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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

TVドラマ 「漱石の妻」

2016-10-07 | 本の紹介
昨日の気温は30℃越えでしたが、季節はやっと夏から秋へと変わろうとしています。
雨ばかりの毎日にうんざりした9月、昨日今日と本当に久しぶりの太陽に気持ちまで明るくなります。
我が家の庭のススキも穂を出し始めました♪
 
熊本復興支援だというので、生物部の生徒からまたコケ玉を買ってあげました。

TV番組も秋冬番組へとシフト中。
毎日楽しく見ていた「とと姉ちゃん」が終わってしまい、ガッカリ…いいドラマでした。
本や出版に関するドラマは興味があるので、視聴率に関係なく必ず見ています。
書店と出版社の関わりが面白かった「書店ガール」、
編集者と執筆者のあれこれがとっても面白かった「重版出来!」、
そして始まったばかりの「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」は想像以上に楽しい!
どのドラマも本を愛する女性たちが主人公で、お仕事とっても頑張っています。

それから、今、毎週楽しみなのはNHK土曜ドラマ「漱石の妻」
タイトルだけみると、退屈でつまらなそうな感じを受けますが、ここで描かれる漱石がとんでもなく、
漱石は几帳面で気難しかったとは知っていましたが、そこまで!?という感じでです。
漱石役の長谷川博己さんも、鏡子さん役の尾野真千子さんも大熱演です。
「悪妻」と言われることの多い鏡子夫人ですが、そうでもなかったのでは?!
(「悪夫」という言葉がないのはなぜ?!)
ドラマの撮影に実家の父の母校がまた使われているようです。
このドラマの原案は『漱石の思い出』(文春文庫)
夏目漱石の妻・鏡子夫人の言葉を、松岡譲(漱石門下生の一人で長女筆子の夫)が筆録したものです。
お見合いで出会ってから死別するまでを共に過ごした夫人でなければ、
垣間見ることのできなかった人間・漱石の赤裸々な姿を浮き彫りにされている作品だそうで、
これから是非読みたい作品です。

生まれてすぐに里子・養子に出され家族愛に恵まれずに育ち、妻や子供たちとの接し方が不器用な漱石。
たいへんな秀才で華々しい経歴の持ち主ですが、わずか49歳で亡くなってしまっているのですね。
夏目漱石が亡くなったのは1916(大正5)年、今年は没後100年となり、
各地で、読書会や研究会、講演会など、各地で様々な催しがあります。


作家は毎日家にいるし言葉で仕事をするので気難しかったりして、家族は大変なのでしょうか?
最近読んだ阿川佐和子 著『強父論』も、佐和子さんが父である阿川弘さんとの大変だった思い出を語っていて、
いまや絶滅寸前の、怖くて強い父親ぶりが存分に描かれます。
大変だった、苦労させられた、の裏にその才能を尊敬している気持ちも感じられました。
他人事だからどれも笑って見ていられますが、もしこんな方々が自分の夫や父親だったら…無理です!

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
漱石 (桜子)
2016-10-12 21:39:20
長谷川さんと尾野さん、どうかしらと思っていたのですが、なかなかの熱演ですね。私も途中からですが、楽しみにして見ています。波乱に富んだ人生だった漱石。教科書にも載り、受験にも欠かせぬ作品を多く残し、学生たち必読。愛すべき点も多々ある作家です。
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夏目漱石の妻ですか (学さん)
2016-10-13 00:29:06
「夏目漱石」懐かしいですね、私も高校時代は本を読んでいしました。当時はパソコンもありませんでしたし。
そして「夏目漱石」も何冊か読みました。
さて、国語の試験で「夏目〇〇」という問題が出て、「漱石」の漢字がわからなかったので「金之助」と回答しましたが、得点はもらえませんでした。残念!
彼の妻の事は何も知りませんので、少しは興味があったのですが、この所多忙で、テレビ番組もあまり見ていません。
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桜子さま (holy)
2016-10-13 13:29:23
私も長谷川博己が漱石ではちょっと線が細いのでは?と思っていましたが、ドラマを見てもしかしたらこんな感じだったのかもしれないと思いました。
几帳面で神経質で無表情、でも寂しい…
たった4回で終わってしまうのが残念です。
私は漱石の作品でたくさんの当て字の漢字を学びました。
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学さま (holy)
2016-10-13 13:38:46
今は本だけではなく、映画や動画、ゲームやSNSなど、時間を使う多くのもので溢れているので、
漱石の作品の本を読む生徒はほとんど見当たりません。
ただ、国語の教科書にはずっと『こころ』が使われています。
「夏目金之助」は本名ですがおまけで△もダメだったのですね。
毎日お忙しいご様子、多方面でご活躍ですね!
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