伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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透析と幼稚園

2016-06-06 21:05:58 | Weblog
活動報告配布の家庭訪問を続けています。



(人工透析)

人工透析を受けている方にお話を伺いました。
週3回、長時間の透析を受けるので
体にも、精神的にも負担が大きい。

腕を見せて頂くと、あちこちに
内出血の跡があり、針を刺す場所を探すのが
大変なご様子でした。

以前は市民病院へ通院していた。
今は民間の病院に変わった。
理由をお尋ねすると、市民病院の場合は、
患者を治療するだけなので、自分で病院まで行かねばならない。

別居している娘も、子育て中で、
毎度、車の送迎を頼めない。

一方、その民間病院の場合は、
人工透析患者の家まで、車で送迎してくれるそうです。
なるほど、それならば通いやすいですね。

人工透析は高額の費用が掛かかるので、
病院としても大きな収入源だと思います。
たとえ送迎サービスをしても、トータルで黒字になるなら
経営判断としてはやる意味はあるでしょう。

市民病院の経営としても、
見習うべき点があると思いました。



(公立幼稚園)

豊受幼稚園は市立の幼稚園です。
ある方からあまりに園児が少ないので心配だと、
ご意見を頂きました。

全国的に少子化で、子ども関係の施設は
毎年先細りです。

特に年少児は、保育所の希望が多い一方で、
幼稚園は希望者が減少しています。
その状況の中で、民間の幼稚園は希望者が多く、
市立の幼稚園は非常に園児が少ない状況です。

民間の幼稚園があっても、
希望者が多くて足りないのであれば、
市が幼稚園を設置して、運営する必要性があると思いますが、
現状は逆です。

厳しいご意見として、
市の幼稚園は、子どもが少なくても
真剣に増やす努力をしていないのではないか、
と言われました。

私としても、民間の幼稚園とまったく同じことを
市立の幼稚園が行うのならば、
社会的な必要性が低いと思います。

市として公立の幼稚園を残すのであれば、
民間との棲み分け、つまり民間の幼稚園では行えない幼児教育を
市が行うのであれば、たとえ少数の子どもしかいなくても
社会的な存在意義はあると考えます。

特殊な事情により手がかかる場合、
例えば障害児教育や、外国籍児童の教育など。
少人数ならではの長所を生かした展開が考えられます。

地元の方から見ても、
これほど公立幼稚園の子どもが少ないという状況は、
今後の在り方について、しっかり検討すべき
時期に来ているのだと改めて痛感しました。

真剣なご意見を頂きまして
ありがとうございました。


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