ガーリーバンドSCANDALに嵌った日

ガーリーガレージなバンド、SCANDALを応援するブログです。

TOMOMIの「無邪気さ」を考える①

2009-07-27 01:13:42 | メンバーの魅力を語る
メンバーの魅力を語るシリーズ・シーズンⅡwのふたりめは予告どおりSCANDAL随一の天然キャラ、ベースのTOMOMIです。
実は今回のブログを書くのにあたり、TOMOMIの何について語るか、けっこう迷ったんですよね。
HARUNAを「プロ意識」でまとめたように、できればそのひとのコレ!といったポイントを抑えたいな、と思いまして。

そうすると、TOMOMIの一番の魅力は多分、「癒し系」な部分だと思うんですよね。「癒し」というコンセプトは、他メンバーにはあんまり見受けられないTOMOMIならではの独特の魅力と思うんですよ。ところが「癒し」という言葉だけでは、どうも彼女の魅力を全て伝えるには足りないような気がしまして。
普段はほんわかしていて、インタビューの最中などでも落ち着きのないTOMOMIはまるで子供みたいですw 番組の途中、飽きてきたのかwくるくると回り出すTOMOMIの姿を何度もみましたしw 本当に子供のままオトナになった(なっていないのかもしれませんがw)というのがTOMOMIの印象です。
一方で真剣に怒るとか、ケンカするとかっていうイメージもほとんどないんですよね。実際なにかのインタビューでメンバーに「TOMOMIが怒るのは見たことない」と言われていたような気がします。これは「癒し系」の要素としてはとても大きなポイントだと思いますよw

TOMOMIの魅力の一端が「癒し系」にあるのは間違いないと思います。ただお笑い担当でもある彼女は(最近はMAMIも担当するようになっていますがw)、「エンタメ精神」という部分も大きな魅力になっているんですよね。
とにかく笑わせよう、楽しませよう、というTOMOMIの精神には頭が下がる想いですw 先日のブログでファンレターの質問に答えていましたが、半分は笑いに走っているという具合でした(^^ゞ
大体からしてうん〇の話題などは、本来なら無視しちゃっていいものなんですけどねw 答えたがるんですよ、彼女はw ひとを楽しませるのが生まれついて好きなんだと思います。

「癒し系」も「エンタメ精神」もどちらもTOMOMIの魅力を表すには外せないキーワードなので、なんとか両方に繋がる部分はないか、うんうん悩んだんですが・・・「純粋」とか「純朴」とかと迷った末に決めたのが「無邪気さ」でした。子供のようでいて、邪心を感じさせないTOMOMIにはピッタリの言葉かと思ったんですが、いかがでしょうw

TOMOMIを見ているとそこに思惑だとか計算などが感じられないような気がするんですよね。ストレートに物事を受け止めて、飾ることなくストレートに自分の想いを表現する。子供といえば確かにそうなんでしょうけどw、誰もができるわけじゃないだけに、無邪気さは魅力に映ると思います。
笑いを取る、という行為は計算があるんじゃないか、とも思われがちですが、彼女の場合は笑いを計算づくで取りに行く、というより面白そうなのでやった、という感覚に近いと思うんですよw ラジオでも変な声などをよく出してますがw、これこそまさに子供そのものです(^O^) 考えてみれば「うん〇」連発するのもまさに・・・ですしねw TOMOMIの魅力の根本は、結局はこの子供のままの「無邪気さ」、にあるんじゃないでしょうか。

