春の便り

ある知り合いの方からメールが届きました。

かつての私と同じ、
地方公務員の方ですが、３月で退職され
政治の道を志すそうです。

ぜひがんばって欲しいと思います。

私は、
「直接社会に役立つ仕事をしたい、公共に関する仕事をしたい」
という気持ちから、公務員になりました。

公務員として一生継続して
社会のために仕事をすることは立派なことだと思います。

私の場合は、「社会に役立つ仕事をしたい」という
気持ちの延長上に、今の目標が見えてきたので、
まったく別の方向に進んでいるわけではありません。
自分としては、自然な流れです。

公務員が政治家を目指すには、
行政の仕組みや予算、法律に精通している点は
向いていると考えられます。

しかし、
お役所仕事と呼ばれるような、
役所内部の文化でしか判断・行動できないようでは
市民の感情と、ずれてしまいます。

昨年のブログで、
キャリア・デザインとの関連から政治家を考察しました。

１　キャリア・デザインとは
（１）キャリアとは
キャリアとは、「長い目で見たときの仕事生活のパターンや意味づけ」。
※「働く人のためのキャリア・デザイン」金井壽宏より

（２）デザインする意味
たった一度の人生において、
仕事は、賃金を稼ぐ以外にも自己実現や自己成長の機会にもなる
重要な意義がある。
与えられる仕事に対して、全く受け身で過ごすのではなく、
仕事の意義を考えたり、自分の真にやりたいことを意識して
主体的にキャリアをデザインしていくことがキャリア・デザイン。

収入の多さや、
地位の高さだけが、
働く目的や意義ではありません。

せっかくの一度きりの人生です。
人生の多くの時間を費やすに値する
働き方や、働く意味を
多くの方にも意識して頂けたらと思います。