SCANDALの魅力の本質に迫ろうという「SCANDAL論」。その2回目(実質的な1回目?)です。
今回は、SCANDALというグループ、バンド全体の方向性といいますか、音楽性の面を考えてみたいと思います。
ファンの方なら誰でもご存じでしょうが、SCANDALのメンバーは元々はダンス&ボーカルスクール出身で、ロックに詳しいわけでもなければ、楽器にもほとんど触れたことのない子たちでした。
でもって、デビュー当時はいかにも女子高生といった風情の制服に身を包み、全員が長い黒髪で統一してました。意図するところは、「ふつうの女子高生がロックバンドをしている」ことの強調、といったところでしょうか。(不良っぽさとか、タレントっぽさを排除してるのが、これまでのガールズバンドとは違うところでしょうかね)
これらの経歴だとか、外見を見たら、まず多くの方は「これはふつうのロックバンドとは違った、かなり異端な存在だぞ」と思うんじゃないでしょうか。(事実、異端なんですけどねw)
イマドキのロックバンドというと、ロックが根っから好きで、ストイックに自分の音楽性(ロック)を追求している、というイメージですが・・・そこにいくと、スキャちゃんは「ロックバンドの世界からは、すごく遠く離れた世界の住人」というイメージを持たれてもおかしくないわけです。実際のところ、SCANDALのアンチ、という方はこうした印象を今でも持っておられるんじゃないですかね(^^ゞ
しかしですね、こうした経歴や外見から来るイメージに囚われすぎていると、大事な「本質」を見逃す、とボクは思ってまして。
SCANDALは確かに異端なんです。特殊なんです。
ところが、その音楽性は・・・実はむしろ、「王道」なのではないか? とボクは思っているんです。
例えばですね、こんな話は聞いたことないでしょうか。
ニューハーフの方(身体は男性なんだけど、心は女性の方)の仕草や動作は、本物の女性の方より、むしろもっと「女性らしく」なる、と。
ニューハーフの方は、女性でありたい、自分をもっと女性のように見せたい、と常に考えておられるので、「女性らしい」動作への研究を怠らないんだそうです。どういうふうに動けば女性らしいか、というのを念頭においているので、本物の女性より色ぽくなったりするそうで。
なにを言いたいのか、というと。
SCANDALは確かに、ふつうのロックバンドとはまるで違うスタートラインに立ってます。ロックへの思い入れも、バンドを始める前には薄かったのは否定できないでしょう。
しかし、だからこそ、「ロックバンドとはこういうものだ」という理想像を、純粋に追い求めることができたように思うんですよね。
いわゆる「王道」のロックバンドを、そのまま目指すことができたんじゃないかと。
ニューハーフの方が「女性らしさ」を常に意識したように、SCANDALも常に「ロックバンドらしさ」を意識することができたんじゃないのかと。
しかもその「ロックバンドらしさ」というのは、スタンダードな、王道な、長きに渡り普遍的に愛されてきた「ロックバンドらしさ」だったと思うのです。
なにしろ、メンバー自身がロックバンドに詳しくないですからね(^^ゞ となると、一番ポピュラーなスタイルを目指すことになるのは、当然の流れだと思います。
これは、メンバーに限った話ではなくて、周囲のスタッフさん(チームSCANDALの面々ということになりますかね)も同じだったでしょう。
ダンス&ボーカルスクールでバンドを始めるよう勧められた、とはいえ、バンド専用の講師がプロとしてのレッスンを叩き込んだわけではありません。(これも、ファンの方ならご存知でしょうけどw)
けっこういい加減というか・・・(^_^;) これまでのメンバーの話などを聞く限りだと、育成プログラムなどありませんから、いきあたりばったりで練習をやらせていった感があります(^^ゞ
それでもおそらく、スタッフさんの頭のなかには、「(王道の)いわゆるロックバンドはこんなことするでしょ?」って感じで指導していったと思うのですよ(*´▽`*)