カッコイイ、を売りにしているSCANDALのなかにあって、TOMOMIの「無邪気さ」は一際異彩を放つように思います。もちろんTOMOMIも演奏時にはカッコイイ姿を見せてくれますが、それ故普段とのギャップは印象深いと思うんですよね。
しかも彼女の持つ「無邪気さ」は単なるキャラ付けには留まらない効果をもたらしているような気がします。
HARUNA、MAMI、RINAの3人は自分の好きな音楽についてよく語っている印象があるんですが(ブログにもよくかかれてますしね)、TOMOMIは結構好きな音楽のイメージが固まってないんですよね。ボクだけかな?w
ブログのQ&Aでも一応レッチリを挙げてましたが、他にもたくさんあることも書かれていました。HARUNAと同じく安室奈美江さんに憧れてスクール入りしているはずなんですけど、そのイメージもそんなにないですよね(やっぱりボクだけかな?w)
なんと言うか、守備範囲が広いような印象がTOMOMIにはあるんですが、それというのもストレートに物事を見られる「無邪気さ」があるからこそ、彼女はいろいろな音楽や他アーティストさんに触れて素直に感動することができてるんじゃないでしょうか。
SCANDALはなんでもいいものは吸収しちゃおう!という風潮の強いバンドだと思うんですが(まだ成長途上のスキャはどんどん勉強してもらいたいとファンの方も思ってるような気がします)、先輩バンドなどの影響を「無邪気」に取り入れていく姿は微笑ましいものがあります。その態度を代表するのがTOMOMIなのかもしれません。

逆に自分の感情をそのまま出せる「無邪気さ」は、作詞をよくTOMOMIが担当している、という事実によく表れてるように思います。
ボクは作詞なんてまるでできませんが、感情を表に出すのが大事、というのは多分間違ってないと思うんですよ。「無邪気」なTOMOMIにはまさにうってつけですよね。
以前HARUNAが作詞をしているときにブログで「感情を表に出すのが苦手なので、できるひとが羨ましいです」といった主旨のことを書いていたんですが、この「できるひと」ってのがまさしくTOMOMIなんじゃないでしょうか。
感情を隠して背負いがちなHARUNAとストレートにさらけ出して弱さまで見せてしまうTOMOMI。好対照なだけにふたりのコンビは絶妙になるのかな、なんて考えたりしましたw

睡魔との闘いも限界に近付いたので、今回はこれで切り上げたいと思います(^^ゞ

HARUNAの「プロ意識」を考える②

2009-07-22 04:17:05 | メンバーの魅力を語る

我ながらちょっと頑張って前回の続きを書いてみましたw 自分でもこの短期間で続きを書けるとはビックリですw
というわけで前回途中で終わってしまった(正確にいうと睡魔に勝てなくなったw)HARUNAの「プロ意識」について、今回もうちょっと話を進めてみようかと思います。

HARUNAの「プロ意識」についていろいろ書いてきましたが、実をいうとですね、一番重要な部分をまだ書いていなかったりするんですよ。
一口に「プロ意識」といっても、何を持って「プロ意識」とするかは意見が分かれるところかもしれませんね。ただボクは、ぶっちゃけて言ってしまいますが「プロ」はそれで金銭を得てこそ「プロ」だという認識が強いんですよ。
ですので音楽の「プロ」であるならば、「売れる」ことを意識するのはある意味当然のことだと思っています。いや、もっとハッキリ言ってしまうと「プロ」ならば「売れる」ことを当然意識すべきです。

わっ! わっ! 石を投げないで下さい(*_*) わかりますよ。「売れる」ことにこだわらず、自分の表現したいものをなんのしがらみもなく表現することが素晴らしいことだってのは。売れればなんだっていい、なんて考えはボクだって好きじゃないですよ。
「売れる」のが全て、ではないでしょう。売上セールスが悪くても素晴らしい曲はいくらでもありますし、逆にチャートの1位になろうがまるで受け付けられない曲だってたくさんあります。
「売れる」かどうかなど関係なく、ただ自分の能力、感情、嗜好、全てをさらけ出す。そうして創られた曲の方がただ売れれば良いと創られた曲よりも好感が高いのは確かです。「売れたい」という思惑が前面に押し出された曲があったら、そりゃあ正直引きますよねw

