2014年08月26日 サハリン発
[カニ密漁カンボジアFOC船船長に600万ルーブル以上の罰金と賠償金]
サハリン地方裁判所は、昨年2013年、カニの密漁を行ったカンボジアFOC船"Атлантис"(アトランテイス)の船長に600万ルーブル以上の罰金と損害賠償金の支払いを命じる、コルサコフ市裁判所の判決を支持した。
"Атлантис"は昨年2013年7月12日、アニワ岬南東ロシア排他的経済水域において、違法に漁獲したズワイガニ(オピリオ)14,445kg、20,935個体を所持していたところ、サハリン国境警備局により発見され拘束された経緯にある。
"Атлантис"の船長は2審においても、罰金30万ルーブルと、国家の水棲生物資源損害への賠償609万7,000ルーブルの支払いが言い渡された。
(関連過去情報 "Атлантис"=“ATLANTIS”事件)
2013年08月02日 サハリン発
[カンボジアFOC船の密漁による7月期の被害額が3,350万ルーブルとなる]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2013年7月期、カンボジアFOC船のカニの密漁により国家が受けた損害額は3,350万ルーブルになったと発表した。
当局は、同年7月期、カニの密漁を行った4隻のFOC船“MARIO”“KATRAPS”“ATLANTIS”そして“TIS-1”を拘束し、48トンの水棲生物資源を押収した。
この中でも大きな事件は“ATLANTIS”だった。
当局が、同年7月12日、アニワ岬南東ロシア排他的経済水域において“ATLANTIS”を検査したところ、違法に漁獲したズワイガニ(オピリオ)14.5トンが発見された。
2013年7月期、当局はFOC船の密漁した48トンの水棲生物資源3,650万ルーブル相当を押収し、活カニを生息地へ海中還元することで、3,630万ルーブル相当の国家の損害を防いだ。
2012年12月14日 サハリン発
[サハリン国境警備局が6週間で10隻の密漁船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2012年12月12日、カニを密漁した"Орлан"(オルラン)を拘束したと発表した。
当局は、"Орлан"が所持していたカニ33トン以上を、科学者の助言を受け、生息地へ海中還元して、2,580万ルーブル以上の国家の損害を未然に防いだ。
2012年11月期以降、当局は、外国漁船の"АМБЕР"(AMBER)、"Атлантис"(アトランテイス)、"58 IWAEA MARU"(第58いわえあ丸)、"Дивайн"(デイヴァイン)、"Эксплорер"(エクスプローラ)を含め10隻の密漁船を拘束し、約50トンの水棲生物資源と、160トンの水産物製品を押収した。