雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

撮り方を忘れないための一枚(網状星雲)

2013年08月31日 | 天体写真(星雲・星団)
全国的なようですが、ずっと天候がすぐれず星の写真が撮れていません!

28日もGPV気象予報では薄雲がかかる予報だったのですが、
夕方雲が切れていたので設営してみました。
実はその前日もダメもとで設営だけはしたのですが、雲が切れず撤収。
(自宅横での撮影だからできることですが・・)
運良く撮れても「天体アルバム」に残せるようなものは期待できず、
ただ月に一二度くらいは機材を使わないと撮り方を忘れてしまうという理由から。
そもそも薄明が20時ころに終わってから、下弦の月の出が22時40分。
運が良くても2時間程度の撮影しかできません。

その結果は・・・・
設営から撮影開始まで約1時間。構図を決め、10分露光2枚目で早くも一面雲に覆われて終了。
30分以上かけて撤収が終わったころ、再び雲が切れて星が見え出しました。
ほんと良くある事ですが、どうせ予報も良くないし月もじきに出てくる事であきらめました。

普段なら見せたくないのですが、この夜たった一枚だけ撮れた網状星雲(西側)
撮影DATA: 2013/08/28 21:02’~ VixenR200SS(f=800mm F4.0)バーダーMPCCⅢ 露出 10分×1枚 
ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温22℃ 冷却-4℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7
本当は2時間くらいの総露光時間が欲しい対象です。
わずか10分1枚では背景がザラつくのは仕方がありません。

去年2012/08/24 同じ機材で撮った、10分8枚コンポジットしたものと比較してみます。
(上の画像が今回、下の画像が昨年のもの)

8枚コンポジットの画像が、S/N及びコントラストに優れているのはあきらかですが、
総露光時間は8倍かかっています。
それでもフィルムと違い、露光時間に比例して光量が蓄積され
画像処理でノイズ低減できるのがデジタルの利点です。

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「親亀子亀方式」+ファインダー外しでオートガイドを極めた・・
と思ったら、星が東西に流れていました。
天頂付近の対象だったため南中の1時間以上前から撮影を始めたのですが、
赤道儀に対する鏡筒の配置・傾きが明らかに不自然でした。

雲上くもがみ
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