伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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卒業式

2007-03-14 23:00:42 | 教育・PTA・児童福祉
写真は運動会PTA競技(多田はピカチュー)

本日は最後のPTA本部役員会でした。
私は、平成16年と17年の2年間、小学校のPTA会長で、
18年度は副会長でしたので、3年間本部役員でした。
ながかったような、それでいて振り返ってみると
あっという間だったような3年間です。

会長時代は、市や地区行事など
自分の小学校以外で呼ばれる会議があまりに多く、
まいりましたが、
会を代表する立場で多くの団体とお付き合いさせていただき
勉強になりました。
多くの会員を抱える会の運営についても、
貴重なマネジメント経験でした。
有給休暇がとれる保護者の方は、
若いうちにぜひ経験されると良いです。

学校の大事な行事である卒業式が迫ってきました。
ちょうど1年前、自分は会長として
6年生に祝辞を贈りました。祝辞を読み上げながら、
子どもが小さかった頃の思い出がよみがえり、
感極まって言葉に詰まり、泣きながら読みました。

式の後で、卒業生のお母さんから、
「自分が言いたいことを全部言ってくれた」と
感謝されました。
あるお父さんからは、
「自分も一緒に泣いてしまった」と言われました。
来賓の民生児童委員さんからも、
感動的な式だったと言っていただきました。


祝  辞

六年生の皆さん、
保護者の皆様、御卒業おめでとうございます。
心よりお慶び申し上げます。
そしてお忙しい中、
子ども達のために御出席賜りました御来賓の皆様、
誠に有難うございます。PTAを代表しまして御礼申し上げます。
六年間の永きにわたり、
子ども達を導いて下さいました先生方、
誠に有難うございました。厚く御礼申し上げます。

六年生の皆さん、卒業する君達に期待することが有ります。
それは、「悔いの無いように生きる」ということです。
世の中には大勢の人が暮らしています。
お金持ちの人、そうでない人。スポーツの得意な人や病気の人。
さまざまな人生が有ります。

君達に聞きます。
お金さえあれば幸せでしょうか。
決してそんなことはありません。

君達は今日坂東小学校を卒業します。
四月になるとこの場所には、君達と入れ違いに、
たくさんの1年生が入学してきます。
まるで小さい弟や妹のようでしょう。
その姿は 六年前の君達の姿なのです。

君達はこの六年間で心も体も見違えるほど大きくなりました。
人や社会について考える力や、自分の心をコントロールする力もつきました。
小さかった頃は出来なかったたくさんの事が、
今では出来るようになりました。これが成長です。

「悔いの無いように生きる」とは、いやなことは避けて、
今さえ楽しく過ごせればいいという事では決してありません。
むしろ逆です。あとで振り返った時、
「あの時は、ああしておけばよかった・・・」
と後悔しないための生き方です。

自分の限界を超えていくことが成長です。
そのためには、自分の弱い心に負けず、
勉強に、スポーツに、遊びや趣味や恋愛に
たくさん挑戦しいくつも限界を超えていってください。
「楽なほうがいい」という考えでは、
君達の能力は全く伸びません。

また、
「人に迷惑をかけばなければなにをやってもいい」とか
「自分さえ良ければいい」という考え方は、
小学生以下の幼稚な考え方です。
人はお互いに助け合って社会は成り立っています。
心も体も大きくなった君達は、
これからは自分のことばかりでなく
困っている人に気づいて助けられる人になってください。
君達のお父さんお母さん学校の先生方もきっとそう願っています。

最後にもう一つ。
自分の一度きりの人生です。
何かいいことを待っているだけでは、何も手に入りません。
自分が主役です。
目標に向かって本気で取り組んでこそ、充実感が有ります。
毎日の生活の中に自分から楽しみや気の合う友人を見つけていくことが、
楽しい人生につながると思います。
これが人生の入り口にたった君達に送る言葉です。

以上をもちまして、私の祝辞と致します。
平成十八年三月二十三日 PTA会長 多田稔
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