれない。
もしかしたら、いなくなったマダコの子なのかもしれない。
そんな風に思ってみたりもする。
寒くなり出してからは、マダちゃんと、どろちゃんと、みぃちゃんの3匹がくっついて寝ていた。
マダコはたくさん子供を生んだが、1匹も残っていない。
たくさん子供を生んだのに、我が子ではないどろちゃんとみぃちゃんと3匹で暮らしているのを、
なんとなく不憫に思っていた。
でも、どろちゃんもみぃちゃんも、マダコにおっぱいをもらっていた。
だから、マダコは2匹を自分の子だと思っているんだろうか?
などと思っていたりした。
朝起きて、カーテンを開ける。
そこから外猫の様子を見るのが日課になっていた。
猫たちは段ボールの中にいたり、ウッドデッキの上でひなたぼっこをしたりしていた。
正月の3日の朝だった。
段ボールの横でみぃちゃんが丸くなって寝ていた。
でも、そのみぃちゃんがとても小さく見えた。
「あれー?」
隣の箱の中にどろちゃんが見えた。
どろちゃんもみぃちゃんもほぼ同じくらいの大きさだったが、
やっぱりどろちゃんより小さい。
同じくらいの大きさだと思っていたけど、みぃちゃんの方が小さかったのかなあ?
などと思う。
そのうちみぃちゃんが顔を上げてこっちを見る。
しばらく見つめ合う。
なんだか顔が違う気もするが、よくわからない。
みぃちゃんは三毛猫だが、私がイメージする三毛猫とは違って柄が特徴的だと思っていた。
目の周りはアイシャドウを塗ったように黒くふちどられている。
そこにいる猫も、みぃちゃんにそっくりの柄で、アイシャドウを塗っている。
めやにでも出て、目の形がちょっと変わっているのかしらん?
多分、私の中では、ちょっと特徴的な柄のみぃちゃんとそっくりの柄の猫がたまたま我が家にやってくるなんて有り得ない、
そういう思いがあったのだろうと思う。
しばらくたってから、外猫にエサをやりに出る。
いつものように、みんな集まってくる。
そして南側に回ってみると…。
やっぱりいる!!
もう1匹のみぃちゃん。
「みぃちゃんが2匹いる!!!」
後で娘が言うには、
娘はいつも出かける時に、門のあたりから外猫がいる方を眺めて行くらしいのだが、
みぃちゃんが丸くなって寝ているのが見えた。
「寒いから、みぃちゃん、すごくちっちゃくなってる!」
そう思ったという。
普通、猫どうしは慣れるのに時間がかかる。
でも、どろちゃんは平気でちっちゃいみぃちゃんの横でリラックスしている。
お互いに威嚇する様子はない。
みぃちゃんとマダちゃんはちっちゃい子のそばには寄らないようだった。
だからと言って、怒るようでもない。
ちっちゃいみぃちゃんは、私たちを見ると逃げて行くが、
逃げて行く前に、どろちゃんと2匹で入っていた段ボールの中に、マダコを入れてみたら、
マダコはすぐに出て行った。
何日かすると、みぃちゃんも慣れたようで、一緒にいるようになったが、
マダコは帰ってこなくなった。
元々、マダコは気まぐれで、家にいたり、いなかったりだったが、
ここのところずっと家にいたのに。
ちっちゃい子がいるのが気にいらないのだろう。
3日に一度くらい顔を出すだけである。
私がゴミを出しに行く時に、裏のお地蔵さんの敷地から声をかけてきたことが2回くらいあった。
ちょっと心配ではある。
ちょっとかわいそうにも思う。
でも、しかたない。どうしようもない。
ちびみぃちゃんは、まだ私たちが近づくと逃げる。
夫や娘はつかまえたことがあるそうだが、ものすごく暴れて逃げていったという。
エサをやる時には、どろちゃんたちと一緒にやってくる。
私の様子を伺いながらエサを食べる。
一体どこからやってきたのか?
もしかしたら、みぃちゃんの妹なのかな?
そうそう、我が家によく現れるちょっと大きい茶トラの猫がいる。
多分オスだと思う。
茶トラの猫はこのあたりで一番よく見かける気がするし、
時々、我が家の外猫に惹かれてくるオスもいる。
あまり気にしていなかったが、
夫が「いつもくる大きい茶色の猫」という。
「あいつぐーちゃんの親なのかなあ?」などと言う。
同じような茶トラの猫なんていくらでもいるのに何言ってるのかなあと思っていたが、
その理由がわかった。
昨日、出かけようとすると、その猫が外猫の食べ残したエサを食べているところにでくわした。
あちらも驚いてしばらく固まったようにこっちを見ていた。
その顔が…、
その顔が、ぐーちゃんにそっくりだった。
その子は、メスを求めて現れるわけじゃなくて、
ただ単に、エサを食べにくるだけのようだ。
何日か前にも、夜ウッドデッキに出ようとした時、デッキの下から茶トラの猫が逃げて行ったことがあった。
最初、何でどろちゃんが逃げるんだろうと思ったけれど、
どろちゃんはちゃんと箱の中にいた。
その子がいても、別に外が騒がしいこともなかった。
うちの子たちもその子の存在をある程度許しているのかもしれない。
もしかしたら、いなくなったマダコの子なのかもしれない。
そんな風に思ってみたりもする。