ガーリーバンドSCANDALに嵌った日

ガーリーガレージなバンド、SCANDALを応援するブログです。

夢の大阪城ホール ~中編~

2013-03-06 01:02:45 | ライブレポ
では引き続き、大阪城ホールのライブレポ(というか、感想? 妄想?)を書いていきたいと思います。
正直、MCでの喋り、あのメンバーの想いのこもった言葉なんかを、レポという形で再構築するのはすごく難しいんですけどね~(^^ゞ あの日覚えた感動を、ちゃんと表現できるのか…不安なままのレポではあります。

まあ、いいや←

言い訳はこれくらいにしてw、参りましょう(n‘∀‘)η



9、Rock’n Roll

この前のMCで、HARUNAが「ここから先も激しいのいくよ?」と言っていたので、なにがくるのか興味津々でしたw 再開1発目は、4thアルバムからストレートな題名のこの曲です。
あくまで個人的な意見ですけど、4thのアルバム、かなり好きなので…そこから選曲されるのは、けっこう嬉しかったりしました(´▽`) 思い入れの深い、懐かしい曲ももちろん好物ですけどね(・∀・)

「あなたのロックになりたい」という直球ド真ん中の歌詞があるだけでも、この晴れの舞台に相応しい曲だと思いますねえ~、コイツは(^.^)



10、Queens are trumps

続けて4thアルバムを代表する曲が続きます。HARUNAがギターをマイクに持ち替えた時点で、なんとなくわかりましたねw
これまでにも、大舞台らしく、ステージ上で炎があがるという特効が何度かあったんですけど、ボクの頭のなかでこの曲のときだけ、やけにハッキリ覚えています。「QAT」と炎って、めっちゃ相性よくないですか?(^.^)←誰に聞いているやらw

サビのところ、ギターとベースがうねるように演奏されるのが、すごく身体を動かすのです(´▽`) 縦ノリ、っていうより、グラインドみたいな感じの波打つノリですねw
何度も書いてますが…今でも十分カッコイイ曲なんですけど、これでよっちゃんギターが鳴らすピッキング・ハーモニクスがCDのように加わったら、まさに完璧。SCANDALがまたひとつ、突き抜けるように思えてならないんですよね。
MAMIに期待してるんですけど、構成上難しいのなら…いっそHARUNAがやっちゃうのもアリだと思うんですが、いかがなものでしょう?←誰に聞いて(略)w



11、カゲロウ

グッときたなあ~…
やってくれる、とは思っていましたが、期待に応えてくれました(´▽`) そこにシビれるゥ、憧れるゥゥ!!

いや、やっぱりですね、初期のライブからずっと支え続けてくれている「カゲロウ」は、どうしてもこの城ホールのステージで聴きたい曲のひとつだったのです。
「BABY」や「瞬セン」のような、歴代エース曲はいくつかあるんですけど、「カゲロウ」は紛れもなくそのうちのひとつ。ボクが初めてSCANDALのライブを見に行ったときも、ラストはこの曲だったと記憶しています。

で、衝撃を受けたんですよねえ~…
対バンライブで、必ずしも会場全体が沸いていない状況。アウェイな雰囲気のなかで、それでもグサリとささる衝撃を残したのが、この「カゲロウ」ですから。

あの衝撃を受けて、「SCANDALはずっと応援する価値のあるバンドだ!」と確信を持ったんですよね。このコたちは、やる、と。
それは売れる売れないという話じゃなく、人間として応援する価値のある存在だと、確信したというか。
心揺さぶられたまま、気がついたら4年が経ちましたよw ボクの原点回帰、という意味では「カゲロウ」は絶対必要な曲でしたから、嬉しかったですねえ。

しかも、ラストの高音に駆け登っていくところも、いつもより2段階さらにあがってましたねw まさにスペシャル!
MAMIのギターもアレンジが効いている感じで、郷愁に浸るだけでなく、スキルアップをも感じさせてくれました。
いつ聴いても、名曲のひとつですね。



12、HARUKAZE

最近、なぜか「HARUKAZE」を聴くと、涙がでるんですよねw
そこまで大好き、ってわけじゃなかったはずなのに(もちろん、好きですけど)、季節のせいか、上のステージに向かっていく、気概ある歌詞のせいか、ここにきてやけに刺さるのです。
半ば条件反射的に、視界が潤んだりしましてw

いい曲ですね。しみじみ思います。



MC

大阪城ホールを迎えた今の気持ちを、HARUNAが代表して語りました。

ここはですね、言葉にするのが、とても難しいです。なんか、安っぽくなっちゃいそうで。

ボクがHARUNA好き、のせいかもしれませんけど(^^ゞ、彼女の言葉、好きなんですよ。飾りはないけど、ウソもない、って伝わってくるので。
胸に迫る想いはあるはずですが、そこを必要以上に出さず。涙もださず。
でも、彼女に去来しているであろう感情や、感謝の気持ちはわかるので…胸打たれるんですよね。
技に走らないんだけど、的確に感情が伝わる…HARUNAのMCは素晴らしいと思いますね。いや、お世辞じゃなくて。根底に素直さがあるからこそ、ああいうMCがなにげなく出来てしまうんじゃないですかね。

これを聞いていたTOMOMIが泣き顔になり…それがスクリーンに映し出されるものだから、感動せずにはいられなかったです。
で、いかんよ。観客の皆さんが、ここでTOMOMIに声援送るんだもんw
そんな愛を見せられたら、よけいに感動してしまうw ここは、あと一歩で崩れ落ちるんじゃないかってくらい、涙腺の危機でしたw

