YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

車の点火プラグ点検やスロットルボディの掃除

2020年06月28日 | 雑記

 午前中は雨だったがお昼過ぎから止んで曇り空。
出かけようかと思ったけれど軽四号の簡単な点検を
する事にした。

 スパークプラグの点検。

K6Aのエンジンは結構点火プラグへのアクセスは簡単な
部類らしいけれど、エアクリーナーボックスなどを避ける
必要があるために手間暇がかかるよ。
実は点火プラグの点検というよりもヘッドカバーパッキンの
劣化によるオイル漏れで、プラグホールが油まみれになって
いないかを確認したかったのだ。
ダイレクトイグニッションが綺麗なので大丈夫と思う。

 プラグホールを覗き込む。

3気筒全部にオイル漏れは無かったので一安心。

 プラグ自体を目視点検。

均一に焼けていたから、これも問題無し。
軽く掃除をしてから組付けた。

 さて、せっかくエアクリーナーボックスを外したんだ
から今回はついでにスロットルボディの目視点検をやって
みたよ。

予想外に綺麗に見えているけれどバタフライバルブの奥は
不明なのだ。
機械式スロットル機構が幸いしてバタフライバルブを手動
で開く事が可能なので、ついでに簡単な掃除をしてみた。
初めての作業なのでちょっとドキドキ。w

 割りばしにウエスを巻き付けてからキャブクリーナーを
染み込ませる。

スロットルクリーナーを持っていないため、ボディ奥に
キャブクリーナーを直接噴霧して良いかどうか分からな
いし、ボディを外して分解掃除をするには予めセンサー
類のガスケットやOリングなどを用意する必要が有って、
今は手元に無い。

 バタフライバルブを手動で開けながら届く範囲を掃除。

これならだれでも出来そうだよね。

 予想以上に汚れていた。

二回掃除してやっと綺麗になった。
本当はISCVやセンサーなども外して掃除したいところだが、
パッキン類が無いから今回はこれだけでおしまい。

 ついでにエアーフィルターを確認。

少し汚れが目立ってるので、来年の車検前には交換する
事にしよう。

 昨今の車のエンジン回りは複雑で手を入れにくいので
放置気味なんだけど、今日みたいに中途半端に雨が上が
った時には良い点検・掃除日に利用できるね。

以上、普段は放置プレイな軽四号の簡単なメンテナンス
でした。

その後、ちょっと買い物に出かけてみたらアクセルレス
ポンスが若干良くなって、出だしの踏み込みが浅くなった
事に気づいた。
スロットルボディの掃除の効果なんだろうか?


車のワイパーやアース線を直してみた

2020年06月27日 | 雑記

 梅雨になるとお買い物車である軽四号の出番が多く
なる。
雨の日に活躍するんだけど、気になる事が起きてたので
対策してみた。

 運転席側のワイパーブレードにひび割れが起きていた。

拭きムラが起きていて、よく観察してみたらこんな具合。
車検時にひび割れが有ると不合格になるため、放置する
訳には行かないよね。

 ワイパーブレードだけ購入して自分で交換する。

今回は実験的に純正長より20mm長い物を試して拭き取り
範囲を少しだけ広くしてみたよ。

 先端はどこにも干渉せずにちゃんと使えた。

昨年、ワイパースイッチユニットを連続可変間欠機能付き
に交換したので、ワイパーブレード交換との効果で雨の
日のお出かけも楽しくなるだろう。
霧雨・小雨の時にワイパーの状態でイライラしなくて
済むのだ。

 古いワイパーブレードに有るステンレスの骨は捨てずに
取っておく。

これは色々な物に応用可能なのだ。
切ってSフックを自作したり、先端を削って配線コネクタ
から端子を抜く治具にしたり、U字に曲げて車体のあちら
こちらに有る樹脂製の固定プラグを抜く工具として活躍
する。