ただですね、それでもやっぱり「プロ」はお金を得てナンボだと思います。仕事ですから。
「売れなくてもいい」という考えならば、アマチュアバンドとして音楽を楽しめば十分じゃないですか。
「プロ」になれば多くの方がバンドに関わることでしょう。レコード会社や所属事務所の方をはじめ、凄く多くの方たちが仕事として取り組むわけです。そのひとたちを食べさせていかなきゃいけないんですから。その責任を考えれば「売れなくてもいい」なんて言葉は口が裂けても言えないはずです。
「プロ」である以上は「売れる」ことを意識する。これはボクは絶対条件だと思いますし、義務ですらあると思いますね。(程度には差はあるでしょうけど・・・でもミリオンセラーを狙うアーティストさんも、500枚のCDを手売りするバンドさんも、「売れる」ことへの意識には大差はないはずです)

お金、お金、と言い続けてると、なんだか凄くイヤらしい人間のように思われるかもしれませんがw
ただですね、ボクはお金をもらう、というのは責任が生まれる、ということでもあると思ってるんですよ。
例えばただで貰ったCDがヒドイ出来の曲だったとしても、まあ怒るひとは少ないですよね。でも千円払って買ったCDがそうだったら・・・これは腹が立ってもおかしくないし、またその権利も当然あると思います。

お金を貰う、作品をお金を払って購入してもらう、というのはカッコイイ行為なんですよ。
誰だってお金を得るためにはそれなりの苦労をするんです(一部そうでないひとたちもいますが)。時間を犠牲にし、汗を犠牲にし、時には涙さえ犠牲にしてお金を得る。その大事なお金をアーティストの皆さんは作品と引き換えに貰おうというんです。
これは自信と自負と責任がなければ、出来ません。
「プロ」として作品を売る行為は、実に誇らしい行為だとボクは思うのですよ。

え~、だいぶ前置きが長くなってしまいましたが・・・(^^ゞ
HARUNAはこの「売れる」という点について、非常に意識していると感じられるんですよ。
いや、もっと正しく言うとですね、「売れなければならない」という責任をこれでもかってほどに背負い込んじゃってるような気がするんです。

最近、ボクが一番衝撃を受けたのは(ちょっと大袈裟ですけどw)、「少女S」発売前後のスキャ丼でのHARUNAの発言でした。
発売週での発言がこちら「ん~、なんとも言えない」
週間チャート6位がわかっての発言がこちら「なんかよくわからない」
普通、新曲が出た、となれば社交辞令でも「嬉しい」とか言うかと思うんですよ。
「なんとも言えない」という言葉には明らかに売り上げに対する不安と期待が入り交ざってると思うんですがいかがでしょうか。
一方で結果が出たときの言葉は、嬉しいんだけど素直に喜ぶのを戒めてるようにも受け取れたんですよね。

思えば過去の発言を思い返しても、デビュー時から「プレッシャーは感じている」と言い続けてましたからね。
「重圧はある」「このままじゃいけないと思ってる」「なんかいろいろと考えてしまう」・・・などなど、言葉の端々から彼女を襲っている不安がどれほど大きいのか、想像させられたものです。
これは推測なんですが、長い年月スクールに通っていたHARUNAはデビューすることの難しさと同時に、そこから先生き延びていくことがいかに大変であるのか、身近で見てきているのではないでしょうか。
ダンスではある程度のセンまで行っていたHARUNAだけに、真に迫って感じていたような気がします。
芸能界という世界の厳しさを、ボクのような素人の何倍もHARUNAは知っているんでしょう。だからこそ彼女は「売れなければならない」という十字架と必死に闘い続けているんです。時に悲壮なものとさえ映るくらいに。

それがめっちゃカッコよく見えるんですよw
SCANDALのよさって楽曲の好みはもちろんですけど、勢いとか、楽しそうに音楽と接する態度とかだと思うんですよ。でも彼女たちは間違いなく闘ってる。なんていうか、闘ってる姿勢を感じさせるんです。その先頭を「プロ意識」を持ったHARUNAが歩いているように見えるんです。

いつだったかのラジオの発言で「私たちはなんでもやります!」ってHARUNAが冗談っぽく言っていました。
でも彼女なら本気でそう思ってそうなんですよね。泥臭いことも厭わない。
うん、やっぱりHARUNAはカッコイイです。

