万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

親中派の河野太郎外務大臣起用は日本国民に対する裏切り

2017年08月03日 14時56分37秒 | 日本政治
改造内閣の閣僚名簿発表…総務相に野田聖子氏
 昨日の夕刻頃から、マスメディアでは、内閣改造に関連して、河野太郎氏の外務大臣起用が取り沙汰されておりました。このニュースを耳にした国民の多くは、マスメディアの希望的観測であり、実際には外務大臣に起用されるはずはないと信じ込んでいたはずです。河野太郎氏と言えば、親中派、かつ、売国議員として知られるかの河野洋平氏の後継者なのですから。

 北朝鮮の核・ミサイル開発と相次ぐ度を越した挑発行為により、目下、日本国は、安全保障上の危機にあります。アメリカのトランプ大統領に対して対北制裁の強化を約束した中国は、今ではその合意を反故にし、北朝鮮の金正恩体制を支える側に回っています。日米同盟が今日ほど重要な意味を持つ時はなく、有事をも想定した軍事面での連携強化も進められている矢先であり、しかも、北朝鮮に対する武力制裁は、同国の後ろ盾となっきた中ロの軍事行動を引き起こす可能性も否定はできず、米中衝突へと拡大する懸念もないわけではありません。言い換えますと、東アジア情勢が緊迫するこの時期にあって、日本国に親中派の外務大臣が出現することは、日本国、並びに、日本国民にとりましてあまりにも危険であり、政府による日本国民に対する裏切りにも等しいと言わざるを得ないのです。この人事によって日米同盟が強化されるとは思えず、リベラルな河野氏は、韓国の文大統領と歩調を合わせて中国に靡き、自国を中国に売り渡そうとするかもしれません。”奴隷の平和”を選択して。

 日本国民が河野太郎外務大臣を歓迎するはずもなく、本内閣改造によって安倍内閣が国民からの信頼を取り戻し、支持率が上がるとは到底思えません。今般の閣僚人事は、低下傾向にある支持率の回復を目指したものとの説明もありますが、その実、マスコミ等を動員した外部による工作活動の結果であった疑いさえあります。つまり、支持率低下は日米同盟を弱体化させるための口実に過ぎず、工作を仕掛けた勢力は、首尾よく日本国の外相という重要ポストに自らのシンパを座らせることに成功したこととなります。この人事は、中国の仕業なのか、それとも、国際社会の背後に潜む国際組織の意向なのかは判然とはしませんが、少なくとも、日本国と日本国民のためのではないことだけは確かなように思えるのです。

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コメント (14)
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