月明かりに負けたくない、オリオン大星雲 （ヨンニッパＦ３.2）

１日夜、スバルの次に撮ったのはオリオン大星雲でした。すでに月の高度は３５°まで高くなっており、月明かりに負けない対象として選びました。ただ今回は南天撮影用の道路側に設営していないため、途中で電柱や電線にかかる事も覚悟。
自宅の屋根の向こうに 下弦の２日前の明るい月が上っていました。
１枚目に構図確認用に撮った画像はこんなんでした。バーティノフマスクでピント合わせをしたあと、外すのを忘れていました。以前、気付かずにアンドロメダ銀河を２時間撮ったことも。途中電線にかかり 変な星の光条が出たりしましたが、予定の枚数を撮影する事ができました。
オリオン大星雲 　（オリオン座）ノートリミング（　上が北の方向　）　 下部のかぶりは電柱によるもの撮影ＤＡＴＡ：　２０１５／１２／ ２ａｍ　００：５９’～　canon ＮＦＤ４００ｍｍＦ２．８（手製絞り F３．２相当　＊ 前面保護ガラス取り外し） 露出 ５分×８枚 ２分・１分×各４枚　ＩＳＯ ８００　Cooled ６０Ｄ (気温４℃ 冷却 オフ) 　ガイド鏡ＧＳ－６０Ｓ　タカハシ ＥＭ－２００ Ｔｅｍｍａ２Ｍ　ＰＨＤ２　ステライメージ７星雲下部に水平に何本もの光のすじが写っていますが、日周運動の追尾で静止衛星が流れて写ったものです。（　画像クリックで静止衛星の光跡を消した処理画像が表示されます　）星雲の中心部は非常に明るいため、今回は３段階の露光を重ねたのですが、１分露光でも中心部は明るくつぶれていました。２分と１分露光だけで星雲中心部を出そうとしたのですが・・（　画像クリックで全体画像を表示します　）
この星雲の中心部を空洞にしたトラペジウム星団を浮き上がらせるには１０秒くらいの短時間露光も重ねる必要がありそうです。
１分露光の撮影画像の一枚ですが、電線通過による変な光条とオリオン大星雲につきものの静止衛星がいくつか写り込んでいます。（ Ｆ３．２でも星像は隅々まで まん丸でした。）
同じ機材で、今度は月明かりのない夜にリベンジしてみたいです。
================================================昨夜はテレビでもはやぶさ２のスィングバイでにぎやか。まさにヨンニッパ・改にうってつけの撮影対象だったので、雨風でも機材を準備して奇跡を待ったのですが・・この時期、太平洋側で雪でも降らないかぎり無理というもの。
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