HARUNAの「プロ意識」を考える①

2009-07-21 04:12:00 | メンバーの魅力を語る
地域によってはもう夏休みに突入しているところもあるようですが、いよいよ夏本番になってきましたね。RINAも夏休みに入ったみたいで、SCANDALの活動もこれからまた忙しくなる、というところでしょうか。8月の怒涛のライブラッシュが楽しみでもあり(メンバーの体調面が)心配でもあるところですが、なんとかいい夏にしてもらいたいものですね。

一時期に比べるとネタ切れwのこちらのブログですが、これを逆にいい機会として「メンバーの魅力を語る」シリーズを再び書いてみようと思います。とはいえ一度書いちゃってますのでw、これまたネタ不足気味ではあるんですが(^^ゞ 挑戦のつもりでもう一度彼女たちの魅力を考えてみようと思います。

てことで、第一回目はやっぱりリーダーのこのひと、ボーカルHARUNAでいこうと思いますw
スキャ丼での順番がHARUNA→TOMOMI→MAMI→RINAなんで、これが正式な背番号(順番)なのかもしれませんね。今回はこれに準じようと思っています。
前回と同じく、いやそれ以上に今回は妄想が多くなると思いますがw、どうか温かい目で見ていただければ幸いです♪

で、そのHARUNAですが、前回あまり触れなかったことで、HARUNAという人物を語るのに重要と思えるキーワードがあったんですよね。ですから今回はそれをテーマにしようと思います。
それがタイトルにもした「プロ意識」です。
彼女が持つ「プロ意識」の高さは、魅力のひとつとして注目したい部分だとボクは思ってるんですね。

HARUNAの「プロ意識」については諸処の場面で見受けられるかと思います。
例えばライブ時になるとスイッチが入る、というのはその典型ですよね。それまでトークなどではコロコロと笑っていても、いざ演奏になるとカッコイイSCANDALのボーカルとしての顔に瞬時になり、崩れることはありません。本人の言葉でもこのスイッチが入る、という感覚は自覚しているらしいですね。つまり意識的に切り換えてる、という解釈で間違いないかと思います。

トークなどでも、リーダーという立場上受け答えが多いからかもしれませんが、答えにくい質問に対応するのはやっぱりHARUNAという場面が多いように思います。
例えば「短いスカートなのにお客さんの近くまで来て暴れるのは不安じゃないですか?」という質問には「全然気にしてないです」とか。
なんというか、求められてる答えを敏感に察しているという感じがするんですよね。で、その期待にちゃんと応えようとしているように思えるんですよ。

先日のライブでもこんなことがありました。MCの途中、HARUNAの呼びかけに対してお客さんの反応が薄いときがあったんですね。ボクが思うには、ただお客さんが照れてw反応が薄かっただけ、なんですが。
するとHARUNAがすかさず「ゴメンね、わかりにくかったね」と謝ったうえで言い直しをしたんです。
このときにボクは「伝える」ということを凄く意識してるんだなあ、と感じたものでした。伝わらないと意味がない、ということをよく理解しているんですよね。まずお客さんあって、という認識があるんだと思います。もちろんライブの舞台に立つような方々はそうした認識をお持ちなんでしょうが、態度にこれほど出るのはすごく新鮮に思えました。

以前も書きましたが、恐らくHARUNAはそんなに器用なタイプではないと思うんですよ。本人曰く運動もほとんど苦手なんだそうです。RINAは学業とバンドの両立を目指して努力してますが、HARUNAは「ひとつのことしかできないタイプ」らしいですから、勉強も苦手だったんじゃないかと想像できます。(スキャ丼ではTOMOMIにアンポンタン呼ばわりされてましたしw)
ところが頑張っていたダンスでは映画に出演するくらい評価を得てたんですよね。