 もう一つ気になってた部分を直してみた。
エンジンの排気のマニホールドにあるアース線がかなり
劣化しているので、新しい物を自作してみたよ。

リサイクルショップの寄った時に太さAWG8番のOFC
(無酸素銅)配線が1m100円で切り売りしてたから、
2mほど買い置きしておいたのを使う。

 太さと電気的特性を考慮しても古いアース線の代わりに
使えるのだ。

芯線の太さは純正アース線よりも若干太いから問題無し。
このケーブルの外皮にはパワーケーブルと印刷されてい
て、元々はオーディオ関係の電源線かアーシングやスピ
ーカー線のために売られているみたい。
芯線はかなり細い線のヨリ構造で柔軟性に富んでいる。
純正アース線の網線と同様に振動に強い。
圧着端子はM6ボルト用裸丸端子のR型で、規格はR8-6が
太さAWG#8に適合する。

 圧着工具は電気工事士用の物が使えた。

「大」の位置で可能。

 仕上がりは綺麗で線切れも起きない。

このまま使っても良いが、少し工夫を加える事にする。

 巻き上げた雨水などで濡れると芯線が徐々に腐食する
から、防水の代わりにハンダ付けを追加して封印。


 さらに被覆の隙間からの侵入を防ぐために熱収縮チュ
ーブを被せてみた。

まあ気休め程度なので長寿命になるかどうかは定かでない。w

 仕上がり長は純正アース線と同じにしておいた。


 元の様に配線を取り付ける。

実走してエンジンを熱々にしても、ケーブルの外被は手で
触れる程度しか熱くならなかった。
自動車整備業者さんの話では、このアース線の不良が原因
の電気的トラブルに時々出会うとの事なので、意外な落と
し穴だと思うよ。

 ところで、作業にしやすさのために今回はフロントグリ
ルを外してみたんだけど、車種指定の作業例を検索して
もグリル下部の固定箇所の位置は誰も書いて居なかった。

ワゴンR・MH22はヘッドライトのすぐ脇が差し込み固定
構造になっているので、上側の樹脂プラグや固定ボルト
を外したら両脇に指をかけて上へグッと引き上げると
グリルが外れる。
この固定部の位置が分かると変な力をかけて壊す事は
無いのだ。
内装の隠れ固定プラグなども位置情報は本当に貴重だから、
素人整備の皆さんは作業手順の他に、この手の位置情報
をどんどん公開して欲しいな~。w

以上、放置気味の軽四号を珍しく整備してみたお話でした。


ウインカーLED球交換と越境ツーリング

2020年06月20日 | YB125SP整備

 YB号の運行前点検をした結果、何だか右前のウインカー
が暗いのだ。

よく見ると面実装LEDの半分くらいが消灯していて、残り
の発光も少し暗く見える。

 左前は正常な点灯で明るい。

アマゾンで10個まとめ売りしていた品なので、残りの
6個が手元に残っているはず。
ところが俺の悪い癖で、しばらく出番が無い部品を適当に
仕舞いこんだのが災いして探しても見つからない。w

 以前使っていた多面発光LED球は発見した。

しっかり光れば良いので、これに交換する。

 交換後、実用範囲内に収まった。

面実装型LED球を発見したら、また交換すれば良しだな。

 LED球を交換後、待ちに待った越境ツーリングへ出かけ
てみたよ。

山間部を走り、ここを越えれば山梨県。
茂みに自粛自警人の残党が隠れて居ないかヒヤヒヤ。w
まあ、この界隈は普段からお互いに行き来して交流してい
る地域だから、そんな輩は居ない。

 久しぶりに五光の里に寄ってみた。

たぶんGW中に水入れと田植えをしたんだろう。
例年だと水入れ時期に訪れると棚田の水面が綺麗に映えて
美しい景色を楽しめるんだけど、今年は叶わなかったよ。

 上野原の貯水池まで行く。

ここはいつも人影がまばらで静かだ。

 持参したパンなどでお昼にする。

日陰が涼しい初夏のツーリングをやっと出来たと実感。

 晴れた休日には渋滞になりやすい中央道・上野原付近。

今日はこんな様子で上下線ともにまばらな感じ。
単に移動自粛要請が解除されただけで、新型コロナウイ
ルスの終息では無いから、一応みなさんは警戒してい
るんだろう。
甲州・信州方面は三密になりやすい温泉や施設が点在して
いるので、まだまだ観光は気軽に出来ないと感じているの
かな?

