YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

いよいよ冬

2018年11月24日 | YB125SPツーリング

 今年は降雪地方での初雪が遅かったらしいけれど、関東もいよ
いよ冬の到来って感じがしてきたよ。
霜は降りるし日陰は寒いし、キャブレター搭載車はアイシングの
症状が話題に上がり始めたね。
こう寒いと遠出、特に山奥まで行く気分にならないから、今日の
ツーリングは近場にしたのだ。

 今日の目的は「鍋ツー」。

スーパーマーケットなどで見かける簡単鍋セットの季節到来。
火にかけて待つだけで作れるのでカップ麺よりも簡単で、しかも
豪華に見える。
汁も楽に飲み干せるし身体も温まって後片付けも簡単だから、こ
の季節は鍋がお勧めだよ。

 気温が低くて湿度も高かったおかげで油水分離器がついに水分
を捕獲しだした。

上部の白っぽい曇りが分離された水分がパイプの内側に付着した
もので、冬の到来を目で感じる事ができた。
パイプがだいぶブローバイガスで汚れてきたので、そろそろホム
センで買ったビニールパイプに交換しなきゃなあ。

晩秋というよりも初冬って感じの鍋ツーリングでした。


リアブレーキの整備など

2018年11月23日 | YB125SP整備

 朝からYB号のリアブレーキ関係の整備なんかしてみた。
YBR時代に使ったお気に入りのブレーキシューが見つかったので、
純正と交換しつつ、ブレーキダスト掃除やブレーキカムの分解掃
除とシャフトのグリスアップもしておいた。

 日本ヤマハ製ブレーキシュー。

部品番号で追いかけると社外品の互換ブレーキシューも何種類か
見つけられるので、同寸法なYB/YBR/YX/YS/XTZ系は入手に
困る事は無い。
キタコやベスラ、デイトナの他に「BS3KG ノンアス二輪シュー」
で検索すれば激安の割りに効きが良いと評価されたスーパーチー
プツールズのオリジナル品もあるしNTB製も見つかるはず。

 慣らし試走。

いつものダム湖公園まで往復してきた。
ちょうどモミジが見ごろだったよ。

 帰宅してからふと思い立って、メインスタンドのシャフトの
ザビ有無確認と整備をしてみた。

サイドスタンドで車体を立てて、ブレーキペダルの根元を見つけ
る。
 リアブレーキ側や抜け止めピンを外してペダルを抜く。

この時点でシャフトは汚い。w

 適当な金属棒でシャフトを押す。



反対側からシャフトが抜けて来た。

 グリスは汚くなっているが、サビは発生していなかったよ。



拭き掃除をしてから新しいグリスを塗布。

 差し込む。



ブレーキペダル側へ飛び出したらワッシャーを入れ、また
グリス塗布。

 ブレーキペダルとリターンスプリングを入れる。

リターンスプリングの引っ掛け組み込みが一番面倒だったよ。

 ワッシャーを入れて抜け止めピンを付ける。

これで完成。
結果的にサビは見つからず無駄な作業にはなったけれど、サビ付い
てからでは遅い箇所なので、予防処置として大正解。
ついでにペダル根元のグリスアップにもなったおかげで、動きが
かなり軽くなった。
新車同様のリアブレーキ操作は頼もしい。

 ブレーキシューは慣らしを完了していた中古品なので、すぐに
効きが良くなった。
純正シューと比べて踏み込みが浅くても制動が効き始めて使いや
すくなったし、繊細な踏み込み具合に素直な反応をするから個人
的には満足で、お勧めできるブレーキシュー交換だと思う。

 ホイール側のハブ内のブレーキダストは自転車用手押しポンプ
でシュ!シュ!と空気を吹き付けると簡単に掃除できるので、
この方法もお勧めの掃除方法だよ。

以上、連休初日のリア周りの整備でした。
勤労感謝の日なのにバイク整備な勤労になってしまった。


メーターのコーティングが剥がれた

2018年11月17日 | YB125SP整備

 YB/YBR系のメーターには曇り止めのコーティングが窓に貼っ
てあるらしいんだが、ついに我がYB号のメーターも一部が剥が
れ落ち始めたよ。

見ての通り、窓に亀裂でも起きたのかと思ったよ。w
「ついに」という表現をしたのは、この現象が起きる話は昔から
あったのだ。
真偽は不明だけれど、薄いフィルム状のコーティング剤で曇り
止めの役目をさせているらしいけれど、経年で剥がれる場合が
ある。
窓裏が水ぶくれのようになって、一部が曇っているように見え
る場合もある。
しばらく無視していたが、だんだん気になって来たし、他者の
例では剥がれたフィルムがメーター針に絡みつく話もあったの
で除去する事にしたよ。

