ブッキが土産に菓子を2種類持ってきた。
はっきりいって菓子類は日本がいちばんうまい。発想も細工も味覚も日本人の感性は繊細で世界を圧倒する。
ところがマカオの菓子に食指が動いた。
一つはアーモンド入りクッキー。クッキーの地が砂岩のようにざらざらで好みではないが食べてしまう。
もう一つはヌガー状のものにアーモンドが入っていて胡麻をびっしりまぶしている。濃厚で元気が出そう。
食指の動いたのは体重が減っているせいか。食べて体重を増やそうとする意識があるのだろう。
おととい今年最後の桑の実摘みをした。まだ実をつけているが実から水分がどんどんなくなっている。桑の木はこれを黒く熟させるのはもう無理である。
5月20日にはじめてから19日間で8回多摩川へ行ったことになる。
桑の実採取に入ってから63キロ代であった体重がじりじり減りはじめた。毎日数字が減って先月末には一時62キロを割った。毎日やる腕立て伏せ、腹筋・側筋運動など余計なことをやめた。
ゆゆしい病気(ガン)の進行を疑ったくらいだ。
おととしも桑の実採取から体重が落ち始めたので加齢と夏痩せかと思う。
会社勤めをしているころ夏痩せという概念はなかった。皆がいう夏痩せがどういうことかわからなかった。
引退して食事量を減らして体重増加に対処してきた。食べる量を一定にし食べるのは3度とし間食はしない。茶やコーヒーを喫しても菓子は食べない。
それに慣れてしまうと体重が落ちたからといってにわかに食べられなくなる。
自転車で多摩川へ繰り出すのがそんなにぼくの体からカロリーを奪っているのか。ハアハア息は弾むが激務とは思っていなかった。
桑の実摘みは踏み台の上り下りするが静的な時間である。
体重が減るメカニズムがわからない。
妻は汗をかいただけで脂肪が減っているわけじゃないというが水分は毎日似たような量を採っている。汗ではないだろう。
桑の実は終ると初夏の大イベントが終了する。
これから本格的な夏が来る。
多摩川水泳は妻から鍼灸師から眼科医から厳しく諌められた。
これで体重が減るほどの活動はなくなりそう。