こんな感じで久しぶりに県境を越境した、ちょっと遠出の
ツーリングでした。


アイドリング調整の落とし穴

2020年06月13日 | 雑記

 キャブレター形式がバルブを直接開閉させるVM型や
PD・PE・PZ型などで、不必要にアイドリング調整を頻繁
に行った時に起こる不具合例を紹介してみるよ。

 ここのアイドリング調整スクリュー。

セッティングが決まって安定したらめったに触らないネジ
だけれど、真冬の暖気時に少し増し締めして暖気が終わっ
たら元に戻すような使い方をする人も居るだろう。

知人がこの方法を頻繁にやっていて通勤に使っているバイ
クのアイドリングが段々不安定になった。
もしかしてスロー系の経路が汚れて居るのかと思って、
キャブクリーナーで掃除してみたりパイロットスクリュー
を再調整してみたりしたけれど、どうもまだ不安定なのだ。

季節の変わり目の微妙なセッティングずれの可能性もあるか
ら、ジェットニードルの微調整でも行うつもりでバルブを
外してみたら異常に気付いた。

 アイドリング調整スクリューの先端が当たる場所に凹み
が出来ていた。

ここまで凹んだ状態は見た事が無い。

 よく観察するとかなり深い凹みで削れている。

何度も調整を繰り返すと削れて起きる凹み
この凹みが出来たおかげで微調整してアイドリングを決
定しても、微妙な位置で引っかかったり凹みにハマったり
で回転数がアクセル開閉のたびに不安定になってるのだ。

 修理というか補修するなら凹みを平らにすれば直るだ
ろう。

凹みの周囲をリューターやヤスリで均して凹みを無くせば
アイドリング調整でピッタリ決まるはず。
これは暇でないと面倒な作業だよね。
知人にキャブレター内部の部品セットを買って交換した方
が楽で早いと進言し、それまでは我慢してもらった。

 新品の内部部品セットはほとんどの部品が入っていた。
予想通り、メインジェットとパイロットジェットには
穴径の刻印はされておらず、これらジェット類だけは補
修用に使うのをためらう。w

アマゾンでPZ27用の内部部品セットを注文してから一月
経ってやっと届いたとの事。
新型コロナウイルスの影響はまだ続いている。
届くだけマシかな。

 比較してみた。

外径・全長・カッタウエイ(斜め部分の角度)はまったく
一緒だったから調整しなくても問題なく使える。

 ついでにジェットニードルも新品交換するかと比較して
みたら形状が違っていた。

長さはこれでも問題無いが、テーパーと言われる円錐部分
の太さ・角度に違いがあり、補修セット付属品は細めだ。
つまりセッティングが濃いめに変わると予想した。
試しにこの新品ジェットニードルで試走してみる事になって、
新品バルブに組んでからエンジン始動後にパイロットスクリ
ュー調整とアイドリング調整を行った。

予想通りにアイドリングが安定したので、不具合の原因は
やはり削れて凹んだ部分だった。

細いテーパーのジェットニードルで試走した結果、全体的に
トルクが太ったけれど加速が緩慢でキビキビ感が失われた。
知人曰く、昔乗っていたビジネスバイクのCD125Tに似た
感じだとの事でトルクフルで扱いやすい反面、加速がダルく
て通勤加速に使えないとの感想だったよ。
予想通りに濃いめのセッティングに変わってしまったようで
ある。
結局、普段使っているジェットニードルに戻してから試走し、
2年間にわたる微調整で決定したセッティングに戻して落ち
着いた。