http://blog.goo.ne.jp/masterworks/e/b61540306720fec784b8e4848c8c2415

こちらには貴重?な当時の写真も
http://www.geocities.jp/maimindfeel/sp-mayu-with-st1.html

実はこの映画、レンタルして見たんですけど(どんだけ好きなんだって話ですがw)、脇役としてはHARUNAの扱いは良かったと思いました。ソロで踊る場面もありますしね。(とはいえ脇役なので出演時間はほんのわずかですけどね(*_*) )ダンススクールに通っていたとはいえ、誰もがこんなチャンスを与えられるわけではないと思うので、相当に努力したんだろうというのは容易に想像つきます。これをやるんだ、と決めたときの集中力は素晴らしいものがあるんでしょうね。周囲の期待も高かったと思うんですよ。
そこからバンドに移るという決断って、やっぱり並大抵じゃないと思うんですが・・・それでも決断できたのは、デビューするという夢への想いが強かったから、に尽きると思うんです。
つまり彼女は自分の夢や未来を大袈裟ではなく、バンドに賭けたんですよね。
それからは持ち前の努力と集中力と根性をバンドに捧げてきたんでしょう。基本、不器用な彼女はそうしなければならなかったと思います(なんだか失礼な言い方の気もしますが(^^ゞ)ただその一方で、選択してこの道に決めたであろうHARUNAは、ある程度冷静に見詰める部分も持っていたと思うんです。

ん~、うまく説明できてますかね? あんまり自信がないなw
私はこれで生きていくんだ、という強い意志を持ってバンドという名の剣を握った、という感覚でしょうか。ちょっとカッコつけすぎました?(^^ゞ
だからこそやらなければならないことが客観的に見えているような気がするんですよね。「プロ意識」もそこから生まれているんじゃないでしょうか。自分が生きていくためにはどうすればいいのか、常に考え続け、意識し続けているような気がします。

ちゃんとした文章になっているかちょっと自信がないですがw、とりあえず今回はここまでにしたいと思います。「伝える」のってやっぱり難しいですよねw

楽器を持つこと

2009-07-16 01:23:24 | SCANDAL考察
「少女S」リリースの前後一ヶ月はテレビ出演やらイベントやらライブやらで、話題盛りだくさんの日々が続いたんですが、さすがにここ最近は落ち着いてきましたね。新曲の「BEAUTeen」もまだ詳細は闇の中、とあってなんとなく寂しい気もしますが、考えてみればこれが普通の状態なわけでw これまでがお祭り状態だったんだと改めて感じます。

「メンバーの魅力を語るシリーズ」が予想外に好評いただけたんで(^^ゞ、またこの機会に書いてみようなどとも思ってますが、今回は「楽器を持つこと」の意味について、自分なりの考えを語ってみようかと思います。いや、地味な話題ですいません(^.^)

バンドなんだから「楽器を持つ」のは当たり前だろ、と思われるかもしれませんが・・・(^^ゞ、SCANDALの活動やメンバーの言動を見てるとつくづく感じることが二点あるんですよね。「楽器を持つこと」がこんな作用をもたらすのか、ってことなんですが。

ひとつはチームとしてのまとまりが生まれる、ということです。
これについては先日放送された「うたたね」で、HARUNA自身も言っていましたね。「バンドをやることでしかわからないチームの大切さがあるんじゃないかと思う」と。この発言を聞いてボクもひとり大きくうなずいていたものです(って何様ですけどw)
複数のメンバーでチームを作る、というのはなにもバンドだけに限った話ではないですよね。恐らくスキャのメンバー自身もスクールでダンスのチームを作ったりしていたはずです。アイドルグループにしてももちろんチームですよね。バンド、ダンス、アイドル・・・形態は違っても、集団でパフォーマンスを見せるためには、どんなチームにおいても「和」というものが重要になってくるのは共通しているはずです。

ただ、これはボクの勝手な感じ方ですけど、ダンスやアイドルグループに関して言うと、チームとしてまとまってひとつのパフォーマンスを見せながらも、それぞれ個々が闘っているようにも見えるんですよね。
ダンスで言えば、他のひとよりもよりシャープな動きを競っている。アイドルで言えば、より自分が魅力的に映るよう努力している。集団でありながらも、己の持てる技量を全力で出し切って競い合ってる、という面があるように感じてしまうんですよね(ダンスやアイドルに詳しい方がいらっしゃったら、もし違うなら訂正していただければと思いますがw)
あ、もちろん批判ではないですよ。その全力で競い合う、というのは元々体育会系にいたボクは決して嫌いではないのでw

