雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

今度はどう撮るか?(M8干潟星雲)

2013年07月02日 | 天体写真(星雲・星団)
梅雨といっても雨は降らないのですが、夜には雲がじゃまをして
ほぼ一か月ほど撮影できていません。
それでも昨年4月に退職以降、天候にさえ恵まれれば撮影する機会は増えています。

天体写真を再開してから5年が経ち、いつのまにかメジャーな対象は
1回くらいは撮ったことがある。」という状況になっています。
そうなると相手は千年経っても姿かたちが変わる相手では無いだけに、
毎年どう撮影していったらいいのか?
天体写真を趣味として継続できるかどうかの、最大の課題だと思います。

幸か不幸か、お金(機材購入)だけで解決するほど単純でもないため、
現行機材でこの夏はどう撮るか、撮影方法を再検討してみます。

■ M8 干潟星雲 (いて座)■

(ガイド星図を使われる場合は、クリックで拡大した後にダウンロードし、A4×2枚印刷。)

● 昨年 撮影した画像 
撮影DATA: 2012/06/27am R200SS(f=800mm F4.0) 露出 10分×2、5分×10、3分×4
ISO 1600 KissDX(SEO-SP2) EM-200 USD赤道儀 PHD Guiding

1年前に撮ったものだが、干潟星雲は明るく大きい撮影対象なので、
総露光時間1時間20分は十分と言え、
おまけに明るい中心部がとばないよう、多段階露光も行っている。
それでもこころ残りがあるとしたら、HSTの写真集で見た
干潟星雲の中心部の画像が、どこにあたるのかしっくりこない事。
Giant  Twisters  and Star Wisps in the Lagoon NebulaSource: Hubblesite.org
Giant  Twisters  in the Lagoon NebulaSource: Hubblesite.org

撮影した画像の中心部を拡大
一番明るい部分に合わせてトーンカーブ調整してみた
なんとか、HSTの広域画像の範囲は推測できそうだ。(クリックで推測範囲を表示)

< 今度撮るならの撮影プラン >
R200SS+純正エクステンダー(合成f=1500mm F7.5)
星雲の中心部を面積比で前回の約4倍に拡大撮影する。
親亀子亀方式によるオートガイドで、タワミによるガイド流れを吸収する。
Cooled60Dの冷却によるノイズ抑制。
・中心部が白くとばないように、多段階露光を行う。

これで、もう少しHSTハッブル宇宙望遠鏡)画像がどこを撮ったのか
わかりやすくなればいいのだが・・・

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梅雨明けがいつになるかわかりませんが、
撮影できましたら、ブログに掲載予定です。

雲上くもがみ
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