 メーターアッシーを車体から外して室内へ持ち込む。
埃の多い屋外で作業したくないのだ。

2箇所のビスを緩めて裏蓋を外す。

 メーターステーが邪魔なので外す。

ナットを外して引っ張れば抜ける構造だった。

 窓がある表蓋を外す。

5か所のビスを外して表蓋を引っ張れば外れる。
表示パネルは指紋が付きやすく、不用意に触ると指紋が付いて
これが綺麗に取れないらしいし、アルコールなどで拭き掃除す
すると表示印刷が剥がれたりして致命的な結果になるそうだ。
メーター側は繊細な構造なので扱いに注意しながらそっと置く。

 窓の裏を観察して、ピンセットでフィルムを剥がした。

剥がしてゆくと、なぜか帯状の剥がれ方だった。

俺のYB号は単に壁側の一部が剥がれただけで、窓の部分は大丈夫
だったよ。
観察した結果、無理して窓部のフィルムまで剥がしておく事はや
めておいた。
ピンセットで摘まむきっかけにする場所が見つからず、無理して
触ると樹脂製の透明窓にキズが入る恐れがあるからだ。
余計な事はせず、いつの日か窓部のフィルムが剥がれ始めたら、
その時に除去すれば良い。

改修後に各蓋を元通りにし、車体に取り付けて一件落着。
一番めんどうだったのが配線コネクタを元通りに接続する事で、
気温が低くなっている季節は配線が固くてなってて、メーター
ケース穴に通しにくい。
イヤなタイミングでフィルムが剥がれたよ・・・w


ローラーロッカーアームと燃費

2018年11月11日 | YB125SP改造

 立冬を過ぎだけれど、ここ数日は妙に暖かいね。
昨日は暖かい気温予想だったから、上野原市・甲州市界隈の山へ
出かけてみたよ。
桂川を渡る頃には朝霧が少しずつ上昇してきて青空も見えてきた。





予想に反して紅葉・黄葉が残っており、海抜が高い場所では落葉
も楽しめる絶好の秋の行楽日になったよ。

 実は10月頭くらいに我がYB号のエンジンに再びローラーロッカ
ーアームを仕込んでみたのだ。

昨今のガソリン価格上昇に対抗するために、少しでも燃費が良く
なる事を期待して。w

今回は重量差を測ってみたよ。
摺動部にベアリングが仕込まれているから13gほど重くなり、
若干高回転が苦手になるが、2千~7千回転の常用域でトルク増し
傾向になるから上り坂で有利かな。
ローラーロッカーアーム化した先人さんの燃費改善報告や耐久試
験走行も見逃せなかった。

・リアタイヤの18インチ化に伴うギア比やタイヤの細さ。
・キャブレターを燃費の良い初期型YBR用VM22に変更し、低燃費型
 セッティングに追い込む。
・ガソリンはハイオクを常用。

こんな変更点でさらに低燃費型スロットルワークを意識しても47~
49㎞が多かったのに、ローラーロッカーアームに変えてからスロット
ルワークを意識せずに山坂道ツーリングに出かけても、あっさり50㎞/L
を越えてしまった。
10月中の燃費傾向の結果、50.22㎞/L、50.24㎞/L。
そして昨日の晩秋里山ツーリングで51.8㎞/Lを記録したよ。
どうやら燃費改善に効果はあるみたい。

 他のご利益?