城天でストリートライブやらせる、なんて、いかにも「ロックバンドだからこういうのやるんじゃない?」って発想から生まれてそうですよねw
他にも小さなライブハウスから回ったり、対バン形式で異色なバンドさんと同じステージにあがったり、CDジャケットやサイトの壁紙にザ・ビートルズをオマージュしてみたり、ザ・ローリングストーンズをカバーしてみたり、演奏がまだ未熟な段階でもソロパートを入れてみたり・・・
「城ホールでいつかワンマンライブをやる」という夢にしたって、めちゃめちゃロックバンドっぽいですからねw 場所が武道館だったら、そのまんま一昔前のバンドさんですw
チームSCANDALというのは、「ロックバンド」を意識するがゆえに、昔ながらの「王道ロックバンド」に実は非常に近いエッセンスを持っている、と思うわけです。
(ただ、その一方でまるでバンドっぽくない動きもしてたりしまして・・・(^^ゞ そのふり幅がスキャちゃんらしいといえばそうなんですがw、そのせいで「本質」が見えにくくなってるんでしょう)
その極め付けが、なんといっても楽曲なんじゃないでしょうか。
バンドの「王道」ということでいえば、作詞作曲はメンバーが行うのがふつうです。そういう意味でいうと、メンバーに作曲もさせる(作詞はやっているので)、という選択肢も、当然あったはずなんですよね。
しかし、恐らくまだ作曲のレベルがプロと呼べるまで到達していなかったんでしょう。(楽器演奏だけでも大変そうなデビュー当時の彼女たちを考えれば、これは当然というか、仕方ないことです)メンバー作曲は諦め、プロに依頼したわけですが・・・
結果的にいえば、この選択によって、「ロックバンドの王道の楽曲」をSCANDALは手に入れた、と思います。
プロの手にゆだねるわけですから、楽曲の完成レベルが高いのは確かですが・・・さらに加えて、ロックの「王道な楽曲」であった、ということが実に大きなポイントだったと思うんですね。
SCANDALが異端な存在である、というのは最初に話しましたけど・・・存在自体が特殊だったからこそ、「王道ロック」をやりやすかったと思うんですよ(*´▽`*)
(ガールズバンドというだけでもレア感はありますが・・・スキャちゃんの場合は、それに留まらない特殊性を持っていますからねえ~。ガールズバンドならば、誰でもSCANDALのように成功した、とは言えないでしょう)
他の多くのバンドさんだと、いかにも、な王道ロックはやりにくいんじゃないでしょうか。それだと、個性が発揮されないので。
数多くあるバンドのなかで存在理由を証明するには、独自性というか、オリジナリティがどうしても必要になってくるはずです。なので「オレたちのロック」みたいな言葉が出てくるわけで(^^ゞ
楽器を珍しいものにするとか、ヴォーカルの声にクセがあるとか、他ではなかなか聴けない変わった楽曲にするとか・・・
バンド世界が成熟し、ある一定のパターンというか、「王道」のようなものが出来上がると、今度はそれを破壊するような個性とか、真新しさが尊重されるようになります。(バンドに限らず、どの世界でも同じようなことは言えるんでしょうが)
結果的に、もっとも一般受けするはずの「王道」が空き家になったりしちゃうんですが、それでも個性を発揮しにくい、というマイナスを考えると、なかなかここに手を出すのは難しいでしょう。
ラーメン屋でたとえるとw、おいしいラーメンの作り方、というのはある程度わかってるわけです。どの店も、本当なら同じような味付けのラーメンは作ることができると。
ところが、その「王道」ラーメンを売りにすると、お客さんがあまり来てくれないわけですよw だって、他の店でもよくよく探せば同じような味は見つかるので。
だったら、店が繁盛するためにどうするのか? 多少、「王道」と外れても、特色があるラーメンにするのが手っ取り早いですよね。味は独特なんだけど、ここでしか食べられないラーメンを作れば、一定の客層はガッチリ掴めるわけです。
それで背油をどっさりいれたりw、濃厚なトンコツにしたり、めっちゃ大盛りにしたり、チャーシューいっぱいにしたり・・・まあ、いろんな特色を出すわけですね(;^ω^)