もし、ここでHARUNAが泣いていたら…たぶん、とんでもないことになっていたでしょうねえw ボクもそうだし、メンバーも、会場全体も。
以前のZepp TOKYOがいい例ですが、HARUNAが泣くのを見たら、他のメンバーも耐えられなくなると思うんですよ。MAMIにしても、ほとんど涙を見せないひとですけど、あのときは違ってましたからね。

ヘンな話、TOMOMIが泣くのは覚悟していたというかw、それがTOMOMIなんですけど、HARUNAは基本、泣かないんですよね。
それは自分が泣いたらとんでもないことになる、という自覚も多少はあるんでしょうが、一番は「ステージをやりきる」ということに、意識が向いているからでしょう。
城ホールという特別な場所ですから、グシャグシャに泣いて崩壊しても、ファンは納得したと思うんですよね。泣いても構わないステージ、だったはずです。だけど、普通に「ステージをやりきる」ことが当たり前になってるんでしょう。感動もあるけど、それ以上にHARUNAのなかで、この先のステージもビシッとやりきる意識の方が強い、と。

で、ですね。

ふと思ったんですが、実はHARUNAのなかで、本当の意味で夢を叶えていたのは、あのZepp TOKYOのときだったんじゃないかな…と強く感じるようになりました。

SCANDALというバンドが生まれて、4人が初めて持った夢が大阪城ホールなわけです。
でも、HARUNA自身は、その前から音楽で生きていく、という大きな夢があったわけで。葛藤の末に、好きで始めたダンスから、バンドの道を選んだのも、根底にはひとりの夢見る普通の少女・はるちゃんの物語があったわけですよ。
それはもちろん、大阪城ホールのように大きな声で言っていたわけじゃないですけどね。ごくごく当たり前の夢として、いつも胸に秘めて持っていた。RINAも、同じような心境でしょう。

今でこそ、Zeppより大きな会場を簡単に満員にするSCANDALですが…デビュー当時は、Zeppでやるのは大きな目標のひとつだった、と思うんですよね。Zeppより少しキャパの少ないSHIBUYAーAXで雨上がりの決戦やったときに、AXでワンマンやるのは、夢のひとつだった、と言ってましたし。

ボク自身も、ファンとして、Zeppでツアー組めるようなバンドになってもらうのが、最初の目標でしたし。
というのは、ライブバンドでZeppを回れるようになったら一人前、という認識があったからです。そこまで到達したら、プロとして十分やっていける、と。バンドとしては、十分な人気だと。

HARUNAも同じような感覚だったとしたら…Zepp TOKYOでの涙は、実に納得なんですよ。
あの時点で、夢見る少女はるちゃんの子供のときからの目標は…達成したんじゃないでしょうか。一人前のプロになった瞬間、とでもいいますか。
そう考えると、大阪城ホールで涙を我慢できたのも、わかるような気がするんですよね。

MAMIはまた、前回にも書いたように、メンバーの夢が達成するのを見るのが夢ですから…
HARUNAが泣かなければ、涙をこらえられるのも納得です。

RINAにしても、状況はHARUNAとよく似ているでしょう。このふたりは、結成当初からプロ志向を持っていたふたりですからね。
瞳を潤ませていたものの、号泣までに至らなかったのは、すでにある意味で夢は叶っていた、というように思いますね。大阪城ホールは4人の象徴的な夢ですけど、実際には他にいくつも夢があったわけで。

そう考えていくと、今回の大阪城ホールが、人生で初めて持った夢だと断言するTOMOMIが突出して泣いていたのは、よくわかる気がします。
TOMOMIはHARUNAやRINAほど、プロ志向じゃなかったですからね。
楽しみながらダンスやボーカルをやっていて、その延長でバンドを始めて…そこではじめて、明確に持った夢が、大阪城ホール。
だから、誰よりも、TOMOMIが一番、今回のライブに感動したんじゃないかなあ~。
始まった瞬間から、TOMOMIが涙していたのも、すごく理解できるような気がしますね。始まってすぐ、感極まったファンの方も多いと思いますが、同じような感情にあったのがTOMOMIだったと思います。



13、one piece

感動的なMCを受けての再開は、この曲しかないだろう、という「one piece」でした。
なにしろ、大阪城ホールのステージに立ったときのことを想像して作られた曲ですから…まさにこの日のための曲といっていいと思います。

字幕がスクリーンに表示されていたのが、印象的でしたね。この曲、この状況に関していえば、歌詞は超重要なので…SCANDALの歩んだこれまでと、歌詞とを重ねあわせて涙した方も多いんじゃないでしょうか。

正直にいえば、ボク的には「会いたい」の方が涙腺破壊力はグッと高いんですけどね(^^ゞ

もちろん、「one piece」をやらないでなにをやる! というくらい、大阪城ホールでは重要な曲ですから、納得はしてるんですけど…できれば、「会いたい」も聴きたかった、というのはド本音です(^^ゞ

「会いたい」はHARUNAの私小説みたいなものですからねえ~。どんな作家でも、自分の人生をさらけ出した傑作がひとつだけできる、らしいんですが…HARUNAにとっての「会いたい」は、まさにそれ。恐らく、これ以上の傑作はなかなか生まれてこないと思います。
ただ、「会いたい」をやったら、さすがのHARUNAも壊れていたかもしれないので…w
敢えて避けたのかな、と都合よく解釈したいと思います(^^ゞ

「one piece」は歌詞が一番いいのは確かですけど、ふたりのギターもいいんですよね…あと、大サビではいるTOMOMIの歌とw



まだまだライブは続くんですが、さすがに今日中に全部書くのは難しいので…今回は、ここで切らせていただきたいと思います。
明日こそは最後までいけると思うんですが…むむむ(`・ω・´)

というか、ホントに長々と書いてすみません(^^ゞ レポというより、明らかにそれ以外の文章が多いというw