国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

品詞レジュメ

2018-10-21 20:31:44 | 国語

品詞(例にあげている単語は重要単語なので辞書で調べて要暗記。全ての単語は品詞にわかれるのだ。)

● 自立語(それだけで意味がわかる。文頭における単語)
○ 活用する(下につく単語によって形が変わる単語)=用言
・ 動詞(主に終止形が「U(ウ段)」で終わる。例外は「あり=ラ変」)例―かづく。ことわる。きこゆ。たのむ。
・ 形容詞(原則として終止形が「~し」で終わる。例外は「同じ」「多かり」)例―うつくし。あをし。いとほし。
・ 形容動詞(終止形が「~なり」「~たり」で終わる。例―らうたげなり。ことわりなり。なのめなり。堂々たり。
○ 活用しない修飾語
・ 副詞(主に用言を修飾する)例―なほ。わざと。え(~打消)。な(~連用形+そ)。
・ 連体詞(名詞を修飾する)例―ありつる。ありし。あらぬ。なんでふ(なでふ)。※ 他の説もある単語が多い。
○ 活用しないで修飾しない単語
・ 接続詞(単語・文節・文をつなぐ)例―しかるに。さらば。さて。※ 元は別の単語の組み合わせが多い。
・ 感動詞(感動、呼びかけ、応答などを表す独立語)例―あつぱれ。あはれ。いざ。いさ。あな。
・ 名詞(主語になる単語)例―ゆゑ。よし(由)。ほだし。ほど。おほせごと。在原業平。きこえ。
● 付属語(それだけで意味がわからない。自立語につく。文頭に置けない単語。
○ 助動詞(活用する)例―る。らる。す。さす。しむ。まじ。めり。なり。らむ。らし。べし。き。つ。り。
○ 助詞(活用しない)例―だに。こそ。ぞ。なむ。や。か。で。
※ 付属だからおまけかぁと油断なさることなかれ。付属語が解釈で大事なので注意。

参考
品詞分解・・・文や文の一部分を単語にわけ、品詞に分類していくこと。活用を理解することと、付属語を見抜くことが大事。
 例 生駒姫、うつくしければ、をのこらこそものぐるほしかりけれ。
 生駒姫(名詞)うつくしけれ(形容詞)ば(助詞)をのこら(名詞)ものぐほしかり(形容詞)けれ(助動詞)



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