だけど、冷静になって考えてみると・・・やっぱり一番安定して多くの人においしい、と思ってもらえるのは「王道」ラーメンだったりすると思うのですよ(*´▽`*)
SCANDALの場合は、見た目やら経歴やらで、すでに独自性は打ち出していますw だから、内容面に関しては「王道」を取り入れやすかったんじゃないでしょうか。
ラーメン屋の建物や店の雰囲気は、めっちゃキラキラで普通じゃないとw
だけどいざ食べてみたら・・・ラーメンの味は「王道」なわけですから、美味しいに決まっています(^^ゞ 外観の特殊性とは打って変わって、実は他のラーメン店より「昔ながらのうまいラーメン」の味がしちゃったりするのですよw
だからこそ、ボクみたいなオッサン・・・青春時代に(なんかこれ自体が古臭い言い方ですがw)洋楽ロックに親しんだ世代は、イマドキの若いバンドよりも、SCANDALの楽曲に「ロック」を感じてしまったんじゃないでしょうか。
SCANDALの魅力はいっぱいありますから、ファンの方のなかでも、どこを好きになったかはそれぞれだとは思いますが・・・
ボクとしては、このことは見逃せない重要ポイントだと主張したいです。
『SCANDALは、特殊なパッケージに包まれているが、その中身の本質には〝王道ロック”が根付いている』
これが今回の「SCANDAL論」のまとめになります。
まあ、もちろん「王道」というには、作曲も自分でやらねば、という声もあるでしょうが(^^ゞ、現実問題として高いレベルの「王道ロック」の楽曲を作るのは、そう簡単なものではないでしょう。
最終的にはメンバーが自分の手で、高いレベルの「王道ロック」を作るのが「SCANDALの完成形」だと思っていますが、そこに辿り着くまでにはまだちょっと時間がかかりそうですかね(^^ゞ
実際のところ、多くのプロの方に頼むことによって、バリエーション豊かな楽曲が揃った、というプラス面もありますから、今後の楽曲作りについては、いろいろな方向を考える必要があるように思います。
今回は、SCANDALというグループ、バンド全体の方向性といいますか、音楽性の面を考えてみたいと思います。
ファンの方なら誰でもご存じでしょうが、SCANDALのメンバーは元々はダンス&ボーカルスクール出身で、ロックに詳しいわけでもなければ、楽器にもほとんど触れたことのない子たちでした。
でもって、デビュー当時はいかにも女子高生といった風情の制服に身を包み、全員が長い黒髪で統一してました。意図するところは、「ふつうの女子高生がロックバンドをしている」ことの強調、といったところでしょうか。(不良っぽさとか、タレントっぽさを排除してるのが、これまでのガールズバンドとは違うところでしょうかね)
これらの経歴だとか、外見を見たら、まず多くの方は「これはふつうのロックバンドとは違った、かなり異端な存在だぞ」と思うんじゃないでしょうか。(事実、異端なんですけどねw)
イマドキのロックバンドというと、ロックが根っから好きで、ストイックに自分の音楽性(ロック)を追求している、というイメージですが・・・そこにいくと、スキャちゃんは「ロックバンドの世界からは、すごく遠く離れた世界の住人」というイメージを持たれてもおかしくないわけです。実際のところ、SCANDALのアンチ、という方はこうした印象を今でも持っておられるんじゃないですかね(^^ゞ
しかしですね、こうした経歴や外見から来るイメージに囚われすぎていると、大事な「本質」を見逃す、とボクは思ってまして。
SCANDALは確かに異端なんです。特殊なんです。
ところが、その音楽性は・・・実はむしろ、「王道」なのではないか? とボクは思っているんです。
例えばですね、こんな話は聞いたことないでしょうか。
ニューハーフの方(身体は男性なんだけど、心は女性の方)の仕草や動作は、本物の女性の方より、むしろもっと「女性らしく」なる、と。