寒い朝の始動直後が安定するようになったよ。
今までは少し弱々しく不安定にアイドリングしていたのが、500
回転でも安定するようになり、特にスロットルをあおったりせず
に放置しておけば勝手に暖気が進むようになったのだ。
実はこれが一番うれしいかもしれない。w

 さすがにローラーロッカーアームを標準搭載し、カムシャフトも
専用設計されたFIモデルのYS125の燃費には勝てない。
普通に走って50~60㎞/L台、北海道など安定した走行可能条件で
70㎞/L台をたたき出すブルーコアエンジンのYS125はバケモノだ。w
昨今の世界情勢や原油価格変動を考えると、ブルーコアエンジンを
搭載した新YB125SPでも発売されたら乗り換えるかも?w

以上、再びローラーロッカーアームを使ってみての燃費傾向でした。


異形スパークプラグを比較

2018年11月04日 | YB&YBR関係雑記

 ネタ用に中国から仕入れた異形スパークプラグのその後の話。
3爪や補助電極付など過去2種類を試して変化は感じ取れたけど、
今回のは電極が面白い。

タオバオ商品ID番号 13906574426 HIX-C7 約520円
国産のNGK標準プラグとさほど値段が変わらないので、メリット
があるか疑問だけれど、面白そうだから買ったのだ。
立派なケース入りなので、ネタ用に飾るのも良い。w

 接地極の形が今まで見た事が無い形だよ。

電極が火球の広がりを邪魔しないように、輪っかにしてみたのか?
陽極は一応イリジウムを採用しているらしいが・・・ほんとう?w

 昔からある異形プラグにスプリットファイヤってのがあるね。

スプリットファイヤはV字型接地極で火球対策をしているとの
事だけど、中国型はドーナッツ型を考えてみたんだろう。

★実際、火球促進効果の有無は素人なので不明。

 みんな大好きNGKイリジウムプラグと比較しながら走行して
みたよ。
初回締め込み角度はNGK標準と違って約40度~45度付近が適正
な感じで、思い込み作業で締めすぎるとネジ山を壊すか外す時に
苦労すると思う。

3回ほど入れ替えながら加速や登坂感覚を感じ取ってみた。

・加速が少し力強い。
・登坂時のスロットル開度が少し小さくなった。
・NGKイリジウムプラグに戻すと力が弱い感じになり、あたかも
 パイロットスクリューを絞り込んだようなトルク下がりになる。
・耐久性は不明。

 失火対策用補助接地極付きプラチナスパークプラグと比較。

前回NGKイリジウムプラグと比較した補助極付きプラグでも効果
は感じ取れたので、どうなる事やら・・・

・大きな違いは感じ取れない。
・トルク増しの回転域が広くなった気がする。

結果、この二種類は値段差の割りに違いはあまり無かったけれど、
長期間の運用ではないから、今後の耐久性で差は出るかもしれな
いね。
素人の個人的見解だけど、異形スパークプラグの電極の体積増し
が燃焼室の圧縮比を若干上げる結果がトルク増しになったんだ
と思う。
点火プラグは失火が無く、適切な熱価であれば大きく変わる事
は無いと思っている。

 今まで3種類の異径プラグで遊んだわけだが、どれが良いとかの
判断は難しい。

信頼性と安心感ならNGKだと思うし入手も楽だね。
中国産はわざわざ単品輸入するメリットは無いので、なにかつい
でに一緒購入するのが良いだろう。

左の3爪プラグに関しては耐久性は低かった。
せいぜい5000㎞で交換した方が良い感想だったよ。
安いからそれでも良いかな。w
他は未知数だけど、今の段階では真ん中の補助極付きプラチナス
パークプラグが一押し。
(商品ID番号 561735200874 A7TDI三爪铱金火花塞)
値段が約100円なので3~5本まとめ買いしてもNGK標準プラグよ
りもお買い得。
消耗したらどんどん取り換えるのなら好都合だろう。
信頼性最優先なら日本製プラグを推奨する。

余談
 NGKの資料から抜粋。

色々な走行条件や車体の調子によって交換時期が変わるけれど、
約5000㎞くらいで電極の状態を確認して、判断するのが良いん
だろうな。

こんな感じに劣化していたら即交換だね。

 ところでYBR系エンジン搭載車の取説などにスパークプラグ
の電極の隙間距離が指定されているのはご存知だろうか?