今回の凹み発生の原因は以下の通り。

・アクセルを閉じたまま何度もアイドリング調整を行った。
・調整スクリューの先端がバルブ接触部を削ってしまった。
・凹みで位置決めが不安定になってアイドリング不調になる。

今後凹みを発生させないために気をつける事。

・調整スクリューを回す時はアクセルをほんの少しだけ開け
 てスクリュー先端を一時的に非接触にしながら行う。
・厳冬期の始動直後の暖気時にはアイドリング調整スクリュー
 で一時的にアイドリング回転を上げず、アクセルワークを
 一定に保って安定するまで待つ。

この2点だけを守れば今回のような不具合は発生しないだろう。

なお、負圧式キャブレターのBS25型などはそもそもアイドリング
調整機構がこれとは違う構造なので、アイドリング調整スクリュー
を見て分かるように、頻繁に調整しても影響するような削れ方は
起きにくい。

以上、強制開閉式キャブレターのアイドリング調整の落とし穴で
した。


越境自粛ツーリング

2020年06月07日 | YB125SPツーリング

 関東地方もそろそろ梅雨入りしそうだから、貴重な
休日の晴れを利用して久しぶりにツーリングに出かけたよ。
3密を避けるように人気観光地では無い山奥へ。

 俺と煙は高いところが好きなのだ。w

脇道の脇道のさらに脇道から上ってみた。
眼下に見下ろすのは小田原市で、まだ神奈川県を出て居
ないのだ。w

 細い山道を上って昔の分校跡で休憩。

持参した弁当を食べながら小鳥のさえずりに耳を傾けた。

 枝道だらけの山で、短いながらも未舗装路もある。

周囲には野生動物の足跡が沢山あって、動物の方が密な
模様。w

もう少し遠くまで進めばぎりぎり県境になるけれど、わざ
わざ関所破りみたいな遊びまでする気分になれず、初夏の
緑を堪能できただけでも十分満足である。
夜の都会の歓楽街よりも昼の山奥の森林浴の方が性に合っ
てるのだ。w

 新型コロナウイルスはまだまだ終息しそうにない。

あっちこっちの境にこんな掲示があるね。
だがしかし、経済活動と気分転換は必要不可欠でもある
から、少しずつ工夫しながら気晴らしツーリングを再会
して行くよ。


車のホイールを叩いてみた

2020年06月06日 | 雑記

 あれ? もう6月になったよ。w

さて、実は随分前の車検時に整備士さんから指摘された
事があるのだ。
「左後のホイールに少し凹みがありますよ?」

普段はホイールカバーに隠れてて気付かなかった。
思い当たるのは昔、某所で後退した時に雑草に隠れて見
えなかったコンクリートの出っ張りに激しく乗り上げた
事かな。
パンクもしないかったので気にせずに居たのだ。w

鉄ちんホイールのサビ止め処理を行った時に思い出して
どうするか悩んでたけれど、思い切って曲がった場所を
叩いてみることしたよ。

 工具箱を漁ると古い平タガネが出てきたので削ってみた。

これで湾曲した部分を叩いてみよう。

 他に四輪のエンジン内にあったであろう謎のシャフト
を叩き棒として保存していたから、これも使ってみる。

解体屋さんでもらった物で色々叩けて便利。
重量ハンマーも用意した。

 平タガネで叩いてみる。

かなり強く叩いてやっと曲がり始めた。

 縁の部分は謎の廃材で叩く。

これが一番効いたらしく、少しずつ曲がりが直って行った。

 適当なところで叩くのを止めておいた。

ここまで戻ればいいや。
深追いし過ぎると出っ張ってしまって修正が困難になる
と思う。
修正後につや消しブラック塗料を吹いて叩き跡を目立た
なくさせて終了。

鉄ホイールだからできる素人ならではの技でした。