男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

家系譜新聞4月号 特集:杉田玄白の5つの健康法

2024年03月31日 | その他
 江戸時代の蘭学者、1733~1817年、84歳歿で当時としてはだいぶ長生きをした方です。5つの内容は基本が押さえられていて、現代にも通じる健康法だと思います。
 これをもとに健康の秘訣について考えてみたいと思います。まず老化の原因として思い当たることをいくつか取り上げてみます。

老化の原因:活性酸素
 活性酸素を消去する酵素などの働きも弱まることにより、体内で必要以上に増えると、健康な細胞まで酸化させ、老化が進みます。酸化とは「サビる」ということ。
 細胞膜の脂質が変化したり、遺伝子が傷ついたりした結果、細胞の変異や死滅によって、白髪や肌のシミ・シワ、メタボリック症候群、物忘れ、動脈硬化やガンなどの老化現象や病気が起きるとされています。

老化の原因:AGE
老化を早めるとされる悪玉物質に、AGE(終末糖化産物)があります。これは、体内の血糖値が急速に高くなるとつくられるものです。AGEは、体内のタンパク質にくっつき変性させ、動脈硬化や認知症、がんなど、さまざまな病気を引き起こすかもしれない、といわれています。

老化の原因:ホルモン値の減少
年齢によるホルモン値の減少も、老化の原因のひとつと考えられています。男女とも、元気だった20代と比較すると、見た目や精神的なタフさが衰えていくのを実感したことがあるでしょう。実はそのような変化と比例して、さまざまなホルモンが年齢により減少しているのです。
老化のスピードには個人差がありますが、その差に関係するもののひとつに、長寿遺伝子があります。この長寿遺伝子は、老化のスピードをコントロールする遺伝子といわれ、人間であれば10番目の染色体に存在し、細胞の損傷やエネルギー生産のときに働く酵素です。
では、対策としてどのような事に注意したらよいでしょうか?

対策:血糖値をおさえる
血糖値を上げにくい食事を心がける。GI値の低い食品を取りましょう。急にやりすぎて「低栄養状態」になることは避けてください。かえって老化を早めてしまいます。青魚には認知機能に関わるDHA・EPAが含まれ、肉や卵には記憶や学習能力に関係するアラキドン酸(ARA)が含まれます。脂ぎった肉類は避け卵や魚類が良いでしょう。

対策:運動
運動が大事です。加齢とともに筋肉量が減ってしまいますので、歩くだけではなく週3日くらいは筋トレを入れると良いでしょう。      
手先、指を使う。脳の約3分の1に及ぶ領域が手の動きや感覚に使われているそうです。歳をとると脳からの伝達が手や指に伝わりにくくなります。 指を刺激することにより脳の運動野、感覚野、前頭前野の血流が増加し、手や指の動作もスムーズになり認知症が改善されたデータもあります。
対策:血流を良くする
血流が悪くなると全身が悪くなります。60歳になったとたん歯が気になるとか、明るい場所に出るとしみのような黒いポチポチが見えたので、ニンニクとシナモンを食することを続けました。これらは血管を広げ血行を良くしてくらます。これらの二つの問題は数か月後からまったく出ていません。

対策:頭を使う
頭は使わないとボケてきます。考えたことを文章に書いたりパソコンで作文したりすること。それらの文章を声に出して発言することが大事です。講演会などを頻繁に行っていた若いときと比較して人前で話すことが少なくなると、驚くほど短期間で衰えてしまいます。
声の張り、活舌、皆がわかりやすい言葉での表現、聴衆の反応を見る力、まとめる力、時間配分、起承転結。これらを全部訓練できるので、講話をするのは最高の脳トレです。
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