伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

行政経営、地方政治、そのほか人生にプラスの楽しいこと eメールアドレスkucctada@mail.goo.ne.jp

大掃除 片づけの魔法 捨てる技術

2011-12-08 16:31:03 | デザイン  (キャリア・デザインも含む)
年末なので「片づけ」と「捨てる技術」について
ご紹介しましょう。

「人生がときめく 片づけの魔法」
これは、片付けコンサルタント近藤麻里恵さんが書いた本。
私は夏ごろ買って読みましたが、
最近かなり売れているようです。

近藤(こんまり)さんは、
床が見えないほど散らかった部屋も
ホテルのようにきれいに変える、片づけのプロ。

まだお若い女性ですが、
人生の八割を片付けに費やしてきました。
幼稚園年長からESSEやオレンジページ等の主婦雑誌を愛読。
小学校で就いた係は「整理整頓係」。
中学3年でベストセラー『「捨てる!」技術』を読んで開眼。

大学2年のとき、片づけコンサルティング業務を開始。
「一度習えば二度と散らからない」ことが評判になり、
レッスン卒業生のリバウンド率ゼロをキープ中。

それでは、
こんまりさんの本からご紹介します。

-----------------------------------

まずは「捨てる」を徹底。
そして、一気に、短期に、完璧に片付ける。
これを正しい手順で行えばリバウンドなし。

こんまりさんの「片づけ」は、
物理的な整理収納ノウハウではありません。
収納を増やすやり方では、いらないものまで
余計に効率よく溜め込んでしまいます。

こんまりさんの「片づけ」は、
「過去に片をつける」こと。
その結果、人生で何が必要で何がいらないか、
何をやるべきで何をやめるべきかが、
はっきりとわかるようになるのです。

「部屋の乱れは心の乱れ」と言われます。
散らかすと言う行為は、問題の本質から目をそらすための
人間の防衛本能です。

片づけをして部屋がさっぱりきれいになると、
自然と自分の気持ちや内面と向き合わざるを得なくなります。
目をそらしていた問題に気づかされ、
いやがおうでも解決せざるを得なくなる。
人生のリセットを迫られるのです。
その結果、人生が大きく動き始めます。

まずは、「捨てる」を終わらせる。
物を捨てる前に理想の暮らしを考える。
触った瞬間に「ときめき」を感じるか。
片付けとは「モノを通して自分と対話する作業」。

「適正量のカチッとポイント」がくるまで減らし続ける。
家にある「あらゆるモノの定位置」を決める。
モノを捨てる前に「収納のワザ」に走ってはいけない。

部屋を片付けると、なぜかやりたいことが見つかる。
本当にすきなモノ、好きことを意識することで、
普段の生活が生き生きしてくる。
会社を辞めて起業した方もいる。
片づけは自分のたな卸し。

キャリアウーマンのMさん。
捨てたくないもの第1位の膨大な数のセミナー資料を捨てたら
心の重荷が取れました。
いつか読み直すかもしれないと思っていた500冊の本を捨てたら
どんどん新しい情報が入ってくるようになった。
大量の名刺を捨てたら、会いたいと思っていた人から連絡が来るようになった。

自分の判断に自信が持てない人は、
自分にも自信がない。
ある女性のケースでは、自分に自信がなく、
変わらなければ、変えなければという思いが強かったが、
このままの自分でいいと思えるようになりました。

モノを捨てることで、決断力が磨かれます。
捨てずに溜め込むことで、その機会を逃しています。

こんまりさんの言葉です。(要約)
本当は、部屋の片づけなんてしなくてもよいのです。
片づけをしなくても死にはしないからです。
世の中には気にもしない人も大勢います。
でも、そういう人はこの本を手にとりもしないでしょう。

この本を手にとったあなたは、きっと、
現状を変えたい、人生をリセットしたい、輝かせたい、
もっと今の生活をよくして行きたい、もっと幸せになりたいと
考える、きわめて意識の高い人です。

「片づけ」なんてさっさと終わらせて、
「あなたが本当にときめくこと」に大いに時間と情熱を注いでください。
あなたが心底ときめく使命を見つけるために、
片づけが大いに役立つことを、
声を大にしていいたいと思います。

「人生がときめく 片付けの魔法」近藤麻里恵
(サンマーク出版)1400円+税

-----------------------------------------
以上が本のご紹介です。

私は、仕事や人生、政策などいろいろなことを
考える上で「デザイン」が重要だと考えています。

本当に必要なもの、重要なものを選び、
何が欠けているのかを考え、最適の組み合わせを考える。
それがデザインです。
そのためには、しっかりと
不要なものを見極めて捨てる技術が必要です。
こんまりさんの本は、人生も劇的に変えてくれそうです。

こんまりさんが中学生の時に出会って、
片づけに開眼したと言う伝説の本「捨てる技術」。

実はこの本も読んだことがあり、
手元にありますので、真髄をご紹介します。

------------------------------------------
捨てるための考え方10か条
 1 「とりあえずとっておく」は禁句
 2 「仮に」はだめ、「今」決める
 3 「いつか」なんてこない
 4 他人の「とっても便利」は、私の「じゃま」
 5 「聖域」を作らない
 6 持っているものはどんどん使う
 7 収納法・整理法で解決しようとしない
 8 「これは捨てられるのでは」と考えてみる
 9 「しまった」を恐れない
 10 完璧を目指さない

さあ捨てよう!テクニック10か条
 1 見ないで捨てる
 2 その場で捨てる
 3 一定量を超えたら捨てる
 4 一定期間を越えたら捨てる
 5 定期的に捨てる
 6 使い切らなくても捨てる
 7 「捨てる基準」を決める
 8 「捨てる場所」をたくさん作る
 9 小さなところからはじめてみる
 10 誰が捨てるか役割分担を決める

「『捨てる』技術」辰巳渚(宝島社新書)680円+税

--------------------------------------------------

「捨てるための考え方10か条」は
国や自治体で行っている事業仕分けや、
不要・不急の事業や予算の査定の際にも使えそうです。

最近の行政の予算では、
事業を開始するときに、あらかじめ事業の終期を決めておく
サンセット方式」などの取り組みもあります。

年末ですので、
自宅や個人事務所の片づけをぼちぼち始めました。

学生時代は、自分のアパートの部屋には、
どこに何があるのか、すべて分かっていて、
おき場所も決まっていました。

今では2階建ての一戸建てに住み、
家内と子ども3人の5人暮らしです。
庭には物置もあります。

いつのころから、物が増えすぎて
何がどこにあるのか、よく分からなくなりました。
思わぬ所からポケットティッシュがたくさんでてきたり、
あっちこっちから乾電池がでてきたり、
逆に、あれどこにしまったかなと見つからなかったり。

1年間まったく使わないものは、捨てる候補です。
5年以上まったく使わないものは、
特別な理由が無ければ、無くても困らないものでしょう。

アパートや自宅の空間は貴重です。
有限の広さであり、お金もかかっています。
何年も使わないモノや、使う当てのないモノを溜め込んで
快適なはずの空間が不要物で埋まっているのは、
せっかくの家や部屋がもったいない状態です。

それと、もう一つ。
皆さんの人生も、実は有限です。
しかも思ったよりも短い。

この限りある時間を、
一番大切なことのために使えるように、
過去と未来を考える、たな卸しの時間も必要です。

みさなんにも、
年末には、素敵な大掃除と、
新年には、本当に大切なものが訪れますように。








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 薄れる国境 ベルギーの場合 | トップ | 自治体破綻 アメリカであいつぐ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

デザイン  (キャリア・デザインも含む)」カテゴリの最新記事