昨日一緒に飲んだサイクルガイドのAさんですが、最も精力的に走っていた時にカロリー消費量の計測をしたことがあったそう。
で、計測の結果、最も自転車を走らせたときの一日のカロリー消費量が7,800キロカロリーだったのだとか!
これって成人男性の三日分のカロリー以上ではありませんか。
「こんなに消費するときって、一日の食事はどうしているのですか?」と訊くと、「一日五食くらいとるのですが、そのときはパンをくりぬいてその中にジャムを詰め込んだもので、ひたすらカロリーを摂取できるようなものを食べていました」
「ものすごい偏食ですよね(笑)」
「ええ(笑)、でもそうやってカロリーを取り続けていないとすぐに低血糖症になってフラフラになるんです。自転車の強者って、走るための筋肉はもちろんすごいのですが、内臓が強くない人は本当に強くなれません。走るスタミナはまさにそれくらい食べることと繋がっているんです」
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そんな会話を聞いていた別の友人が、「そういえば、我々の仲間にもサイクリストがいるんですが、登山をしたところ全く歩けなくて、周りから笑われていましたよ」と割り込んできました。
するとAさんも、「そう、そうなんです。サイクリストは自転車に特化した筋肉しかつけていないので、実は歩くことも立っていることも辛いんです」
「自転車に乗る筋肉と歩いたり立っていたりする筋肉は別なのですか」
「そうなんです。以前、ツール・ド・北海道の開会前日の選手を招待したレセプションを目にしたことがありましたが、夕方に立食パーティをしていたのですが、それが選手たちからは不評でした。彼らは立っているのが辛いんです(笑)。見ていたらすぐに座り込む人もいましたよ」
「はあ、自転車選手の気持ちというのも素人の我々にはわからないものですね」
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Aさんを始め、自転車に乗る人は皆スリムに見えますが、これはカロリー消費量が多いのと、筋肉がそういうつき方をするからなのでしょうか。
自転車はダイエットにもよさそうですね。
ところで、ダイエットと言えば渓流釣りもまたダイエットに良いのではないか、というのが私の感想。
それは、足場の悪い石の上を歩き続けることからカロリー消費はそれなりにする反面、釣りの興奮でアドレナリンが出ているために、時間がたってもほとんど空腹感を感じずにいられるからです。
お昼の時間だから食べておかなくちゃ、とお弁当などを食べますが、空腹感から食べることはほとんどありません。
空腹を忘れて歩き続け、それが興奮のために全く辛くないというのですから、これはダイエットに最適なのではないでしょうか。
私よりも釣り歴が長い皆さん、フライフィッシングはダイエットに通じるというこの私の仮説をどう感じられますか?
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