波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

思い付くままに   「人間力」

2017-03-16 10:48:36 | Weblog
この言葉の意味に惹かれた。サウシアラビア世界一の産油国として知られ日本はこの国はから全体の30%の石油を依存している。その国の王様が日本を訪ねてこられた。聞くと将来石油の財産だけでは不安がある。どうしたらよいかと言う事を調べるために日本へきたという。
世界には色々な国があり、その目的に適しているところはたくさんあるとおもわれるが、わざわざ日本を訪ねてきたと言う事はそれなりに大いに意味があることだろう。日本人の一人として光栄であると同時に嬉しくもある。考えてみれば日本は四方が海に囲まれ「水と土と木」しかない国といっても良い。しかし世界でも有数な経済国として立派に認められている事はそれなりに畏友がある。それは他の国にない人々の生活の営みが単一ではないと言う事である。
つまり工場で技術を生かして生産しているものもいれば、哲学や宗教を学ぶもの。また歴史的に培われてきた手工芸で職人として働いてきて確立されたもの様々な分野での「人間力」を持ち合わせて出来た国ともいえる。
「石油」の事しか知らないとか、物流によって富を得る事だけを考える人たちとは違う日本独特の民族の歴史がこの国を支えていると言えるのだろう。
言い換えれば「水と土と木」しか持たない貧しさが教えた知恵が生んだものともいえるともいえる。貧しさは不幸であり、人の品性を貶めると考える人もいるが、貧しさからその意味とそこから立ち上がる知恵を授かり生きていく事を学ぶのが本当の豊かさを身に着ける人の生き方だと考える事もできるのではなかろうか。

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