一方でバンドに関していえば、「曲を奏でる」という大前提がありますから、協調性という面がより重要視されてるはずなんですよね。ギターやベースやドラムがひとりで暴走し始めちゃったら、どう考えてもアウトですからw
ベタな言い方ですけど、チームがまとまらないとパフォーマンスの成功は有り得ないわけで、バンドをやったことでわかるチームの大切さ、というものは確実に存在しているんだろうなあと思います。(ボク自身バンド経験がないので、あくまで想像ですw)

ただですね・・・ちょっと話が逸れちゃいますが、バンドがひとつの曲を演奏するために全員が力を合わせる、というのは間違ってないはずですけど、裏を返せばその「ひとつの曲」を作るのはすご~く大変だ、ってことでもあると思うんですよね。だって全員が気に入ってなきゃならないわけですよね? そこまでは言いすぎにしても、納得いかない曲、気に入ってない曲のために全力を尽くすのは苦痛な作業なはずですよ。
よくバンドの解散などで「音楽性の違い」が理由になったりしますよね。以前はボクも「またまた~w」ってな感覚で捉えてたんですが、バンドをやってる方の話を聞くと、音楽性が合うのって凄く大事なんだなァって思いました。やっぱり皆さん、自分の好きな音楽を奏でたいわけで。人間誰しも好みは千差万別ですから、ピッタリ一致するわけなんかないので、打ち合わせしながらみんながちょっとづつ妥協してるってことが多いような気がします。バンド経験のないボクが言うことなんで、あくまで想像ですけどねw

以前ラジオでDJの赤坂泰彦さんが「バンドは売れることより続けてやることの方がずっと難しい」といった主旨の話をしていたように思います。違ってたらごめんなさいm(__)m でもボクも身近なバンドマンに音楽性が合うことの重要性を聞いていたので、凄く納得してしまいました。心底好きなものを他の方に合わせて我慢するってのは、想像以上に苦痛なことですから。
ですので、今、SCANDALのメンバーが凄く仲がいいのを見てると、本当に嬉しくなってしまうんですよね。
実際、レコーディングなど曲作りの最中には、メンバー同士意見を闘わせることもあるようなんですが(以前ラジオで普段は喧嘩しないが音のことで意見が割れることはあると言ってましたから)、それを越えて仲がいいのは頼もしく思えてしまいます。
このまま4人が、奇跡的な絆をずっと結んでいってくれれば・・・なんて夢想してしまいますねw

さて、話を戻しますね。
「楽器を持つ」ことのもうひとつの作用、それは実力勝負に足を踏み入れる、ということです。

ボクね、世の中の評価って、大きく2種類に分けることができるんじゃないかと思うんですよ。
白黒ハッキリつけられない評価と、ハッキリつけられる評価、です。
ん~、わかりにくいですよねw 例を並べて話させてもらいますね。

例えばアイドルの評価って白黒ハッキリつけられないと思うんですよ。
カワイイ、というのはあくまで好みの問題だからです。AよりBの方が絶対カワイイ、というのは言い切れないはずなんですよ。それぞれの好みによって答えが変わりますから。
お笑いの評価もそうなんじゃないでしょうか。面白い、というのも好みの問題です。
音楽だってそうです。売れてるか売れてないかは数字がでますが、いいか悪いかは好みの問題です。
他にもいっぱいあります。会社内の評価だって、営業で仕事を取ってくるのとそのために書類を作成したのとではどう評価すべきか迷ったりするんじゃないでしょうか。

で、こういった評価というのは、ボクはけっこう争いの元になるような気がするんですよ。
なにしろハッキリと勝ち負けを決められませんから。Aが良いというひとと、Bが良いというひと。どちらが正解なんてあるわけがないので、お互いが自分を正しいと信じているしかないわけです。
ですからね、ちょっと乱暴な話をしてしまうと、アイドルの方やお笑いの方って自分が一番だ、と思い込むことができるような気がするんですよ。
評価というのが目に見えて表れにくいぶん、周囲の声が届きにくくなる可能性があると思うんです。
というのは、ボク自身、若いころはやっぱり勘違いしていた経験があるから、なんですけどね。
自分が作ったものは一番で、周りはわかってないから評価されてないだけなんだ、と思い込んでいました。いやあ~、今から思えば顔から火が出るくらいお恥ずかしい話ですが・・・いわゆる若気の至り、というやつですw