点火回路の設計関係で、この隙間値で安定した点火が可能だから
確認ついでにシックネスゲージやプラグゲージで測ってみると
良いと思う。

 ブルーコアエンジンの兄弟機・YS125系だとプラグギャップ
の指定は違う事が判明した。

YBR系エンジンに比べて少し広い感じ。
なお、NGK社の標準プラグがどうなっているか不明なので、
プラグギャップを車体説明書どおりに調整して最適かどうか
は不明だけれど、天下の日本ヤマハ設計という事を考えると、
NGKやDENSOの標準品に合ったECUの点火出力特性になってい
ると想像するよ。
試しにギャップ調整してみて、調子良いならそれでも構わない
だろう。

 ひどく消耗していなければ以下の方法で延命・調整は可能。

ネイルケア用のダイヤモンドやすりで電極の丸まった角を鋭く
なる程度に研磨する。

隙間が広がるので軽く叩きながら隙間測定して説明書指定の値に
収めると良いと思う。
これで少し寿命を延ばす事は可能だから、次のスパークプラグを
入手するまでのつなぎには良いだろう。

ただし「くすぶり」を起こしているプラグに関しては電極奥の
カーボンが点火に必要な電気をリークさせている場合があるため、
いくら電極だけを掃除しても効果は無いから、さっさと新品プラ
グに交換し、もしも改造キャブレターなどで燃調が濃過ぎるなら
再調整して適正な焼け方に追い込むべきだと思うよ。

以上、遊びで買った異形スパークプラグのお話でした。


オクタン価で選ぶと?

2018年11月01日 | YB&YBR関係雑記

 11月になってしまったようだ。
先日のオフ会やSNS上の話題でYB/YBR系エンジン搭載車に
ハイオクを入れると、加速感やパワー感が上がったり燃費が
良くなったって話があった。

実は俺も春からハイオクを入れつづけているのだ。
別にレギュラーが不適合ってわけじゃなさそうなんだが、違い
が出るのは確かだ。

読者様の一例
「燃費 51.80km/L 過去最高燃費を更新」
普段はもっと悪いらしい。
「ハイオクを入れた結果、平均36km/Lが、40km/Lに」
街中加速も良くなったとの事。

俺も平均42~45だったのが46~48へ上がったので、昨今の
ガソリン高でも嬉しい。

 YBR用オーナーズマニュアルを参照すると・・・

「無鉛ガソリンを使え。有鉛ガソリンを使うとあっちこっち
ダメージが起きるよ。オクタン価91またはそれ以上を使って
みてノッキングが起きた場合は違う銘柄に変えてね(要約)」
と記載されていた。
有鉛ガソリンは今や絶滅種なので気にしなくて構わない。w

 YB125SP中国語オーナーズマニュアル。

「オクタン価90以上をあーたらこーたら・・・(要約)」

さて、日本の場合は基本的にレギュラーとハイオクの二種類しか
販売されていないよね。
日本のオクタン価は91(レギュラー) 98(ハイオク)となっ
ているから、レギュラーでも問題なしなんだけど、諸外国の事情は
少し違うようだ。

イギリス 95 97 100
中国 90 92 93 95 97 98 99 など

レギュラーやハイオクで区分けせず、オクタン価を明記して販売
されているらしい。
南米はバイオエタノールが主流で、現地仕様のYBR系はCDIなどの
特性を合わせている可能性があるので考察から除外。

 中国の販売実情。

地方やスタンドごとに扱う範囲がバラバラらしくて、だいたい
92~98が多いそうだ。
現地バイク乗りは93~95を入れる事が多いらしく、日本のレギュ
ラーとハイオクの中間のオクタン価

 というわけでレギュラーでも問題無いけれど、ハイオクの恩恵
は大きいと思うよ。
また、ハイオクには吸気系や燃焼室を綺麗にする洗浄剤が含まれて
いるのも見逃せない。
走りが良くなりつつ燃費も向上すれば、1L当たりの実売価格差の
10~11円は気にならなくなるね。
特に燃費が良いYB/YBR系だと、例えば10L毎に給油したところで
差額は100円程度。
仮にハイオクで燃費向上してレギュラーよりも30㎞多く走れるなら
差額は相対的に縮まる計算だ。

 試しにレギュラーから数回ハイオクへ変更して、体感が変わらな
ければ元のレギュラーに戻せば良いし、エンジンを改造する手間も
必要ないから、極めてお手軽なチューニング遊びだと思うよ。
リザーブに切り替えるぎりぎりまで消費させて、交互に入れてみる
と違いが分かるだろう。

 以上、ツーリングネタばかりじゃつまらないので、ガソリンのオ
クタン価の違いの話を書いてみました。