ニューハーフの方は、女性でありたい、自分をもっと女性のように見せたい、と常に考えておられるので、「女性らしい」動作への研究を怠らないんだそうです。どういうふうに動けば女性らしいか、というのを念頭においているので、本物の女性より色ぽくなったりするそうで。
なにを言いたいのか、というと。
SCANDALは確かに、ふつうのロックバンドとはまるで違うスタートラインに立ってます。ロックへの思い入れも、バンドを始める前には薄かったのは否定できないでしょう。
しかし、だからこそ、「ロックバンドとはこういうものだ」という理想像を、純粋に追い求めることができたように思うんですよね。
いわゆる「王道」のロックバンドを、そのまま目指すことができたんじゃないかと。
ニューハーフの方が「女性らしさ」を常に意識したように、SCANDALも常に「ロックバンドらしさ」を意識することができたんじゃないのかと。
しかもその「ロックバンドらしさ」というのは、スタンダードな、王道な、長きに渡り普遍的に愛されてきた「ロックバンドらしさ」だったと思うのです。
なにしろ、メンバー自身がロックバンドに詳しくないですからね(^^ゞ となると、一番ポピュラーなスタイルを目指すことになるのは、当然の流れだと思います。
これは、メンバーに限った話ではなくて、周囲のスタッフさん(チームSCANDALの面々ということになりますかね)も同じだったでしょう。
ダンス&ボーカルスクールでバンドを始めるよう勧められた、とはいえ、バンド専用の講師がプロとしてのレッスンを叩き込んだわけではありません。(これも、ファンの方ならご存知でしょうけどw)
けっこういい加減というか・・・(^_^;) これまでのメンバーの話などを聞く限りだと、育成プログラムなどありませんから、いきあたりばったりで練習をやらせていった感があります(^^ゞ
それでもおそらく、スタッフさんの頭のなかには、「(王道の)いわゆるロックバンドはこんなことするでしょ?」って感じで指導していったと思うのですよ(*´▽`*)
城天でストリートライブやらせる、なんて、いかにも「ロックバンドだからこういうのやるんじゃない?」って発想から生まれてそうですよねw
他にも小さなライブハウスから回ったり、対バン形式で異色なバンドさんと同じステージにあがったり、CDジャケットやサイトの壁紙にザ・ビートルズをオマージュしてみたり、ザ・ローリングストーンズをカバーしてみたり、演奏がまだ未熟な段階でもソロパートを入れてみたり・・・
「城ホールでいつかワンマンライブをやる」という夢にしたって、めちゃめちゃロックバンドっぽいですからねw 場所が武道館だったら、そのまんま一昔前のバンドさんですw
チームSCANDALというのは、「ロックバンド」を意識するがゆえに、昔ながらの「王道ロックバンド」に実は非常に近いエッセンスを持っている、と思うわけです。
(ただ、その一方でまるでバンドっぽくない動きもしてたりしまして・・・(^^ゞ そのふり幅がスキャちゃんらしいといえばそうなんですがw、そのせいで「本質」が見えにくくなってるんでしょう)
その極め付けが、なんといっても楽曲なんじゃないでしょうか。
バンドの「王道」ということでいえば、作詞作曲はメンバーが行うのがふつうです。そういう意味でいうと、メンバーに作曲もさせる(作詞はやっているので)、という選択肢も、当然あったはずなんですよね。
しかし、恐らくまだ作曲のレベルがプロと呼べるまで到達していなかったんでしょう。(楽器演奏だけでも大変そうなデビュー当時の彼女たちを考えれば、これは当然というか、仕方ないことです)メンバー作曲は諦め、プロに依頼したわけですが・・・
結果的にいえば、この選択によって、「ロックバンドの王道の楽曲」をSCANDALは手に入れた、と思います。
プロの手にゆだねるわけですから、楽曲の完成レベルが高いのは確かですが・・・さらに加えて、ロックの「王道な楽曲」であった、ということが実に大きなポイントだったと思うんですね。
SCANDALが異端な存在である、というのは最初に話しましたけど・・・存在自体が特殊だったからこそ、「王道ロック」をやりやすかったと思うんですよ(*´▽`*)