ところがですね、白黒ハッキリつけられる評価になると、こういった勘違いが非常にしにくくなるんですよ。
例えば、スポーツがわかりやすいですよね。活躍の数字がハッキリとでてきますから。イチロー選手がいいひとか悪いひとかは評価が難しいですがw、凄い選手であることは誰も否定できないはずです。
格闘技もそうです。1対1で闘って、どっちが強いかハッキリ決めるんですから。これほど雄弁な評価はありません。
上で述べたように若いころは恥ずかしい勘違いをしていたボクですが、こと部活や空手道場に通っていたときは、こうした勘違いなどはまるで起きませんでした。だってハッキリ自分が弱いってわかっちゃうんですもんw 師範代の先生と組み手をやろうものなら、自分よりひと回り小さい方にボコボコにされるんです(*_*) いやもう、ホントにすいません、って感じでしたw

では「楽器」に関してはどうなのかというと、こと演奏力については比較的ハッキリと評価がでる分野だと思うんですよ。
実際にはよく音楽のことをわかってるのか、あやしいひともけっこういますので演奏力の評価を鵜呑みにするのは要注意ですがw、楽器をちゃんと弾いて音を聞き比べられる、という方は確かに存在します。うまい、下手が評価として下されるんですよ。
そういう意味で「楽器を持つ」ことはスポーツをするのと似た面があると思うわけです。実力勝負に足を踏み入れる、というのはそういう意味なんです。

SCANDALのメンバーが謙虚な姿勢であることは、ファンの方なら多くが知っていると思うんですよ。それは多分、「楽器を持つ」ことと無縁ではないような気がするんですよね。実力を判断されてしまう場で闘っている彼女たちは、自分たちの評価を勘違いなどできないのではないでしょうか。
例えば、「少女S」はオリコンのチャートで10位以内に入りました。数あるバンドのなかでも、そんなにあることではない快挙だと思います。では、その実績を盾にして、彼女たちが自分たちのことをどう評価しているかといえば・・・
恐らく、まだまだだと思い続けてるはずです。
なぜなら、彼女たちより演奏力のあるバンドも、お手本にすべきバンドもいっぱいあることを知っているから。
チャート入りは嬉しい出来事であったのは間違いないでしょう。でもそれを根拠に自分たちが上である、などという勘違いは、チリほども思っていません。それは実力勝負をしている彼女たち、だからこそ謙虚であり続けることができると思うんですよ。

スキャのメンバーが謙虚なのは決してポーズでも、元々の性格でもないとボクは思います。
実力勝負をしている人間の真摯な姿勢が、あの謙虚さに現れてるんだと主張してみましたw

クアトロライブレポ~余韻浸りver.~

2009-07-10 19:53:39 | ライブレポ
いつまで引っ張っとんねん! とお叱りを受けそうですが、前回のライブレポで書けなかったクアトロライブの感想などをもうちょっと書いてみようと思います。
ネタ不足? だからじゃないですからね、念のため・・・w
本当は一気に書くつもりだったんですけど、書きたいことがいっぱいあったんで、書ききれなかったんですよw てことで、もうちょい思い出話に付き合っていただければ(^^ゞ ライブ参戦なんてチャンスは限られちゃってますしね。

新作「BEAUTeen」もまだ謎のベールに包まれたままだし、暇つぶしにでも読んでいただけたら幸いですm(__)m

・今回、TOMOMIの声(MC)を聞けなかったのだけが心残りなんですが、移動したり前にでたりと以前にも増して暴れてた印象ですw 「少女S」のサビのハモリが気を失いそうなほど高い、とか言ってたと思うんですが、ライブで聞くと納得ですw 最初あんまり高いんで、人間の声と思えませんでしたから(え、言いすぎですか?) ダイナミックに右手を動かして演奏するサマはそれだけでもかっこよかったです。

・以前、MAMIのライブでのギターはクールでカッコイイ!と話したことがあるかと思いますが、今回はクールさに加えて余裕のようなものさえ感じてしまいました。まさにギターと一体化しているような感じで、相棒と戯れていましたねえ。あれは見てたら憧れますよ!

