雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

M27「あれい状星雲」、これ以上拡大しても・・

2013年07月12日 | 天体写真(星雲・星団)
短い夏の夜に一晩で3対象も撮れたのも、その明るさゆえ。
三裂星雲が西に低くなったあと、撮影したのがM27 亜鈴状星雲です。

画像の中央部分をトリミング拡大表示
(クリックで全体画像を表示)
撮影DATA: 2013/07/09am 01:47’~ VixenR200SS+純正エクステンダー(合成f=1500mm F7.5) 
露出 15分×4枚加算平均コンポジット ISO 1600 Cooled 60D (気温23.5℃ 冷却-1℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7

わずか4枚のコンポジット画像ですが、冷却デジカメのノイズ抑制効果と、
f=1500mm15分露光でも星が流れなかった「親亀子亀方式」への
ガイド鏡支持方式の変更が功を奏したようです。
(今回気温が高かったので、ダークファイル減算もしっかりやってます。)

これまでの流れで、今回もHST画像との照合をやってみると。
The Dumbbell Nebula (M27)Source: Hubblesite.org
HST画像では、この星雲を誕生させた中心星をわずか外しているようです。(なぜでしょう?)

あれい状星雲に限って言えば、目立った明瞭なパターンが無い事から
拡大撮影してもあまり変わり映えしないようです。

昨年もっと短い焦点距離で撮影した、中央部のトリミング画像です。
(クリックで全体画像を表示)
主な撮影DATA:2012/08/20 R200SS+Canon1.4X(合成f=1120mm)露出10分×8枚 Cooled 60D

(クリックで全体画像を表示)
主な撮影DATA:2012/07/24 Canon NFD400mmF2.8(手製絞りF4相当)露出3分・1分×各6枚 kissDX(SEO-SP2)

参考に、今回の撮影で使用した『ガイド星図22時』を掲載します。
■ M27 あれい状星雲 (こぎつね座)■
(ガイド星図を使われる場合は、クリックで拡大した後にダウンロードし、A4×2枚印刷。)
これから夜半過ぎに高く昇ってきますので、撮影しやすい対象です。


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越後は梅雨が明けないまま、月が少しずつ太くなっていきます。
下弦の月あたりまで、あきらめるしかないかな?
今回の撮影で検証できた『親亀子亀方式』のガイド結果については
次回のブログで分析する予定です。

雲上くもがみ
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