(ガールズバンドというだけでもレア感はありますが・・・スキャちゃんの場合は、それに留まらない特殊性を持っていますからねえ~。ガールズバンドならば、誰でもSCANDALのように成功した、とは言えないでしょう)
他の多くのバンドさんだと、いかにも、な王道ロックはやりにくいんじゃないでしょうか。それだと、個性が発揮されないので。
数多くあるバンドのなかで存在理由を証明するには、独自性というか、オリジナリティがどうしても必要になってくるはずです。なので「オレたちのロック」みたいな言葉が出てくるわけで(^^ゞ
楽器を珍しいものにするとか、ヴォーカルの声にクセがあるとか、他ではなかなか聴けない変わった楽曲にするとか・・・
バンド世界が成熟し、ある一定のパターンというか、「王道」のようなものが出来上がると、今度はそれを破壊するような個性とか、真新しさが尊重されるようになります。(バンドに限らず、どの世界でも同じようなことは言えるんでしょうが)
結果的に、もっとも一般受けするはずの「王道」が空き家になったりしちゃうんですが、それでも個性を発揮しにくい、というマイナスを考えると、なかなかここに手を出すのは難しいでしょう。
ラーメン屋でたとえるとw、おいしいラーメンの作り方、というのはある程度わかってるわけです。どの店も、本当なら同じような味付けのラーメンは作ることができると。
ところが、その「王道」ラーメンを売りにすると、お客さんがあまり来てくれないわけですよw だって、他の店でもよくよく探せば同じような味は見つかるので。
だったら、店が繁盛するためにどうするのか? 多少、「王道」と外れても、特色があるラーメンにするのが手っ取り早いですよね。味は独特なんだけど、ここでしか食べられないラーメンを作れば、一定の客層はガッチリ掴めるわけです。
それで背油をどっさりいれたりw、濃厚なトンコツにしたり、めっちゃ大盛りにしたり、チャーシューいっぱいにしたり・・・まあ、いろんな特色を出すわけですね(;^ω^)
だけど、冷静になって考えてみると・・・やっぱり一番安定して多くの人においしい、と思ってもらえるのは「王道」ラーメンだったりすると思うのですよ(*´▽`*)
SCANDALの場合は、見た目やら経歴やらで、すでに独自性は打ち出していますw だから、内容面に関しては「王道」を取り入れやすかったんじゃないでしょうか。
ラーメン屋の建物や店の雰囲気は、めっちゃキラキラで普通じゃないとw
だけどいざ食べてみたら・・・ラーメンの味は「王道」なわけですから、美味しいに決まっています(^^ゞ 外観の特殊性とは打って変わって、実は他のラーメン店より「昔ながらのうまいラーメン」の味がしちゃったりするのですよw
だからこそ、ボクみたいなオッサン・・・青春時代に(なんかこれ自体が古臭い言い方ですがw)洋楽ロックに親しんだ世代は、イマドキの若いバンドよりも、SCANDALの楽曲に「ロック」を感じてしまったんじゃないでしょうか。
SCANDALの魅力はいっぱいありますから、ファンの方のなかでも、どこを好きになったかはそれぞれだとは思いますが・・・
ボクとしては、このことは見逃せない重要ポイントだと主張したいです。
『SCANDALは、特殊なパッケージに包まれているが、その中身の本質には〝王道ロック”が根付いている』
これが今回の「SCANDAL論」のまとめになります。
まあ、もちろん「王道」というには、作曲も自分でやらねば、という声もあるでしょうが(^^ゞ、現実問題として高いレベルの「王道ロック」の楽曲を作るのは、そう簡単なものではないでしょう。
最終的にはメンバーが自分の手で、高いレベルの「王道ロック」を作るのが「SCANDALの完成形」だと思っていますが、そこに辿り着くまでにはまだちょっと時間がかかりそうですかね(^^ゞ
実際のところ、多くのプロの方に頼むことによって、バリエーション豊かな楽曲が揃った、というプラス面もありますから、今後の楽曲作りについては、いろいろな方向を考える必要があるように思います。