・RINAのプレイにも力強さと同時に余裕も感じられて、パフォーマンスのひとつひとつがサマになってました。特にカゲロウの盛り上がっていくラストはホントに見せ場になってますねw ギターってボクのような素人が聞いても上手い下手がそれなりにわかるような気がするんですが、ドラムってわかりにくくないですか?(そうでもない?)なのでハッキリとは言いにくいんですけど、なんか今のスキャの演奏にはグルーヴ感がばっちり出ているように感じたんですよ。それを作り出してるのが実はRINAのドラムじゃないかと。4人が4人とも凄く成長しているんだろうなあ、と感じちゃいました。

・曲と曲の間のツナギもカッコイイんですよね~。だからなんだか畳み込まれてる感覚に陥るんです。

・対バンのオレスカバンドもCDは聴いていたんで、ノリがいいのはわかってました。うん、やっぱり管楽器はひとを幸せな気分にさせますよねw 曲を知らなくても楽しくノレるバンドだと思います。面白いもので、自然にスキャの縦ノリから斜めノリ(?)みたいなノリ方に変わっちゃうんですよね。こういうのは音楽の力だな~と思いました。

・トリの少年ナイフはさすがベテランwの貫禄で、引き出しをいっぱい持っていました。正直にいうと、以前テレビで見たときはちょっとマイルドな曲調だったんで、そういうものかなァと予想してたんですが・・・バリバリのロックでしたねw ナイフとはよく言ったもので、十分尖ってました。特にドラマーの方はカッコイイです。なんかね、縦に叩くようなダイナミックさなんですよ。ライブ終わり、すぐ目の前に偶然いたので握手してもらおうかと思ったくらいでした(てことは結局してもらってませんがw)

・オレスカの演奏中、なにげに振り返ってみたら、カワイイ女の子がめっちゃいい感じでノッてました。うあ~、いいノリだなァ~と思って感心してたら・・・マ、マミたす?! 隣りにはてぃもやんもいるではないですか。どうやら物販会場に移動して、観戦してたようで。いや~、MAMIのノリはホントに良かったですよw めっちゃ楽しんでる感がヒシヒシ伝わってきました。ブログにもオレスカ見たかったことが書いてましたけど、あのノリ見れば納得です。対照的にTOMOMIはずっと真剣な表情でライブ見てましたね。やっぱりプロです。

・オレスカからナイフまでのセッティング期間中、どうやらスキャのメンバー4人で物販に立ってたみたいですね。あるブロガーさんの話だと、とっくに品は売り切れてたみたいなんですけど。交流を大事にする、こんなところがライブバンドの良さですよね。(オレスカやナイフのメンバーさんも物販立ってました)

・物販前はスキャタオルを持ったひとの群れで黒山になってましたw ていうかよく見ると、みんなほとんど動いてませんw HARUNAは影に隠れて最後まで拝むことができませんでしたが、RINAは一瞬隙間から見れました。メガネっこRINAは確かに相当可愛かったです♪

・会場にはどうやらナイフ目当てらしい年配のご夫婦などもいらっしゃいました。他にも明らかにボクよりずっと先輩と思われる方々がチラホラ・・・この方たちを見てふと思ったのは、いや、いいですね! 年を重ねても音楽を楽しむのって素晴らしいことなんだと痛感しました。若い皆さんと一緒になって盛り上がってる姿は、カッコよかったです。というか、年なんて関係ないというのは本当にそうだと思いました。あの会場に入った瞬間、ある意味同志です。特に同じバンドを愛する者なら、これはもう戦友ですよw 七夕の夜から3日経ちましたけど、改めていい時間を過ごせたことに感謝です。