さようなら、パンスターズ彗星

前回３度目のリベンジで撮影できたのが３月１７日。太陽系の軌道面と交差するかのように遠ざかっているので、現在どのくらい離れているのかピンとこない。（たとえば火星軌道くらいとかなら）
天体写真を再開した頃、ホームズ彗星が木星軌道くらいまで（だったような？）遠ざかってから大バーストした事がありましたが、期待はずれのパンスターズ彗星には望むべくもありません。大バーストしたホームズ彗星　２００７／１１／１０ ＥＦ１００mmマクロ ＫｉｓｓＤＸ
前回それなりの撮影ができた事から、暗く地味になったものを撮ることはないだろうと思っていたのですが、昨夜かみのけ座のＮＧＣ４５６５銀河撮影後、薄明まで１時間以上あったため、お別れの撮影を行いました。白鳥座のデネブから目盛り環導入でたどり、撮影開始できたのが２時過ぎ。 ステラナビゲータ Astro Arts Inc. 結局薄明まで５分露光で１４枚撮影できました。（ISO感度を２５００のつもりが４００だったというミスがあとでわかりました。）遠ざかるパンスターズ彗星　ＤＡＴＡ　２０１３／０５／０９ａｍ　ＮＦＤ４００ｍｍＦ２．８（Ｆ４）　５分×１４枚　ＩＳＯ４００　Ｃｏｏｌｅｄ６０Ｄ（外気温５℃　冷却－１６℃）　ＥＭ－２００ＵＳＤ　ＰＨＤＧｕｉｄｉｎｇ　ステライメージ７ほか　彗星核基準でコンポジット彗星部分のクローズアップです。（左が北の方向になります。 ２方向の尾がわかりますが、拡散して淡くなっています。）
恒星を基準にコンポジット（重ね合わせ）すると、彗星の１時間２０分ほどの移動がわかります。（右から左へ、北極星の方向に移動しています。）
これが、「パンスターズ彗星」の撮りおさめになると思います。
==========================================今回は大きなトラブルも無く完璧かと思ったのですが、画像処理を始めたらいろんなミスが見つかってきました。どんなミスか、どうしてミスしたかは、別の機会に。
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